27話 雪女と妖狐とタイムリミット
「木綿先生に朱音ちゃんにカイリちゃんまで!? ど、どうして……!」
とんでもない状況で現れた三人に口をパクパクさせて叫ぶと、それを見た朱音ちゃんがホロホロと涙を流し始め、私はギクリと背筋をこわばらせる。
「あ、朱音ちゃ……」
「どうしたもこうしたもないよっ!! 葛の葉様が現れて、風花さんと神琴様があんなことになって、その上まふゆちゃんまで消えちゃったんだもん!! 心配で心配で、居ても立っても居られなかったよ!!」
「あ……」
「九条家が色々あることはアンタらから聞いてたけど、まさか三大名門貴族の当主があんな騒ぎ起こすなんて、夢にも思わなかったよ。とにかくまふゆが無事でよかった」
「カイリちゃん……」
静かに涙を流す朱音ちゃんと、その後ろからホッとしたように息をつくカイリちゃん。
二人の体は汗ばんでいて、本当に急いで駆けつけてくれたのだということが分かる。
「ごめんね、心配掛けて……!」
「わ」
「お、おい」
思わず二人にぎゅっと抱きつくと、朱音ちゃんは嬉しそうに、カイリちゃんは困ったように抱きしめ返してくれた。
「ありがとう、来てくれて」
「まふゆちゃんのピンチなんだもん! 当然だよっ!」
「ま、〝友達〟……だしな」
「うん……」
両腕に感じる柔らかな温もりに、ずっと張り詰めていた心が解けていくのを感じる。
そのまま少しの間動けずにいると、私達の真横を宰相さんがツカツカと通り過ぎて行くのが見えた。
「疾風。お前……」
そして宰相さんは木綿先生をジロリとねめつけた後、ガッと先生の襟元を掴んで勢いよく叫んだ。
「お前はまた何を子ども達をこんな危険な場所に連れて来とるか!! あれほど一人で来いと言ったであろう!! 仮にも今のお前は教師だというのに、午前の飲酒のことといい、本当に学校長殿の言う通り弛んどるんじゃないのか!?」
「ひええ!! 滅相もないです、正宗様ぁ!! 僕だって連れていけないって、ちゃんと言ったんですよぉ!! でもみんな雪守さんが心配だって聞かなくてぇ……!!」
「それを宥めるのが大人の役目であろう!! ……全く。こんなのが史上最年少で皇宮護衛官に入隊した天才とは、世も末だな」
「あはは、恐縮です」
「え?」
思いがけない言葉が聞こえ、私は二人に抱き着いていた腕を下ろして、木綿先生を見つめる。
すると先生もこちらを見ており、目が合うなりスッと私の前へと歩み出た。
「〝皇宮護衛官って何〟? って顔してますね、雪守さん」
「っ」
図星を指されてぐっと言葉に詰まると、木綿先生が柔和に笑って跪いた。
先ほどの宰相さんとまったく同じ仕草に、ドキリと私の胸が跳ねる。
「皇宮護衛官とは、皇族方をお護りする者のこと。雪守さん。いいえ、皇女殿下。長らく貴女を欺き、大変申し訳ありませんでした。僕の本来の職務は教師ではなく、皇女殿下の護衛です。貴女が一年生の頃より、陰ながら見守らせて頂いておりました」
「一年生って……、じゃあ私が高校入学した時から?」
「はい。陛下の命で帝都に参られる皇女殿下を見守り、必要に応じて手助けするよう言われておりました」
「そう、だったんですね……」
まさか木綿先生まで皇帝陛下と繋がりがあったなんて……。
でも思い返してみれば、不自然なところはいくつもあった。
いくら生徒会の顧問だからって、普通夏休みの間ずっと生徒と行動を共にするものだろうか?
そういえばお母さんとも妙に仲が良かったような……?
「先生はお母さんのことも夏休み前から知ってたの?」
「もちろんです。ただ皇后陛下自身には僕のことは伝えていなかったんですが、さすが勘の鋭い方です。酔い潰されて、すっかり白状させられちゃいましたよ」
「え゛」
たははと笑う先生に、私は愕然とする。
お母さんがよく先生を飲みに誘ってた理由って、そういうこと!?
てっきり与太話でもしているのかと思ってたら、そんな真面目な話をしていたんだ!?
けどそうなると、気になることがひとつあるような……。
「先生が〝私の護衛〟だっていうなら、なんで私が九条家に行くって言った時、止めなかったんですか?」
最初は九条家の事情は知らなくていいことと言っていた先生が、最後には九条くん奪還に協力してくれた。
私としては助かったけれど、護衛としてはマズい行動な気がするが……?
するとそう思ったのは私だけではないようで、宰相さんが口を挟んできた。
「それについては私からも理由を聞きたいな。疾風、お前の任務は皇女殿下をお護りすること。にもかかわらず、何故殿下を九条家へと行かせた? 葛の葉殿は陛下と風花殿を憎んでいる。万が一のことも考えられたのだぞ」
「いやぁ……」
威圧するような宰相さんの言葉に、木綿先生は困ったようにポリポリと頬を掻く。
そして「うーん」と腕を組んで言った。
「理由というほどハッキリしたものではないですが、しいて言うなら〝予感〟でしょうかねぇ……」
「予感?」
「陛下は親友を救えなかったことを今も悔いている。だからせめて彼が残した忘れ形見だけは助けたい。僕はあの日、生徒会室に来ない九条くんを見て、それを叶える千載一遇のチャンスだと思った訳なんですよ」
「? 一体なんの話をしている? お前の話は回りくどくて分かりにくい」
イライラとした様子で宰相さんが先生を睨む。
その気持ちも分かるが、しかし私には先生が言わんとすることがなんとなく分かった。
『雪守さんっ! お願いします!! 頼れるのは君しかいないんですっ! 九条くんとなんとか接触して、文化祭の挨拶と生徒会への参加の約束を取りつけて来てくださいっ!!』
確かにあの日、私に九条くんを呼びに保健室に行くよう言ったのは、他ならぬ木綿先生だったのだから――。
「まぁ簡単に言うと、雪守さんと九条くんが出会ったことで、止まっていた運命の歯車が回り出した。そういうことですよ、正宗様……」
「!! 先生っ、後ろっ!!」
先生がへらりと笑った直後、鉄扉にモロに頭をぶつけて伸びていた暗部達が復活し、無数の狐火が放たれる。
「――遅いっ!!」
しかし暗部長さんがすぐさま応戦し、あっという間に狐火は消え去った。
だがまた次の狐火、そのまた次の狐火と、次から次へと放たれてキリがない。
「宰相様、この場は私にお任せを! 早く皆様はお外へ!!」
「かたじけない、三日月殿!」
「あ、あの! 暗部長、わたしも……!」
私達が地下室を出る中、朱音ちゃんは暗部長さんへと進み出る。
しかしそれに対して、暗部長さんは首を横に振った。
「ここは私一人で食い止めます。朱音、貴女はとにかく先へ。なんとしてでも、皇女殿下を神琴様の元へお届けする為の道を作るのです。……いいですね?」
「は、はいっ!!」
三日月さんの言葉に朱音ちゃんはまるで軍人のようにビシッと敬礼し、ブンブンと何度も頷く。
あれ? そういえば朱音ちゃんはまだ、暗部長が〝ばあや〟だってことを知らないんだっけ?
教えてあげたいのは山々だが、さすがに今はそれどころではない。とにかく急いで地下室を脱出する。
――ドーーーーンッ!!!
「!!?」
すると外に出た途端、激しい爆発音が辺りから響いて、私達は顔を見合わせた。
「こ、今度は何っ!?」
「きっと蛟と鵺だ!!」
「へっ!?」
「実は庭園の方にも暗部達が居て、二人はそっちと応戦してたの!!」
「ええっ!?」
「上です、みなさんっ!!」
木綿先生が叫び、上に向かって指を差す。
それに空を見上げれば、屋敷の瓦屋根の上で蛟と鵺の姿になった雨美くんと夜鳥くんが、妖狐の姿となった暗部達ともつれ合い、威嚇し合っている。
その様相はさながら妖怪大戦争のようだった。
「夜鳥くん!! 雨美くん!!」
私が叫ぶと二人の視線が一瞬だけこちらに向き、次の時には一気に妖狐達が蹴散らされる。
そのあまりの早業に驚いていると、私の目の前に二匹の妖獣が降り立った。
「よぉ、雪守。案外元気そうじゃねぇか」
「道すがら先生から聞いたよ。雪守ちゃんの事情、そして九条様の事情もね」
「!! 二人とも……!!」
〝二人こそこんな無茶をして、ケガはない?〟
そう問おうとして気づく。
……夜鳥くんと雨美くんの表情に。
もちろん今の彼らは妖獣の姿。細かな表情の機微なんて無い。
でもそれでも私の目には、二人が拗ねているのがよく分かった。
私はそっと蛟と鵺の頭を撫でて、俯く。
「……ごめんね。私が雪女の半妖だってこと、ずっと言えなくて。二人との付き合いが一番長いのにね」
「…………」
私の言葉に二人は沈黙し、やがてふてくされたようにポツリと言った。
「そうだよ。元々護衛だった木綿先生はともかく、九条様に不知火さん。更には魚住さんまで知ってるっていうのに、ボク達だけが知らなかったなんてさぁ」
「オレらが信用できなくて言わなかったのかと思ったぜ」
「!」
その言葉にハッとして、私は必死に何度も首を横に振る。
「ちがっ! 違うよ!! そういうんじゃなくて……!!」
「なくて?」
「なんだよ?」
「う……」
こちらをジッと見る、強い視線を感じる。
それにかなり言い辛さを感じるが、しかし言わない訳にはいかない。私は観念して、そっと口を開いた。
「その、なんというか……。単に言ったつもりでいたというか……」
「は?」
「だから! なんか二人には隠してるって自覚も無かったの!! 素の自分でいるのが当たり前過ぎて……」
「え」
バカみたいだが、それ以上の理由はない。
恥ずかしくてもじもじとしていると、蛟と鵺はポカンとしたように目を丸くする。
そして二人同時に、何故か深い溜息をついた。
「雪守ちゃんってさぁ……」
「分かってたけど、魔性だよなぁ……」
「? どういう……」
意味が分からず俯いていた顔を上げると、不意に両頬にツンっと柔らかい感触が当たった。
チラリと見えた感触の正体は、蛟と鵺の口元で――……。
「!?!?!?」
「ま、妖獣姿だし、ノーカンだろ」
「ふぇっ!?」
「九条様には悪いけど、これぐらいのご褒美はないとね。ボク達だって頑張ったんだし」
「なっ、なな、なっ……!?」
あまりのことに二の句が継げず、真っ赤になって口をパクパク動かす。
――しかし、
「皇女だっ!! 拘束しろっ!!」
どうやら動揺している時間は無いらしい。
閑散とした屋敷のどこに居たのかと思うほど、たくさんの暗部がワラワラとこちらへと走って来る。
「そうはいかないんだから!! みんな、行きますよっ!!」
「了解!!」
「腕が鳴るね!!」
「何人来ても、倒してやるぜ!!」
「!? ちょっ、みんな!?」
朱音ちゃんとカイリちゃん、夜鳥くんと雨美くんが暗部達の前に躍り出る。
それに私が止めようと叫ぶと、朱音ちゃんがこちらを振り返って笑った。
「キリがないから、まふゆちゃんは先に神琴様の元へ行って! わたしは暗部長達みたいな転移の術は使えないから、こんな形でしかまふゆちゃんの道を拓けないけど……。でも絶対に暗部はここで食い止めるから!!」
「朱音ちゃん……」
「雪守さん! 僕に乗ってくださいっ!! 超高速で学校に戻ります!!」
「……っ、はいっ!!」
みんなに促され、弾かれたように私は一反木綿姿になった木綿先生の背中に乗る。
するとそんな私達の前に来て、宰相さんが言った。
「疾風。皇女殿下のこと、くれぐれも頼んだぞ」
「えっ! 宰相さんは来ないんですか!?」
驚いて叫ぶと、宰相さんはこくりと頷く。
「私は彼らと共にここに残る。子ども達だけ置いていく訳にはいきませんからな。それに暗部が葛の葉殿と合流されても厄介だ。ここで全て叩く。さぁ、いいから早く行け!」
「……分かりました! 必ず皇女殿下を、陛下と九条くんの元へお連れします!!」
「ありがとうございます、宰相さん!」
お礼を言うのと同時に浮上し、ぐんぐんとみんなの姿が小さくなくなっていく。
それを見つめながらも思うのは、もちろん九条くんのこと。
私は首にかけたホタル石のネックレスをぎゅっと握り締め、決意を新たにする。
九条くん、今すぐ行くから待っててね……!!
◇
学校には先生の宣言通り、すぐに辿り着いた。
しかし地上を見下ろすと校門前にはおびただしい数の人で溢れ、ざわざわと騒がしい。
しかもその渦中には学校長が居て、何かを叫んでいる。
「学校長はともかく、他の人達は学校関係者じゃないですよね?」
「ええ、皇宮護衛官に新聞記者。それに騒ぎを聞きつけた野次馬ってところですね。九条家のご当主が現れた後、体育祭はすぐさま中止。生徒達は家に帰しましたが、皇帝陛下の御前であのようなことが起きたのです。もはやこの騒動は帝都中の知るところとなっています」
「帝都中……」
想像以上に大騒ぎになっていたことに不安を覚えるが、しかし今は周りのことなど気にしている場合じゃない。
「急ぎましょう! 倒れた九条くんは保健室に運ばれました。恐らく今も陛下達はそこに……!」
「はい……!」
校舎内に入ると、一反木綿から人間の姿に戻った木綿先生と共に、私は保健室を目指して廊下を走る。
「あっ! まふゆ! 先生も!」
「お母さんっ!!」
すると保健室の前にお母さんと皇帝陛下がいるのを見つけ、私は慌てて駆け寄った。
「まふゆ。よかったわ、無事で……」
「お母さんこそ、腕は……?」
チラリと視線をお母さんの腕へと向けると、既に応急処置をされた後なのか、包帯が巻かれている。
それにぎゅっと顔を歪めると、お母さんは固かった表情を緩めた。
「わたしはこの通りただのかすり傷だし、平気よ。大変なのは……」
「…………」
言葉を切り、お母さんの視線が保健室へと向かう。
この中に居るのは間違いなく……。
「……九条くん」
私は突き動かされるように、保健室の扉へと手を伸ばす。
――しかし、
「待ちなさい、まふゆ」
「!」
一人の人物によって、それは制されてしまう。
「皇帝陛下……」
止めたのはつい先ほど、私のお父さんだと知ってしまった人物。
まるで全てを見透かすような漆黒の瞳。
それが今はなんとなく気まずくて目を逸らすと、陛下が私の前に進み出て、スッと扉に手をかけた。
「……え?」
「中には葛の葉が居る。そなたを一人にする訳にはいかない。私の後ろから着いてきなさい」
「……はい」
「陛下、万が一の時は僕も中に突入します」
「ああ、頼む」
陛下に跪く木綿先生を見て、〝本当に先生は皇宮護衛官なんだなぁ〟と、つい場違いな感想を抱く。
そして着ている羽織を翻して保健室へと入った陛下に続いて、私も緊張しながらも保健室の中に足を踏み入れた。
「――葛の葉」
中に入って真っ先に目に入ったのは、九条葛の葉の姿だった。
ちょこんと丸椅子に腰掛けたその幼く小さな背中は、先ほど見せた狂気的な姿とは似ても似つかないほど、落ち着いたものに見える。
そして九条くんはその彼女の目の前……、いつもの白いベッドの上で寝かされていた。
「なんじゃ、小娘はもう戻って来おったか。まぁ三日月をそちら側に丸め込んだのなら、当然か」
チラリとこちらに視線を向けた九条葛の葉は、つまらなそうに、そう一言だけ呟く。
それに対し、陛下は緩く首を横に振った。
「……三日月殿は私の命に従った訳ではない。何故彼女があんな行動に出たのか、それはそなたが一番分かっているんじゃないのか? その姿……」
「…………」
「?」
姿……?
陛下の言葉に九条葛の葉は何も答えない。
その黒いレースで覆われた瞳は、ただひらすら九条くんを見つめている。
――九条葛の葉。
〝義理の母〟と言った時のお母さんの驚いた顔。ずっと気になってたけれど、先ほどの宰相さん達の話を聞いて確信した。
この幼い姿は変化によるものなのか。
彼女こそが、九条くんの本当の――……。
「……?」
そこまで考えて気づく。
九条くんが私を庇った時、妖狐の姿を露わにしていたが、今は元の姿に戻っていることに。
「九条くん……?」
そっと顔を覗き込み、問いかけても返事はない。
まるで深く寝入っているかのように、九条くんは固く目を閉ざしている。
それでも私が動揺せずいられるのは、微かな呼吸音が彼の口から聞こえているからだ。
口元はあれから拭われたのだろう。あれだけ血を吐いていたのに、綺麗にされている。
しかし唇の端に微かに拭い残された血の痕跡を見つけて、私の心臓はギシリと痛んだ。
「九条くん、起きて……!」
ぎゅっと九条くんの手を握り締めて、私は祈るように氷の妖力を込める。
お願い。お願い。目を覚まして……!
何度も何度も神様に祈り続ける。
だが……、
「…………」
九条くんは目を覚さない。
どれだけ待ったって。
どれだけ声を掛けたって。
たくさんの氷の妖力を込めたのに、どうして……?
「――これで分かったであろう? 妾がそなたに〝無駄だ〟と言った意味が」
「っ!」
すると、そこでそれまで何も言わずに私の行動を見ていた九条葛の葉が口を開く。
それにハッとレースで隠されたその顔を見れば、彼女はゆるりと首を横に振った。
「紫蘭の時と同じ。症状が末期にまで進行すると深く眠りにつき、やがて身体のあらゆる機能が停止する。もうそなたの妖力ごときでは、神琴にひと時の癒しすら与えられない」
「そ、んな……」
突きつけられる現実に、じわじわと私の目に涙が溜まる。
みんなに助けられてここまで来たのに、もう私には何も出来ないの?
ただ見ているだけなんて、絶対に嫌だ……!!
何か、何か打つ手は……!?
「打つ手はある、一つだけ」
「えっ!?」
まるで私の心を読んだかのような言葉に、驚き目を見開く。
しかし当の九条葛の葉は私ではなく、真っ直ぐに皇帝陛下を射抜くように見つめていた。
「葛の葉、そなた……」
それに陛下は息を呑み、苦悶に満ちた声で答える。
「神琴を救うには、もっと〝強大な力〟が必要。そうだろう? 國光」
「…………」
何も発しない陛下に、九条葛の葉は更に畳み掛けるようにして続けた。
「タイムリミットは近い。今度こそ、そなたに〝全能術〟を使ってもらうぞ」




