現実と私3
ただいまです
今日も楽しんでいきましょー
ブロージュさんについていくと
いろんな物が積まれてる
「お・・・多くないですか?」
腐るよ、この量
肉・魚系
「そうですか?」
さらりといったよ
って、食事って材料のみですか
う゛う゛う゛・・・
まぁ口に合わないよりいいけど・・・
「姫さまのは、別にありますから
これは、子竜たちのですよ」
顔色から、ばれたようで
ブロージュさんは、苦笑を含む
声色で答える
「あ、そうですかって
子竜たちってこんなに食べるの?
っていうか、離乳食とかないわけ???!」
肉食系なのは解るけど
この塊をそのまま食べるには、大きすぎな?
「離乳食っていうのが解りませんが
ある程度の大きさにすれば、自分で食べますよ」
ああ、授乳がないんだから、離乳食の概念もないわよね
それもそうだわね
「ああ、そうなのね
まぁ、今日はどれあげたらいいの?」
一応野菜のようなものも積まれてる
果物かな、おやつ変わりにするのかなぁー
「この部屋は、姫以外は入れませんから
そうしないとと、際限なく食べてお腹壊しますから
与えすぎには気をつけてくださいね」
ってこの人、なんていった???
姫?!だれのこと?!
わたし?!?!?!?!?!
「ちょっちょっとまってください
ブロージュさん」
ストップよ、ストップ
柄じゃない名前はつけないでください
私の名前は・・・・
あれ・・・私の名前ってなんだっけ
百面相してる私を後目に
ブロージュさんはいたって冷静な顔
んー、この差は何
「もしかして、名乗ってくださろうとしてますか?」
この人、頭の回転早いわね
「そのつもりだったんだけど・・・名前が
名前だけが解らない
これってどんな記憶喪失なの?」
頭を抱える私に
冷静な一声
「その名前は、前の世界での名前なので
ここでは、使えない、そういう事だと思いますよ
あと、名前はどうぞ、子ども達につけてもらってくださいね」
にっこり笑って言うブロージュさんちょっと企んでませんか?
不振そうな私の顔を見て困りましたねぇという顔
「説明してもらってもいいですか?」
詰め寄る私に、押されるように一歩引く
「と、とりあえず、食事をもって行きそこで」
あくまで冷静ね、この男
冷静イケメンは、表情がよみにくいわ・・・
まぁ、確かにまたせても可哀想ね
「そうね、とりあえず落ち着いてからにしましょ」
肉を一掴み持ち上げる
重たい、生臭い、この肉なんの肉
いろいろ聞きたいことがあるけど
まぁ、ここにあるから、食べられないものではないはず
とりあえず、行きましょう
子育て編のほうがいいのか・・・
まぁ副題は、もう捨てておこう
あと1話はアップできるかな・・・