表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第六章、山すらも揺るがす竜
35/192

#35 絶対防御形態と亡き者の聖剣

二人は俺たちにそう言ってゴルサヴァクの近くまで行く。


「《絶対防御形態》起動。」


ゼロがそういうと、ゼロの体から所々綺麗な金色の線が入っている。




名、ゼロ


状態、絶対防御形態




一方ミルドは自分の胸の骨から白く神々しい光を帯びた物体を引き抜いていた。


その物体は体から出るとみるみるうちに剣のように形を変えていった。


「『亡き者の聖剣』。」


そう言ってミルドは聖剣を天高く構える。





名、亡き者の聖剣


種族、聖剣


属性、神聖






「それじゃあいくぞ。」


「えぇ、あなたには合わせますよ。」


そういうとミルドは聖剣を片手にゴルサヴァクの元へ走っていく。


ミルドが聖剣を思いっきり突き刺すと、聖剣から眩い光が漏れ出す。


「ゴァァァァ!?」


どうやらミルドの聖剣には聖属性がついており、竜に効果抜群らしい。


そういえばアンデッドは聖属性をくらうと浄化されるとか聞いたことあるんだけどなんともなさそうだな。


ミルドは聖剣を引き抜き、一旦離れようとするがゴルサヴァクは構わずブレスを吐く。


「まずいな。」


「任せてください。」


そういうとゼロは自らブレスを受けに行った。


しかしゼロには外傷がなく、ピンピンしている。


「怪我はありませんか?」


「大丈夫だ、すまない。」


「いえ、私にできることはこれくらいしかありませんから。」


この攻防戦を繰り返し、数時間。


ゴルサヴァクは完全に体力とスタミナを削られていた。


もちろんミルドとゼロも削られていたがゴルサヴァクほどではなかった。


「ミルド、いけますか?」


「あぁ、まだなんとかな。」


「ゴルサヴァク戦の前に言っていたこと覚えてますか?」


「あぁ、 あれやるか。」


しばらくするとゴルサヴァクは体全体を使ってミルドをなぎ払おうとしてきた。


その瞬間ゼロは自分の最大速度でゴルサヴァクに衝突し、ゴルサヴァクを怯ませた。


「あとは頼みましたよ。」


そう言ってゼロは力を出し切ったのかパタリと倒れる。


「任せろ!!」


ミルドは聖剣を持ち、高速でゴルサヴァクの首を狙い、一太刀食らわせる。


だがそれだけでは止まらなかった。


「まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ!!!!!!!!!!!!」


ミルドは何度も何度もゴルサヴァクの首に斬撃を浴びせまくる。


そして最期の一太刀が終わった瞬間、



ゴルサヴァクの首がゴトリと落ちた。


その時、俺はポツリと独り言をした。


「このパーティー俺いらなくない?」



評価、ブクマ等よろしく

感想待ってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ