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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第七章、錬金術師と蒼き血
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#38 外道錬金術師

前章のあらすじ!!

親友のハジメと共に震山竜を倒すことに成功!!

そしてその竜の素材を売るために怪しげな魔道具店に入店する。

フードで隠れていた緑色の長い髪が見える。


彼の名はアレイスター。


不死身の人間だ。


この特殊錬金術店の店長で、一部の人間からは外道錬金術師とか言われているそうだ。


無理もない。


アレイスターのやっている実験はどれも危険で人の道を外れている。


例えば何百人の血と魂を使ってものを無限に生み出す『賢者の石』を作ったり、人間の村の特産品で回復ポーションの原料となる薬草とマナ水晶を枯渇するまで掘り出し、それを濃縮させて『不死の薬(エリクサー)』を作って不死身になったがそのせいで人間の村が一つ滅びた。


「それで今日はどうしたのかな?」


「あぁ、これを買って欲しい。」


「これは……竜の血だね。 この血のオーラからして震山竜ゴルサヴァクの血のようだが、まさか倒したのか。」


そう言ってアレイスターは片目だけのメガネのようなものをかけて鑑定しだす。


数分経ってアレイスターはメガネを外す。


「うん、本物だ。 しかも新鮮で量もある、喜んで買い取らせていただくよ。 買取価格は相場に少し色をつけて一千万ルピアで買い取らせてもらうよ。」


「い、一千万!?」


「あぁ、竜なんて超希少なモンスターの血を大量に買い取らせてもらえるなんて光栄だよ。 しかもちょうど店に3人組の客が竜の血はないかと聞いてきたんでね、これはついてるな。」


そう言ってウキウキしながら店の奥へ行くアレイスター。


俺はしばらくの間店内をみて回ることにした。


主な商品は素材だが、たまにポーションなども置いてある。


「うーん、『龍の爪』、『 マンティコアの精子』、ん?なんだこれ。」


俺は一つの商品に目をつける。


それは金色の鐘のようなもの。


名前は『天鐘』。


みていると心が惹かれるような気がする。


「お、それに目をつけるとはなかなかの目利きだね。」


アレイスターが大量の金を詰めたケースを持って奥から出てきた。


「それは2つあるから一つは売り物として出しているんだけどそれはどうやら竜の一部らしいんだ。」


「竜の!?」


「あぁ、この世に竜は5体存在する。 『震山竜』『焔帝竜』『仙歌竜』『天鐘竜』『古代竜』。 それは『天鐘竜』アグリジュナの鱗の一部らしい。 こうやるといい音がなるんだ。」


そう言ってアレイスターは天鐘を数回ならす。


カラーーン、カラーーン、カラーーン。


とてもいい音が響き渡る。


耳がとろけそうだ。


俺はこの世界が嫌いだったが始めてワクワクが止まらなくなった。


自分的にアレイスターってキャラ一番好きです。

ところで3人組の客って……。


評価、ブクマ等よろしく

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