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久々の竜国13 ★

この話は、若干のえろぅという生物が存在しています、苦手な方は、明日の更新の121話久々の竜国14に進んで下さいね

「逃げるの駄目」

こくたんちゃんが、すっと目を細める

普段から、閉じられぎみの瞼から伸びる

長いまつげが剣呑な光を放つ濃い紫色の瞳を

縁取り、私は、その瞳に射すくめられた


できるなら、逃げたい

あやめちゃんだけってのは不公平なのは解る

今まで、いつも一緒で

きっと、私についてた匂いだって、みんなの匂いだったはずだし

よく、体をすりつけてたしね

今回、それじゃ駄目なの??


じわり、と滲む涙の理由は解らない

首筋を熱い舌が、ラインをなぞるように嘗められて

体の奥がぞくぞくしてきた


その場にぺたりとすわりこんだ私を

べにあかちゃんが、後ろから抱き上げて

膝に座らせてくれた


「砂、ざりざりするだろ」

裸で、砂の上に座ることは無かったし

いつもは布団の上

気遣ってくれてるのに、辞めることはない


足にざわっとした感触


「んっ」

くすぐったい、となんか違う感覚

臑に沿うように、こくたんちゃんが舌を這わせてる


細く、少し硬いさらりとした舌の感覚が

足だというのに良く解った


なんで?どうして???

私の中にはもうそれしかない

そして、ちょっと怖い


言葉が通じるのに通じない状況

子竜ちゃんたちが、怖い


「震えてる、寒い?」

膝に乗せてるべにあかちゃんが聞く

首を横に振るけど、怖い、とは言えない


「なれないからだと思うよ」

にこっと笑いながら、ちょっと遠くで見てるあやめちゃん

その言葉に、全員が、あやめちゃんを見る


「まだ、大人じゃないから」

そういって、近づいてお腹の当たりをくひくひと嗅ぐ

そして、お腹から、胸へ

そして、その尖端へ唇を這わせ嘗める


「やぁっ」

強い刺激に、声が出た

ざりりとした感覚が、火がともったように

じん、とまだそこに残ってる


腕で隠そうとしたけど、両手はたんぽぽちゃんと

ときわちゃんが、握ってる


「いい匂い」


さりさりと足を嘗めながら、

こくたんちゃんが、呟く


「ぼくらと一緒、まだ発情してない

 でも、すぐする、でもしてない」


あやめちゃんが嬉しそうに言う

そして、ちゅっと唇にキスをしてくれる


「だから、怖いのかな・・・

 ここの人たちと違って、なれてない」


私を置いてけぼりな説明をして、

みんながなっとくしてる


「怖くないよ、気持ちいいだけ」


はくじちゃんが、左足を取ってそういう


そして、くちゅりと指先を銜える


「やっ、汚い」


とっさに足を引くけど、はくちゃんは

見た目のたおやかさに反して、がっしりと掴んで離さない


「あやめの匂いする、嘗めたはず」


「お風呂入ってたし・・・わかんないよ」


「じゃぁ、洗ったら良いって事だよな」

そう言うと、るりちゃんはべにあかちゃんに目配せし

私に大量のぬるま湯を掛けた


当然まわりにいるみんなもびしょぬれ

薄い肌着のような服が素肌に張り付いてる


「びちょぬれだよ・・・」

嫌そうに、髪を掻き上げるはくちゃん

ワンレンボブの髪が、ぺたりと張り付いてる


ううう、なんか、この状況見覚えあるよう

他に目線を映しても同じ

ぺたりと素肌に張り付いた服、

濡れた髪に、濡れた瞳


ふるふると、頭をふって、水気をきったのはたんぽぽちゃん

短いくるくるした髪が、さらにくるくるになってる

何度か瞬きをしてるから、髪が目に入って邪魔なのかな

たんぽぽちゃんに掴まれた手をそっと動かすと

抵抗なく動いた


だから、そっと、たんぽぽちゃんの前髪をかき分けてあげると

嬉しそうににこりと笑い

顔の前にある腕にざりっと舌を這わせた


「あのね、ちょっとにして・・・」

ほしいな、という言葉が言えなかった


べにあかちゃんはみえないけど、

みんなあきれ顔


「だから、駄目」

こくたんちゃんが、きっぱりと言う


「もう、我慢しない」


足の指をなぞるように舌が這う

小指から、親指まで、そしてまた小指へ

指の股に、舌が、当たる瞬間

息が詰まる


「ふっ」


留まり切らなかった吐息が、断続的に吐き出される

じっとしてられない

ずりおちそうなお尻に気付いてか

べにあかちゃんが、腰をきゅっと抱き締めてくれた


「しっかり感じていいよ」

そう、耳元で囁かれる

耳から脳へ、脳から体へ

ぞわりとした感覚が駆けめぐる


「そ、いいよ」

そういうと、耳の形をなぞるように熱い舌が這う

びくんっと体が跳ねる


「耳、やっ」

ふるふると頭を振るけど、また耳元でだぁめと囁かれて

はむっと、耳を咬まれた

咬んだ耳を舌先で、ちろちろとなめされる


どんどんと体が熱くなってくる

もう、何も考えられないよ


ちりっと、胸の尖端が冷たい

その冷たさに体を硬直させ、目を向けると

るりちゃんが、舌を這わせてる


「冷たいよぉ・・・」

そういうと、くすりと、笑って

ぺろりと全体を嘗める


「何時だって、感じるでしょ僕を」

前髪の間から、ちらりと視線を送る


うん、熱い体に冷たいのが、よく分かる


「感じて、僕を」

ぺろりと、嘗めながら、胸を這う


もう、駄目

そう思っても、意識は妙にはっきりしてて

みんなの舌が私の体を嘗め取る


ときわちゃんが、腰骨から、肩まで舌を這わされて

私は、堪らず嬌声をあげた


「可愛い声、もっと聞く」


くすくすと、周りから聞こえる


「もっといい匂いさせて、嗅ぎたい」


そう言ったのは誰だったんだろう

私は、もう解らない、子竜ちゃんたちの舌遣いに

ただただ嬌声をあげて、誰かにしがみついて

それを剥がされ、上に下にと意識をゆさぶられた

はーい、全員からでした、唾液は唾液で相殺だよ、解るかね?主人公ちゃん、ん?解りたくないだって?ご愁傷様・・・ということで、いかがだったでしょうか~、では、また明日、いつもの時間に?

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