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竜の国を知ろう12

「ほらほら、起きた起きた」

パンパンと手を叩いてるのは・・・うーん

・・・ルアンさん?


「お、姫、起きたね」

そう言って、私の隣りにしゃがんでくれるけど

私の目はまだ焦点があってない


「寝ぼけちゃって可愛いねぇ」


そう言うと、ひょいっとルアンさんが、私を抱き上げる

え?ええええ???


「びっくりしてるよ」

隣で寝てたはくちゃんがおねむ顔で言う

その隣りのこくちゃんは、大欠伸


寝ころんだままのるりちゃんとあやめちゃん

ときわちゃんとべにあかちゃんは一応立ってるけど

まだ眠そう


「ん」

手を広げて、ルアンさんから私を受け取ろうとする

べにあかちゃん

あれ、ルアンさん渡してくれないんですか?

そう言って、見上げると、ちょっと面白そうな顔して笑ってる


「ホントに、姫は愛されてるねぇ」

そう言うと、ひょいっと、さらに持ち上げた

ひぃぃぃぃ、怖いっ

これは怖い


ルアンさんは、バンザイ状態

私は、その上で、仰向けになってる


「怖がってるから辞めてあげてよ」

はくちゃんがもう一言


「今日は、練習するよって言ってたのに

 降りてこない悪い家族がいるからねぇ」

なんて、言ってる

あ・・・今日って、そっかルアン先生の授業の日だったんだ


朝からするから、自分たちで降りておいでよって言われてたよね


「ごめんなさーい」

とりあえず、謝ろう

下でも、ごめんなさいの声


「まったく、もう昼だよ

 何か合ったのかと心配したけど、

 みーんな揃って寝てるとは思わなかったよ」


ううう、紫の木から帰ってきて

たんぽぽちゃん不在が不安で

みんなして寝不足だったんですー

でも、言い訳にしかならない

もう、謝り倒すしかないっ


「ま、良いけどね、無事なら」

そう言うと、すぅーっと視界が下がる

そして、ルアンさんの笑顔


「はいっ」

もう一回手をだして、頂戴をするべにあかちゃん

「はいはい、悪かったよ」

そう言って、ルアンさんが、べにあかちゃんに私を渡す

竜の人って抱っこするの好きよね


「おはよ」

ちゅっと挨拶

うん、おはようべにあかちゃん


「あんたら可愛いことしてるねぇ

 あたしにもしてくれるのかぃ?」

なんて、ルアンさんに冷やかされたけど


「やっ」

全員一致の嫌の一言で、切って捨てられた


「姫は?」

えええ?私・・・私がルアンさんにちゅうですか・・・

えーっと


「駄目だからね、また嘗めるよ」

・・・る・・・るりちゃーん、挨拶しながら

その脅しはないんじゃないの?


「あっははは、教育行き届いてるねぇ」

ルアンさんは豪快に笑って、

先行ってるよ、準備して降りておいでなんていって

下へと続く階段を下りて行った


さー、挨拶も終わったし

今日もがんばろーっ

遅くなりましたー、それも、宣言なしに、連続で2本あげますー

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