会社の中が嵐です7
ただいまー、遅くなりましたー今日も2本ですー
朝から、課長に個室に呼び出され
何かと思えば、男二人が喧嘩の真っ最中
口をきかない、あいつなんて知らないよなんて
どんな、子どもの喧嘩?
その原因が、私
それって、何なの?
正直な所、私の堪忍袋の緒はぷっちり切れてた
久々に帰ってきた地球=日常
帰ったときには、その静かさが寂しかった
メールをみて、友達との繋がりが嬉しかった
真剣に私との関係を大事にしてくれてる人がいて
電話して、二人して泣いて
次の日、来たのはびっくりしたけど、
りっちゃんもそれだけ嬉しかったのよね、きっと・・・
ホームページのことも、イベントの事も
ほとんどおんぶに抱っこ状態だったけど
りっちゃんにも、認めて貰えた
出来るところで頑張ればいいんだって
そう思えて、自信もついた
先輩が、結婚するってことにびっくりしたけど
自信にあふれて、すごく綺麗だった
そんな恋っていいなぁと思った
先輩がいう、わかりやすさも確かに
こういう私の性格だといいかも、と思えた
曖昧なら、私の勘違いだし~
やだなぁもう、はずかしーなんて、自虐して
恋愛じゃないって思いこんじゃうだろうから・・・
だけど、解りやすかった二人からの告白に
パニック起こして、りっちゃんにも先輩にも
お世話になっちゃったけど
真剣に考えるのもいいと思った
私だって、そろそろ大人な恋愛したっていい
って、思えたのに
ほんとっどうしてなんだろう
上手く歯車がまわってないというか
ううん、それ以前
これって、何かの遊びなの?
いったいどういうつもりなの?
回想と、なんとも言えない感情が
ぐるぐると脳内を駆けめぐる
よし、とりえず、言うことは決まった
遊ばれるなんて、まっぴらごめんだし
会社は、恋愛じゃなくて仕事をする所です
それが社長であっても、何であっても
そういう状態で、周りを巻き込んでまで
私は彼らと恋愛する気なんてない
こんこんと、ノックをすると
部屋の中から、どうぞ、と低い声
弟たちが喧嘩したときも、威嚇するような
こんな声だったよね~
ふぅっとため息が自然に漏れる
緊張でじゃないところが、笑えて来ちゃう
もう、なんていうか、しかたないな・・・って
そんな気分
「失礼します」
ドアを開けてはいると、社長のきょとんとした顔
そりゃぁ、呼ばれもしてないのに
私が来るなんておもって無いわよね
私の姿を認めて、表情がくるりと変わって一言
「どうしたの?オレに逢いたくなったの?」
立ち上がって、前ソファーに移動してくる
私にも座るように、手をどうぞとする
そんなそつのない行動が、綺麗な人なのにね・・・
社長が、ソファに腰掛けて
ん?という顔をしたので
さて、話を始めましょうか・・・
「課長から、お話がありました」
なるべく緊張感のある声と口調で
社長の目をみて言う
そうしないと、はぐらかされちゃいそうだもの
弟たちもそう、
どう、叱られないかって、考えて違う方向に話を持って行きたがる
「あ、ああ・・・」
そう言うと、がりがりと頭を掻く
「一体何を考えてらっしゃるんですか?」
そう、私が聞くと
社長は、くすりと笑って
「君のこと」
と、一言
もう、ため息しか出ませんよ
あんたは、私の弟か!
「そう言うこと、仰いますか?」
むっとした表情でいうと
社長は、困ったように笑う
「篠山とのことだろ?解ってるよ
迷惑かけてごめんね」
あくまでも上から目線の謝り方
これって結局反省してない証拠
社長は、たしかに社長だから上司なのは確か
だけど、ちょっと棚上げさせて貰いますよ
子竜ちゃんの時もそうだったけど
締めるときには、締めなきゃ駄目だと思う
「ごめんね、じゃ、ありません」
ぴしっと音がするように、社長が固まった
え?という風にこっちを見てる
「ここは、確かに社長が作った会社で
いろんな判断をするのは社長ご自身だと思います
それでも、私は言わせて頂きます」
そう私も、首覚悟で言わせてもらおう
社長は、決して馬鹿な人じゃないから、解ってくれると思うけど
そうじゃないなら、それでいい
さっきより、真剣な表情で社長がこっちを見てる
「篠山さんと、話をしない
それによって、仕事が回らない状況だって聞きました
そして、その原因が、私ということも」
そういうと、こくりと社長は頷く
「好きだって言ってくれたことは
びっくりしましたが、嬉しかったです
いろんな方とお話をして、真剣に考えよう
そう、思ってました」
そういうと、社長が嬉しそうに笑う
「じゃぁ」
口を開いた社長に手で話を押し止める
話は、終わってませんよ
「だけど、今日課長から話を伺って
そうする必要はないと感じました」
「え?」
びっくりした顔で、社長は、私を見る
そんな、青天の霹靂な顔をされても
困りますよ
「社長と、篠山さんは、軽い感じで
お互いの気持ちをお互いで納得し
私に対して告白しました」
あのやりとりは、いつも通りだったはず
うん、と頷く社長
「私は、その状態で、私の気持ちが固まるのや
その後のおつき合いが始まるものだと思ってました
そういう意味で、とても残念です」
それは、甘えかもしれないけど
まだ、始まったばかりの関係
こんなに急直下されるとは思ってないし
こんな展開ほしくない
少し身じろぎし、動揺した社長を残し
私は席をたつ
それを暗い目で追う社長
ドアの前で振り返っていう
「私の事好きなのは、二人の間のゲームか何かなんですか
こんなのは、恋愛でもなんでもないです
相手の気持ちも、周りの気持ちも考えず
あまつさえ、自分たちで頑張ってきた仕事まで放り出して
それがいい大人の男がすることですか
そんな人は、私なら、お断りです
ちゃんとして下さい」
と、シリアスな展開中、主人公も大変です、あっちにもこっちにも子どもがいるような感じ?敬語を使って静かにきれられても困ります、むこういってっ(by作者)続きは今からかきまーす予定は1時間後?




