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久々の竜国26

10万PV記念 有り難うアップその1!


さわさわと気持ちいい風が吹いてる

木の葉擦れの音が、いらっしゃい

ありがとう、と聞こえる気がする


もし、そうだとしたら嬉しい


「よかったね」


ぽつりと、呟くと、手を握ってたあやめちゃんが言う


「え?」


「聞こえたんだろ?」

そう言って、るりちゃんが言う

「ありがとう、いらっしゃいのこと?」

そう言うと、こくたんちゃんが頷く


あれれ・・・本当に言ってたの


「木、すごく強い

 ぼくらにも聞こえるよ」


見上げて言うのは、ときわちゃん

その視線を追うように見上げると

うす紫と緑の木々

あれ?緑の方も少し紫っぽくなってる?

色がうすい所がある


「力の逆流ですぞ」


おじぃさんが、再び戻ってきてそう言った


「逆流ですか?」

右に流れるものが左に流れる?あれ?


「紫の木の新芽は、薄紫ですな」

確認されてるようなので、頷く


「そして、次は、薄緑、そして徐々に濃くなって行くのでございますが」

ちらり、と天に目をやり


「あの木は、新芽に戻ろうとしてる状態なのでございます」


だから、逆流なのね


「姫様は、紫の木のことをあまりご存じないので

 後でお話致しましょうぞ」


そう言って、右を指すように、手を滑らす


「あ、長」

にこにこと、あやめちゃんがいう


長は、あんぐりと何かを銜えてる


「お約束通り、籠を用意致しましたぞ」

「うん、ありがとう!」


あやめちゃんが、素直にお礼をする

んー、いいよねぇ、かわいよねぇ

ちゃんと挨拶できるいい子だね~


ふふふっと笑ってると、あやめちゃんが

いい子でしょっと、言うようにこっちをみる


「うん、ちゃんと挨拶できてえらい!」

そう言って、頭を撫でる

くるるっと鳴いて、手を引く


「折角だから乗って、ぼくら、ついていくから」

そういうと、みんな頷いてる


じゃぁ、お言葉に甘えて


「今日は、じゃぁ、乗せて貰います」

そういうと、籠の口を横にして、置いてくれる

あぐぅ、だけは、阻止したかったから

良かった


そう言えば、今回は、ヴェルデさんに乗っても

誰にも嘗められなかったし

前回、ロートリアスに抱き締められても

大丈夫だったなぁ・・・


何でだろう・・・


やっぱり、竜のルールはよくわからないね


ぐらりと揺れた籠に掴まって

私は、ゆらりゆらり空中散歩

みんなは、私が、よいっしょって一生懸命登った所を

ひょいひょいと飛び跳ねるようにしながらついてきてる


胸の高さぐらいの場所も有るはずなのになぁ

両手でもって、足をかけて軽やかに飛び越したりしてる

人型でも竜の身体能力ってすごいのね・・・

友人にメールで、感謝&プレゼントアップ何話がいい、と聞いたら「にわ~!」とこけっこぅな感じで答えてくれましたので、二話となりました(笑)さくっと次もあげまーす

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