久々の竜国3
若干なる大人の時間?がやって参りました、ねぇ15禁って何処まで可能なんだろう・・・
頭に響く声、あやめちゃん???
「ヴェルデ、来る、上行こう」
そういって、あやめちゃんは、屋上への階段を指す
私が動揺してると
「オレが運ぶ」
と、べにあかちゃんに抱っこされちゃった
う゛ーん、べにあかちゃん抱っこすきだなぁ
子竜の時も、よく抱っこしてたもんなぁ・・・
片手で、かるーく抱き上げられるほど
おかーさん軽くないと思うけど
べにあかちゃんは、ひょいひょいと一段飛ばしで
駆け上がっていく
他の子たちも、思い思いの速度で、屋上に上がってる
「ありがと」
するり、と体にそって下ろされる
べにあかちゃんの体は引き締まって、筋肉質
うーん、かっこいいなぁ
竜の変態期って、人型になって
ちょっと大きくなることだったのかな・・・
くるりと、周りを見渡すと
みんな似たような服装・・・
今度、服でもつくってあげようかなぁ
そう思った時
頭上で、うぉぉぉぉぉという声が響く
びくっとなりながら見上げると
緑の巨体
ヴェルデさん登場
どこにいたのかしらないけど、早い・・・・
「ときわ、上までつれてって」
あやめちゃんが、私を後ろからぎゅっと抱き締めて言う
「了解!」
片手を、すくい上げるように、降ると
ふわりと、空に浮かぶ
「緊急事態、ごめん、みんな待ってて」
あやめちゃんは、そう行って、眼下にいる
他の子竜ちゃんたちにいう
解ってるという風に、頷いてるので
まぁ、よく解らないけど、いいんだろう
とりあえず、手でも振ってみる
すると、みんなの表情が一変した
さっきまで、緊急事態ということで、ぴりぴりとした表情だったのに
私が手をふったとたん、ふわりと柔らかな表情
ううん、嬉しそうな表情になる
一番大きく手をふってくれたのは、べにあかちゃん
軽く手をふってるのは、意外にもるりちゃん
あとは、普通に、頭の上で大きく降ってる
んー、やっぱり可愛いなぁ
ときわちゃんが、振り上げた手を下ろすと、風がぶわりと吹いてきた
『おかえり』
脳内に響くヴェルデさんの声
「ただいまです、何か緊急事態らしいです」
ごめん、よくわかってないです・・・
「巣に連れていってもらえませんか?
長に早急に会う必要があるんです」
あやめちゃんは、囁くように言う
本当は、頼み事したくないんだけどな・・・と感じるのは
なんでかな・・・
『了解、姫、なるべーく伏せて
あやめの腕の中いてくれよ』
そういうヴェルデさん
今私は、ヴェルデさんののひろーーーーい背中の上で立ってます
風圧は結構あるけど、立てないほどじゃない
それに、あやめちゃんが抱き締めて支えてくれてる
「はーい」
そういって、寝ころぼうとしたら
「ちょっと待って」
そう行って、あやめちゃんは、ぽすりと首筋に顔をうずめた
ぺろり
「んっ」
なんか、へんな声でちゃったよ・・・
なんで嘗めるのー
そう思ってちらりと見ると
「マーキング、他のやつのにおいつく前につける」
ええ゛ーーーっ
鱗にねころんでも、匂いなんてつかないでしょー
「駄目・・・?」
そう、きゅーんっていいそうな顔されて
駄目っていえる人がいますか
でも、人間の舌と違って
竜の舌て、ちょっとざらっとして
長くてしめっぽい・・・
見た目は人間なのにって、考えるのよそう
「ふふっいい匂い」
ぽすりと抱き締められてひょいっと体重移動
柔道で、技をかけられた選手が
一瞬にして、畳に沈む・・・そんな感じ
ヴェルデさんのふわふわのたてがみは柔らかくて
気持ち地良い
でも、押し倒されたような状況では
それを堪能することはできない
うわーん、相手はあやめちゃんだよー
どきどきするよーーー
「可愛い」
ぎゅっと抱き締められて、ほっぺたにちゅってされた
「ううう・・・」
もう、何かいえる言葉はありません
ぐらり、と地面・・・いや、ヴェルデさんが揺れる
「目、つぶった方がいいと思う
ものすごく早いから、怖いよ?」
手が伸びてきて、目を覆う
その優しさは、あやめちゃんらしさ
ごうごうと耳元をかすめる風の音
あやめちゃんの体温
仰向けに寝てるから、掴まるものがない・・・
う~ん、広いとはいえ、ちょっと不安
掴まるものは、目の前のあやめちゃんか
ヴェルデさんのたてがみ
きっと何かあったら、あやめちゃんがどうにかしてくれるよね
「あやめちゃん、ちょっとごめんね~」
腰に手を回してきゅっと抱き付く
細いなぁ~、引き締まってる
少年っぽい引き締まった体だよねぇ
そう言えば、片手状態なんだよね
「一応、両手で掴まっとこ」
そういって、こつん、と肩に目を当てる
こうしたら、見えないよね
目を閉じる
これで安心よね~
暫く微動だにしなかったあやめちゃんだけど
大丈夫かな・・・とおもったのか
体を押しつけてきた
うん、そうそう、乗っかっちゃって下さい
あやめちゃん軽いから、潰されたりしないよ
・・・体重は絶対軽いよね・・・
さらりと、顔に髪の毛がかかる
ちょっとくすぐったいかも・・・
ちゅっ
え?今、キスされた?
何で?
はむっと咬むように唇を挟まれて離れた
あやめちゃーん?と言おうとして口を開いた途端
ざらりとした長い舌が口の中に入ってきた
口の中を丹念に嘗め取るように
ざらりとした舌が口内で動く
背筋を駆け登るぞくりとした感覚が
じん、と指先まで広がる
くちゅりと、遠くで響く音
「ふっ・・・んっ」
自分の声じゃないような甘い声
って、あやめちゃんっ相手に何感じちゃってるんだろっ
上手すぎるのが問題なのはこの際、おいとくとして
ぺしぺし腰に回した手で叩くと
ぴたっと動きが止まって、口の中から
質量のあるものするりと出ていく
ふぅ・・・
「あやめちゃーん?」
さっき言おうとした言葉を今度こそ言う
めっという顔をして・・・
「可愛い、そういうのちょっと困る」
いやいや、困るのは私です
なんで、キスされて、困られてるの????
『ついたぞ』
なんだか、ため息まじりのヴェルデさんの声
ううう、そりゃそうよね
人の背中の上でなにやってるんだかって
あきれられちゃうよね
「あ、ありがとう」
「じゃ、行こう、ヴェルデもう少しまってて」
そう言うと、私を抱き上げて、ジャンプ
「きゃぁぁぁぁぁぁっ」
背中から、地面までの高さ・・・というより
木までの高さ、めっちゃくちゃあるんだけど
ぶわっと空気の層に押される感覚と
ばさばさスカートがはためく音
そして、私の悲鳴
「竜の声に、負けぬ声ですのぉ
お帰りなさい、姫」
とすり、と軽やかな足音で着地した
あやめちゃんと私に
にこやかに、迎えてくれたのは
種をくれたおじいさん竜だった
と、いうことで、初べろちゅう(べろちゅういうなw)です、これぐらいはいいよね、あと、今書いてるのもいけるはず・・・うん、15禁だしね・・・制限がわからない・・・