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久々の竜国31

今日の晩ご飯は、カレイの煮付けと、青梗菜と豆腐のとろみあん、みそ汁と・・・何食べたっけ・・・さっきたべた、芋きんとんがうまかった!

「もう、上がる~」


そんな声がしたので、夢うつつな眠気に

はっと目をさまして、前を向く

お、溺れなくてよかった、木の根っこありがとう


ちょっと顔が赤いね、みんな


そうだよね~、いつもは近くに水があるから

そっちに行ったり来たりだもんね


「そうだね、上がろっか、私も眠くなっちゃったよ」


そういうと、うんうんと頷いてる

ばれてますよね


みんなが、ひょいひょいっと木を伝って上がっていく

うーん、身軽だなぁ


そして、最後のこくたんちゃん

くるりと振り返って手を差し出してくれた


「ありがと」

その手をとって、ひょいっとあげて貰った

うーん、力強いなぁ


そういう男前な所もいいね!


そう思ってたらぱふっと柔らかい布の感触


「どーぞ」

そう言ってくれたのははくじちゃん


「ありがとう」

ぽすぽすと、髪の毛を拭きながら

ちょっとみんなの身体チェーーーック!


やっぱり、体格いいよねぇ

はくちゃんとか、もっと細くていいと思うのに

まぁ、さっきみたいにみんなで動いてるから

そんなに差はでないと思うけど・・・


あれ・・・んん・・・

なんか違和感


「えっ無い!」

口から、ぽろり出ちゃいました

何がないって、ナニがないんです


股間に・・・


あれ????男の子だよね・・・

みんな

なんで、無いの?????


「何か無くしたのか?」

べにあかちゃんが走ってくる

その股間にもない・・・


「ううん・・・無くしてはない」


うん、無いだけ・・・

う゛ーんう゛ーん


「悩むんだったら、さっさと話せばいいのに」

ぼそりと呟くときわちゃん

ううう、合理主義だよね・・・ときわちゃんは


「えっと・・・大変言いにくいことなんですが・・・」

そういうと、え?という顔をしたり

んー?と首をかしげてる子

7人7様の様子で、反応してくれた


「みんなの、男の子がないなー・・・なんて」

と、股間を指さす


「うん、ないよ」

あっさりいうのは、たんぽぽちゃん


「合った方がいいのか?」

るりちゃんが、聞く


「あった方がいいっていうか、有るのが当たり前というか・・・」

「ふぅん」


納得行かないような顔で、るりちゃんが近付いてきた

ん?


ばさっと音を立てて、布をはぎ取られた

わーん、えっちーーーーっ


「ないじゃん」


指さすのは、私の股間

無いですよ、私にあってどうするんですか!


「私は女だから、無いのっ」

布を取り返して、体に巻く


うっうっう・・・

もう、泣くしかない


「まだ、未分化だから、生殖器はない」

こくたんちゃんがため息混じりに答えを教えてくれた


「未分化?」

「まだ、人間でいう、男にも女でもない状態

 子どもだってことだね」

そう言われても、なんかよく解らない

竜体の時もなかったのかな、というより、

竜のそれがどんなのかちょっと

想像したくないけど


「先、服着よう、後で説明する」


長くなりそうなのを見越して、こくたんちゃんが

話を切り上げた


うん、じっくり聞かせてください

最近、よく説明してもらってるなぁ

みんなが大人になってる証拠かな・・・

それとも、私が解らないことが多すぎるからかしら

よーし、竜の国を知っていっちゃおー

わらってくださいっと某感想でかきましたが、笑える???ではないかもしれません、ね では、また明日~えーと、通常通りかな・・・

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