竜の国を知ろう17
「暫く会えないから、匂い頂戴」
・・・って言われても
どうしてあげたらいいか解らない
マーキングの仕方って、体をこすりつけるか
嘗める・・・だよね
とりあえず、すり寄ってみよっかな・・・
頂戴といって、手を広げたときわちゃんに
ぎゅっと抱き付いて頭ですりすりしてみた
「それじゃつかないよ」
お手本というように、すりっと体をすり寄せてくる
うーん、こう・・・かな
「うんうん、そうそう」
後ろでみているあやめちゃんがぱちぱちと拍手してくれた
な・・・なんか、えっちぃんですけど
首筋あたりをくっつけて、
胸、そして、お腹、下半身
なんか、居たたまれない気分なんですが
全員しなきゃ駄目ですか、駄目ですよね・・・
はい、次ーっと手を広げてる
べにあかちゃんに、違う方法!っていっても
文句言われるのは目に見えてる
はーい、おかーさん頑張りますよー
えっと、首くっつけて
胸くっつけて、お腹つけて、下半身
よしっ
解った、なんかエクササイズみたい
骨盤体操みたいな感じ!
よーし、恥ずかしいはこの際すてて
頑張るわよー
みんな喜んでくれてるしね・・・
しかし、何が嬉しいのかはちょっと解らないけどね
すりーん、すりすりっとね
よし、上手い上手い!
どーだっというように、るりちゃんをみると
いいよ、と言うように、にこりと笑ってくれた
「おかえし」
ちゅっと首筋にキスをして、頭を首筋にこすりつける
引き締まった体をぐいっと押しつけて胸にお腹に
そして、下半身を押しつけてくる
ううう、これ、恥ずかしい、
そして、居たたまれない、うわぁぁぁぁん
「うん、いい匂い」
「こら、匂いつけないでよ、僕らに移るだろ」
次の番のあやめちゃんと、はくちゃんが二人して文句
こくたんちゃんも頷いてる
「普通は、返すもんだろ」
なんて、しれ~としてるけど、嬉しそう
そっか、してあげて、してもらうものなのね
ほんと、挨拶みたいなものなんだね~
「まぁ、いいや、はい」
両手を広げてあやめちゃんが、私を促す
はーい、がんばります
すりすりすりー
「もっと」
ぎゅっと抱き締められて、下半身をすりつけられた
うわぁぁぁん、やっぱりえっちぃっ
えっちぃよぉぉぉぉ
「困ってるから、少しにした方がいい」
ぼそりとこくたんちゃんがいう
こくこくと頷くと、ちぇっ残念といいながら、
あやめちゃんは私を離してくれたけど
やっぱり、満足そう
私には、匂いとか、そういうのは解らないけど
竜にとって、大事な要素なんだよね
正々堂々受けてあげたいし、与えてあげたいけど
どうにも、こうにも、やーらしい感じがあって
おかーさん的には、心臓がどきどきしちゃいますよ
「ん」
こくたんちゃんにくいっと服をひっぱられた
あ、はい、また違う世界にいっちゃうところでした
すりすりとすり寄って、残るははくちゃん一人
はーい、行きますよー
すりすりー
よーし、おしまい
満足そうに、はくちゃんが息をはいて
くんくんと体を匂う
ちゃんとついたか確認かな
「人間って匂い薄いよね」
え、こんなに頑張ったのに、はくちゃん
それはないよ・・・
「気分、きぶん」
ってるりちゃん、事実薄いってことよね・・・
うううう、頑張ったのに
その後、みんなで、ものすごく寝にくかったげと団子になって寝て
翌朝、ブロージュさんとルアンさんに
笑われて、目が覚めましたよ
じゃ、それぞれ頑張ってきましょう!
今日のごはんは、たらばがにーーっ!うまかった、身がぶりぶりしてた、むふーんvあとは、新たまねぎのみそ汁とごはんと、からあげとサラダ
くいすぎー、でも、うまー、そして、今生姜汁すすってまーす、ぐふん・・・でも、ショウガ汁以外と好きだ(慣れ?)では、またあしたー!