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竜の国を知ろう5

「そろそろ、起きたほうがいいよ」

ぽすぽすっと頭や体に柔らかな感触

それじゃあ、気持ちよくなって、

もう一度寝ちゃいそうだよ


でも、起こすってことは・・・何か有るんだよね

ずーーーっと前、疲れてたのか

起きたら昼頃

その間、子竜ちゃんたちは、好きなことしてたみたいだしね


少し、大きくなってからは、起きたら一人って時も合ったよね

寝てたから起こさなかったよ、

なんてルアンさんに言われたときは

ちょっと恥ずかしかった・・・


と、いうことで、起きるしかないっ


ぱちりと目をあけると

お、起きた、よかったよかったなんて顔して

みんながのぞき込んでる


「おはよ」

こつんとするように、ちゅっとキス

うん、おはよう、ときわちゃん


「おはよう」

にこりと笑って、はくちゃんがちゅっ

みんなに、ちゅっとして朝の挨拶おしまい


うーん、みんなが人型の場合、

なんかよろしくない気がする

まぁ、うん、いいや、

海外では、挨拶にちゅぅもあるしね

それとに、まだ子どもなんだし

性別もないって言ってたもんね


あ、そう言えば未分化の話聞くの忘れてた

そう思ってこくちゃんをみると

「また、後で」

と、きっぱりと断られちゃいました


あれー、おかーさんまだ何もいってないよ?

未分化の話聞かせてって、今から言うつもりだったのに


「人来るよ、起きなくていいの?」

にこにことたんぽぽちゃんが言う


駄目です、余所様のお宅の人の前で

布団に座ってるなんて、出来るわけもないし

良いわけない

もそもそと柔らかい布団からでるけど

名残惜しい、後ろ髪引かれちゃうわ


「来た」

うわーん、布団たたんでないよー

髪の毛跳ねてないかなぁ


「おはよう、姫」

そう言ったのは、紫竜のお兄さんっぽい声の竜

もう、性別よく分からなくなっちゃった

ルアンさんは、雌

ブロージュさんは、雄

ヴェルデさんは決まってないけど、今は雄

だよね・・・?


竜って不思議だなぁ


「おはようございます」

ぺこりとお辞儀をして頭を上げると

また笑いを含んだ顔

うーん、お辞儀にはなれませんか・・・


「早速だがついて来てくれるか、

 悪いが、あやめ以外は、遠慮してくれ」

子竜ちゃんたちの他の種類は駄目

と、いうことは、紫竜の秘密な場所?

私が、行って良いのかな?


まぁ、呼ばれてるから行くしかないけど

なんか、不安になってくるよね・・・


「じゃぁ、行ってくるね」

そう言って手を振ると

「外で、遊んでる

 木の中は、ちょっと危ないから」

といって、みんなで起立

うーん、外っていっても、上は空

地上はすっごくすっごく遠いのに・・・大丈夫なのかな


「さ、行くぞ」

そう言うが早いか、お兄さんは、どすどすと歩き出す

待ってまって、迷子になるのはいやよ


尻尾を追いかけながら走ってたら

あやめちゃんが、ぱしっと手を繋いできた


「手、繋ご」

うん、繋ごう、そして、急ごう


「ちょっと、哀しいことあるかも

 でも、もしかしたら、嬉しいことになるかも」

またもや謎言葉の報告

うーん、哀しいことは嫌だけど、嬉しいことになるかも何だよね

なんだろう・・・


「行けば解る?」

そう聞くとにっこり笑って頷く

軽やかに走るあやめちゃんの隣りで

私はそろそろ息切れ


広いよね・・・当たり前だけど、広いよね

竜がいることか出来て、それに、木が生えれるぐらいだもんね


とりあえず、

早くつかないと、その前に私がへたばります

寒いっ、この寒いのに、鳥肉しゃぶサラダと冷や奴なんて食べるんじゃなかった・・・ううう、あったかいお茶が良心です、と、いうことで、今日もやっていきましょう・・・そして、私は馬鹿です・・・と、前ふりをして、続きは次で!(ここでも続く・笑)

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