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竜の国を知ろう14

「おやおや、叱られちゃってますねぇ」

ブロージュさんが、苦笑しながらそう言ったけど

そんなのんきに言ってる場合じゃないです


「どうしたんですか?」

とりあえず、事情を聞こう

私は、ルアンさんの前に駆け寄った

ルアンさんから、怒りのオーラが見えるぐらい

イライラしてるのが解る


「どうしたも、こうしたも無いって感じだね

 腑抜けた攻撃ばっかりして、集中力の欠片もないね」


みんなばつの悪そうな顔

しょんぼりとうつむき気味の顔に、不安という文字が

書かれてるような気がした

もしかして、たんぽぽちゃんが居ないのが気になってる?


「ごめんなさい」

私が、ぺこりと頭を下げて、ルアンさんに謝る


「何で姫があやまるんだぃ?」

そう言う声が少し慌ててる

ルアンさんが近づいて来て

そっと、私を抱き上げる


「ん?」

さっきと変わって、柔らかな表情

こうやって抱き上げられて、こんな顔されちゃうと

子どもみたいに泣きたくなる


「だって、みんなの集中力がないのは

 きっと、たんぽぽちゃんの事が心配だからだと思うんです」

そう言うと、あぁという表情として


「ああ、そういや、紫の木の所で、へばっちゃったんだよねぇ

 あの子は」

と、言った


そうなんです、長いこと居すぎちゃったんです

もう少し、早く帰ってあげられたら良かったのかもしれない・・・


そう思ってると、うしろからくすくすとした笑い声

ん?ブロージュさん


「たんぽぽは、強くなって帰って来ますよ

 地の力を蓄えてね

 相当頑張らないと、姫さまの一番は

 たんぽぽのものでしょうね~」


え????いやいや、全員一番ですから

そう言おうとしたら

ルアンさんが小さく、しっと言った

あ・・・そういう事ですか

はい、了解しました


「強く、なって帰ってくるのか?」

べにあかちゃんが聞くと

ヴェルデさんが頷き


「ホントはお前らも、各属性の所で居た方がいいけどな

 姫さんいるからなぁ」

えー、私の所為ですか


「うん、ここに居たい、ここが良い」

こくたんちゃんがそう言う


「姫さまの力も相当なものですけどね」

そう言って、笑うブロージュさん

私の力・・・ですか?


「ま、終わりにするなら、そうしましょう

 折角なので、午後の授業としますか?

 ヴェルデ、ロートリアス?」

もう、話は終わったと言わんばかり

二人に話しかけるブロージュさん


うわーん、駆け引きが上手すぎるよー


「駄目、僕らの時間」

と、るりちゃんが、鋭い目でブロージュさんをにらむ


「そうです、そう言う目で向かってらっしゃい

 さ、ルアン、しっかりしごいてやりなさい

 午前中のを取り戻せるぐらいに、ね」


その一言で、ルアンさんは、私を下ろし

みんなの前に進んでいく

みんなは、ルアンさんをにらむように見てる


ふわりと風が吹き、漂う気配が変わる

ああ、確かに、腑抜けといわれても仕方ない

みんなの気配が変わる


ちょっと怖いけど、がんばって

私は、ブロージュさんとゴム談義の続きしますから


・・・というか、ブロージュさんが怖かったのって

邪魔されたから?

ま・・・・まさかねぇ・・・

ただいまー、サイトの水の王の竜項目増やしましたー、今日は、全シリーズ更新実施キャンペーン(笑)です、流石に、大変だ(笑)

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