表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/54

第28話: 糖質を奪え

「糖質を奪え」



僕は炭水化物の摂取を控えるようになった。

それに加え、できるだけ長時間の絶食を試みた。


「大腸粘膜上のカンジダ菌は、人間が摂取した糖質をエネルギー源として活動している。

したがって、カンジダ菌を大腸粘膜上に多く持つ患者は、彼が摂取する糖質の量を減少させることで、カンジダ菌の数を減らすことができる。

さらに、時折、半日から1日ほどの時間、絶食する時間帯を作ることで、体内に入ってくる糖質を減らし、カンジダ菌の勢力を弱めることができる。」


これらもまたインターネット上に記述されている、「カンジダ菌」への対処方法だ。


先述の「ココナッツオイル療法」に比較して、この「糖質制限療法」には、当初から僕は懐疑的だった。

仮にカンジダ菌が実際に糖質をエネルギー源として利用していたとしても、それは人間にとっても同じだ。

糖質は人間にとって、非常に大事なエネルギー源だ。

糖質を制限することで、宿主それ自身が弱ってしまっては元も子もない。


だからこそ、カンジダ菌へ対処するにあたり、僕はココナッツオイル療法を最初に選択し、糖質制限療法や絶食療法には手を出さなかった。


しかし、ココナッツオイル療法による改善が見られない状況の中で、半ば泣き縋るような気持ちで、これらの「眉唾ものな」治療方法へ手を出したのだった。




(つづく)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ