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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第四章、鈍色の正義
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#80 またもや攻めてきた

前章のあらすじ

新たな悪魔、ルシファーの力で千本の剣を使う魔剣使いデュノワを倒したのだがまたもや人間が攻めてきた!!

俺が金を持ってる国へ帰ると国は混乱していた。


「どうした!!」


「マスター!!また人間が攻めてこようとしています!!!」


「嘘だろ……。」


俺が遠視魔術を使って見てみると人間の中隊程度の軍がこちらに向かってきていた。


100年の時代が経ったせいか相手は馬車に乗って来ていた。


ここに着くまであと1日もないだろう。


だがもうアレイスターからもらった神王の輝石はもうない。


しかし見たところ前のように転生した勇者は一人しかいない。


一人で倒せるかもしれないが相手を侮ってはいけない。


「一応戦闘準備をしておくぞ。」


そう言って俺はこの国の騎士団《逆十字騎士団》を呼び、国境に構えてもらっていた。




翌日




「こないな。」


「きませんね。」


「ですね。」


待っても待っても人間の中隊が来ることはなかった。


「ゼロ、遠視魔術を刻印した望遠鏡を貸すからちょっと見てくれ。」


「わかりました。」


そう言ってゼロは空を飛び、望遠鏡を使って人間の軍を見る。


「!?」


「どうした、ゼロ。」


「人間の軍は全滅、かわりに人間が一人すぐそこまで来ています。」


「わかった。ミルド、伝えてくれ。」


「わかりました、全軍戦闘準備!!!」


ミルドが号令をかけると騎士団全員が武器を構える。


俺も重力操作で空を飛んで見てみると一人の人間がこちらに近づいてきていた。


その男は黒と銀色の鎧と剣を持っていた。


そしてその剣が発する多大な魔力から聖剣だということがわかった。


そして騎士団の前に立ち、剣を地面に突き刺す。


そして男は兜を外した。


「嘘だろおい。」


その男の顔に見覚えがあった。前世でも前前世でも見知った顔。


その男の名は、


「正義……。」


「聖夜、俺はお前を倒すためにここにきた。一対一で勝負しろ。」


「わかった、お前ら全員引け。」


「で、ですが。」


「引け。」


「……わかりました。」


そう言ってミルドたちは後ろへと下がっていく。


そして正義はスッと手を出してくる。


俺は正義に近づいて握手を交わそうとする。



ガイン!!!!!!


金属と金属がぶつかり合う音がし、俺は吹っ飛ばされた。


おそらく俺が蹴り飛ばされたのだろう。


「悪いな聖夜。」


そう言って地面に刺した剣を抜き、こちらに向ける。


「これもガブリエルのためなんだ、そのためならなんでもするって決めたんだ。」


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