会社の中が嵐です10
かいてて楽しい展開がやってまいりました=楽しんでもらえる展開?なんてうぬぼれてみます
キスされた後、両手を握られて
部署に戻ると、冷やかされた
はい、手、と言って握られた手の大きさにびっくりした
きゅっと握られて階段を降りる
さすがに、人の多いところでは・・・ということで
放しましょうよ、と提案しても
駄目、と首を横に振られた
「ユキちゃんって、解ってないからね
だから、解って貰わないと」
そういう社長に
「そうだねぇ、あと、牽制もしておかなきゃね」
と答える篠山さん
いやいや、私そんなにもてませんから
むしろ、今の状態が異常なだけですよ
かなり・・・
「仕事場ですることじゃないですよ?」
そういうと
「身近な所から、潰すのが鉄則だよ」
そう、真剣な眼差しで言われると
はぁ、そうですか・・・としか答えられません
それに、若干、照れます
キスされて、どきどきしてるのに
ううう・・・付き合った人はそれなりだけど
免疫なんいんだから、勘弁してくださいっ
そんな乙女状態になれないわよ・・・
いや、なってるけど
そんな自分が居たたまれないのよぉぉぉぉ
「そうやって意識して貰わないと、ね」
そう言って、顔を寄せてくる
ちょっ、もう、自分の部署に着くからやめてー
「ふふっキス、されると思った?」
そう言って、篠山さんが笑う
思いましたよ、ぎゅって目つぶっちゃって
身構えましたよ
「それは、また、今度ね」
にこにこと笑う篠山さん
「ま、可愛がってやるよ」
後ろでぼそりと呟く社長
いやいや、どこのエロ社長ですか・・・
「はい、お仕事頑張って
僕たちも、午前中の遅れ取り戻すよ
あ、お昼は一緒にいこうね」
がちゃりとドアをあける
「はーい、現場復帰です
みなさま、ご協力ありがとございます」
そういうと、全員が振り返る
いやぁぁぁ、平穏無事な私の日常ーーーっ
「ああ、お帰り~」
にこやかに先輩が答えて
課長が、そわそわと席を立つ
「うーん、いいねぇ、いいねぇ
よかったねぇ」
そう、にたにた笑って、社長と篠山さんを
ぽむぽむ叩いてる
「ありがとうございます、それと」
そう言うと、社長と篠山さんが背筋をぴんと伸ばす
そして
「「申し訳ございませんでしたっ」」
二人揃って90度のお辞儀
その勢いに、私も頭を下げる
「うん、許す」
そう言って、頭を上げると課長は先ほどの
にたにたとした笑いじゃなくて
大人として、上司として寛大で優しい微笑みを浮かべてる
「で、なんで君まで頭さげてるの
ん?何かね、これは内助の功って
いやぁ~、いい奥さんになるよぉ~」
って、もう台無しです
折角、見直したのに・・・
「ありがとうね」
ぎゅっ・・・いやいや、ぎゅっじゃありませんから
抱き締めないでください
「そっそう言うことは、仕事中にしないっ!」
それに、まだ奥さんになると決まったわけじゃないですから
そんな事は、口に出していえる雰囲気じゃなく
せめてもの抵抗ということで抱き締める腕から
逃れると、二人して面白そうな顔
「じゃ、仕事以外で、ね」
ちーがーうっそう言う意味じゃなーい
慌ててる私に、
先輩がとどめの一言
「あんたって、ほーんと墓穴掘るのすきよね」
あと、3話・・・明後日ですね・・・竜国大好きな方々おまたせしました、かえりますよーっというところので、書き溜めました・・・そして、寝おちしてたら、意味ないよね・・・えーと、ドライカレーでした