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久々の竜国17

本日の2本目~! うーん、サイトの件を考えてますが、どこでかりようかから悩んでます、りっちゃんカモーン

私が、ブロージュさんと縫い物&布談義をしてる間

ルアンさん先生の授業1回目が早速開始することになってきた


「服着る~」

たんぽぽちゃんがそういう

たしかに、今の服装じゃちょっとしにくいよね


「はい、ちょっと待ってね」

みんなの所にもって行き

急いでこくたんちゃんのを仕上げる


ふぅ、あと、直線だけで良かった

しかし、二人の動きにくくないかな・・・


「はくちゃん、こくちゃん動きにくくない?」

腰紐をぎゅっと結んであげながら聞くと

ぱたぱたと腕を動かして動作確認


「大丈夫、ぼくら、そんなに動かないよ?」

そうでしたね、白竜、黒竜は魔法が得意

だから、そこまで真剣じゃないのかなぁ


「でも、みんな頑張ってほしいから、みんなの体操着つくるね」

そういうと、食いついたのは、再びブロージュさん

体操着の定義と、形と、目的と

ううう、またしてもマニアです


地上に降りて、ルアンさんとヴェルデさんが

実演をしてくれた


ヴェルデさんが、子犬のように、ルアンさんを慕ってるのが

可愛い


ルアンさん、そんな強いのかな、と思ったけど

実演が全てを物語ってた


格闘技のような雰囲気の中、

肉体と肉体がぶつかる痛そうな音が、響く

ヴェルデさんが、どこから攻撃しても

ルアンさんは、その攻撃を受け流したり

甘いなんて、軽口を叩きながら

素早く攻撃を仕掛ける


音は、痛そうだけど、

かっこよかった、格闘技してる瞬間をみると

惚れそうになるっていったクラスメイトの言葉が

初めて理解できた


私、こういうの苦手だったのよね


だけど、今、目の前で行われてる戦いは

綺麗だった


木々のざわめき、風の音、子竜ちゃんたちの息遣い

そしてその中心にあるのは二人の

ううん、ルアンさんなんだなぁと思うと

ぞくり、と鳥肌が立った


「ルアンは強いですよ、ここにいる誰よりも、ね」

場の邪魔にならないよう囁くようにブロージュさんが教えてくれた


ブロージュさんは、強いけど、種族的には魔法が強いはず

それに、ブロージュさんが肉弾戦をしてるイメージはない

引き締まった体だけど、ルアンさんより、筋肉は無さそうな雰囲気


ふんわりとした服装からも、戦いという気配が見えない

やさしそうなお兄さん


だけど、子竜ちゃんたちは、

はっきりとブロージュさんの強さを認識してる

ふだん、降りてきたら、小鳥たちや、他の生き物の声がするのに

今は、ないのは、ブロージュさんの所為なのかもしれない

前、そんなこと、いってたもの


ルアンさんの戦いは、演舞のように、舞うかと思えば

強引に、相手の懐に入る

まるで、からかってるように攻撃の手をころころと変えてるのが

素人目にも解る


「こんなもんでどうだぃ?」

まだ、話す余裕もあるルアンさん

片や、汗を滲ませ、息を弾ませてるヴェルデさん


「そうですね、そろそろよろしいでしょう」

そんな某黄門さまのような台詞でブロージュさんが

言うと、ルアンさんの気、とでも言うのだろうか

気配が、風となって押し寄せて来る気がした


そして、次の瞬間

ヴェルデさんは、地に横たわってた


え?今、何があったの・・・

目の前で起こったはずなのに、理解できず

ぽかん、と口を開けて、ルアンさんとヴェルデさんを見る


魔法?ううん、魔法は使わないはず・・・


「っててて・・・ルアン」

うめくように、ヴェルデさんが、体を起こしながら

ルアンさんに、何かを言ってる

ルアンさんは、豪快に笑って、何かを答えてる


うーん、竜の言葉はわからないね


「どうだった姫?」

なんて、聞かれたら、答えは1つ


「惚れちゃうぐらい、かっこよかったです!」

どうだったでしょうか?ルアン姐さんかっこよかったでしょうか?では、また明日~

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