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久々の竜国21

はーい、続き~ですー

「おいたが過ぎましたねぇ」

苦笑いをしながら、ブロージュさんは、

ロートリアスを見下ろしてる


ほっそりとして、綺麗な優しいお兄さんなブロージュさんが

今は、怖い

切れ長の目から覗く、深緑の目の色は、変わってないし

外見も変化してないのに、ブロージュさんから

竜の気配が、津波のように押し寄せてくる


さらりと流した白い髪が、風もないのに、ふわりふわり揺れてる


ロートリアスの赤い気配が、どんどん

ブロージュさんに絡め取られていくよう


「け・・・喧嘩はんたーい」

ぽそっと呟くと、

おや、という顔をして、ブロージュさんは、こちらに振り返った

その瞬間、場を支配していた

異様な圧力は、跡形なく消えた


がくり、と膝をつくロートリアス

怪我・・・したわけじゃないよね?


「姫、あんた勇気あるねぇ」

「そうですねぇ、流石姫様です」

にこにこに笑う、二人に私は、意味がわからないけど

はぁ、と日本人らしく曖昧な返答を返しておく


とりあえず、喧嘩終了だよね・・・


「あいつ、嫌い」

ルアンさんから、私を受け取る

ううん、むしろ、抱き付きたかったはくじちゃんが

私を抱き締めながらそういう


うん、怖かったよね


なでなでと頭をなでると、くるくると柔らかい音


みんなは大丈夫かな

周りを見渡すと、どこか緊張した顔

うーん、怖かったよね、うんうん


手近に居る子をぽすぽすと撫でてると

気付いた子が、ぎゅっとと抱き付いたり

すりよったりしてる


「いいライバルが出来たってことじゃないかぃ」

そう、ルアンさんが楽しげに

ブロージュさんに言うと


「ああ、それもそうですねぇ

 ライバルがいるほうが、やりがいもあるし

 目標ができていいですね」


くすりと、笑って、ブロージュさんも頷く


ん?なんの話ですか???

子竜団子になりながら、私は、二人の会話に耳をそばだてるけど

話が見えてこない


「ロートリアス、あんた来て、練習に付き合いなさいね」

ぴしり、とルアンさんが言うと


「なんで、オレが・・・」

と、小さな声で、ぼそりと呟く


「ん?あたしの可愛い姫、泣かしたでしょ?」

そんな、素敵な満面の笑みで言わないでください

ますます、惚れちゃいます、ルアンさん


「それとも・・・?」

そう、次の言葉を発そうとした途端

ロートリアスは

舌打ちをしながら、同意した


あらら、先生と学生の図

罰として、トイレ掃除


え゛ーやだ、なんでオレがしなきゃいけないんだよー

じゃぁ、補習かなぁー


なんて、いう図が浮かんでくる


「ってことて、今度から、ロートリアスも

 練習に参加してくれるようになったからね

 嬉しいだろ?」


楽しそうな顔で、ルアンさんは、みんなに話し掛ける


「ロートリアス、嫌い、やっつける」


子竜ちゃんたちの意識はがっつりと固まったようです


打倒、ロートリアス


うーん、仲良く・・・は駄目ですか、そうですか・・・

今日は、ここでおしまいっ、しかし、残りが少なくなってきたので、ホームページより、続きをごりごりかきますヨ ではまた明日~!

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