竜の国を知ろう8
「大丈夫か?」
たんぽぽちゃんが、やっぱり具合悪そう
となりにいるるりちゃんが、心配そうにのぞき込んでる
「地の気の多いところよる?」
はくちゃんが聞くと、竜語で、何か答えた
「寄ってもいい?」
そんなこと、聞かなくても、おかーさんはいいけど
他の子は大丈夫なのかな
また、別の子が気分悪くなっちゃわない?
「置いて帰ることになるけどな」
私の表情を読みとったのか、べにあかちゃんが教えてくれる
そっか、やっぱりそうだよね・・・
近場でないのかなぁ、やっぱり、この前の場所まで行くのかな
グランドキャニオンの奥の奥
遠いよね・・・
『家から近い巣に連れて行くぞ』
そう、ヴェルデさんの声
「ヴェルデ、頼む」
短く、固い言葉で、こくたんちゃんが答える
心配だよね
考えてみれば、誰かが気分悪くなったのって初めて?
1回、はくちゃんが私のあざを治そうとした時にあったったけ
でも、寝たら次の日は、もう元気だったもんね
でも、良かった・・・
家から近い場所にもあるんだ
歩いていけるかな
「歩いていける?」
そう聞いたら、は?という顔をされちゃった
「無理、絶対むり」
強調してるりちゃんに言われた
ううう、そんな言い方しなくても良いじゃない
「近いっていっても、竜体で飛んでだよ
それに、歩くの駄目ね」
ときわちゃんに禁止されちゃった
「この世界は、人間に優しくないよ
食べられるよ?」
あやめちゃんに窘められた
そうだった、そう言えば恐竜みたいな
ううん、むしろ、ゲームに出てきそうな
モンスターみたいなのとか、
牙が一杯あって爪が鋭くて、
何これっていう生き物が一杯だったもんね
「治ったら呼ぶ、その時来てね」
たんぽぽちゃんが、囁くように言う
「うん、絶対迎えに行く、
またヴェルデさんにお願いすることになっちゃうけど・・・」
やっぱり、ヴェルデさん、タクシー変わりにしてる
今回は、救急車???
「気にしない~気にしないっ」
ときわちゃんが、くるくる笑いながらそう言う
なんか、お礼とかできたらいいのにね
そう思いながら、今は、たんぽぽちゃんのことが心配
風の速度が変わった
ヴェルデさんも、急いでくれてる
紫の木がどんどん遠くなる
下を見ると、広い広い森
鳥たちが、ヴェルデさんに驚いたのか、
同じ方向に、飛んで、木の緑と、鳥の白さが点々して
花がさいてるみたい
なんか、テレビみてる気分になっちゃう
アマゾンを上空から移して、
それを見てるテレビ
深い森、そして、入り組んだ川
いろんな生物、違うのは竜がいること?
それとも、そこに私がいること?
落ち着いた、ゆったりした気分なれる
この国が大好き
日本が騒がしく思えちゃうぐらい
この世界にどっぷり填ってる
でも、どちらか・・・まだ選べない
あと、1年したら、帰らないと
そしたら、あと7回
どうしたらいいのかな・・・
膝枕してるたんぽぽちゃんが
すぅっと眠りについたのが解る
ずっしりとした重み
安心して身を預ける命の重み
元気になぁれ、もう少しでつくからね・・・
何の根拠もないけど、ヴェルデさんなら
きっと、ね
はい、今日の分新終了しましたー♪、これと彼女ぼくの2本ーえーと、サイト、大人組のキャラ絵更新しましたが、後悔レベルかもしれん・・・マウスオーバーで・・・以下略、今日は麻婆豆腐と、うどんと、青梗菜とあげの煮浸しと空豆です、そらまめとうどんはお裾分けです、メニューがおかしくなりますよっ、あと1玉、明日食べないとっ