表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第五章、仲間が欲しい
31/192

#31 再開

「む。」


スケルトン軍団が止まる。


「どうした?」


「この先の壁に違和感があるのですが。」


そう言ってミルドが壁を指差す。


たしかにその壁だけアダマンタイト合金でできていた。


「怪しいな。」


「ですが我らではこの壁を突破するのは難しいのですが。」


「私のフルパワーでは壊すことができると思いますがそれだと城もろとも消し飛びます。」


ミルドとゼロは俺にいう。


「任せとけ、こんな時のために持ってきたものがある。」


俺は真っ黒なスーツケースを取り出す。


黒光りしたケースの取っ手の近くには青いボタンが付いている。


ポチッ


俺がボタンを押すとガシャガシャとケースは形を変えていき、青白い光が所々からでている黒色の小さめの大砲ののような形になった。


俺は地面にスピタライザーを突き刺し、ポケットから純度75%の魔石を取り出す。


魔石とは自然発生した魔力が特定の鉱石に吸収されてできたもの。


市場に流れるもので最高純度は38%。


その倍以上の純度を誇る魔石を大砲にセットする。


「輝け俺の新兵器、純度70%以上の魔石の力を最大限フルパワーでエネルギーを取り出すことで原子力発電所一つ分ばりのエネルギーを取り出すことができ、さらにそのパワーで戦車と同じ75mm弾をマッハ3で打ち出す最強兵器、名付けて『戦車ライフル』だ!!!」


俺の知恵を振り絞って完成させた一発で戦車数台の威力を出すことができる戦車ライフル。


地面にスピタライザーを何本も突き刺すことで反動で吹き飛ぶことがなくなった。

(スピタライザーつける前に試し打ちしたら反動で吹っ飛んだ)


「さぁ、その威力を見せつけろ!! 出力最大!!!」


俺はレバーを引き、魔石の力を解放させる。


青白い光が戦車ライフルを包み込む。


エネルギー装填完了の合図だ。


「おらっ!!!」


俺がトリガーを引いた瞬間ものすごい轟音と共に弾丸が放たれる。



ドゴーーーーン!!!!!



アダマンタイト合金の壁は粉々に砕け散った。


そこから出てきたのは隠し部屋のようなもの。


そこには金銀財宝が眠っていた。


「おぉ!」


「宝のやまだー!!」


「おおよそ見て1兆ルピアは有ると思います。 そのほかにも国宝級の宝がありますね。」


金貨の山に突き刺さるように置いてある宝石で飾られた剣など、戦闘には使えなさそうだが価値がありそうなものばかりだ。


「でもなんでこんなところに宝物庫が?」


「ダンジョンには必ず一つ宝物庫を用意しないといけない仕組みなのです。大体の場合はコアルームと繋がっているはずなんですが……あ。」


ゼロがなにかを見つけたように言葉を詰まらせる。


ゼロの視線の先には『コアルーム』と書かれている。


「バレバレすぎないか?」


「罠かもしれません。」


「ではここは私達が先頭で行きましょうか。」


そう言ってミルドが先頭に立とうとするが俺は阻止する。


「大丈夫だ。 罠はない。」


「わかるのですか?」


「いや、なんとなくだ。」


なんとなくか。


まぁほとんど確信していたんだけどね。


扉から聞こえる声で。


小学生の頃の親友。


その声が扉から聞こえたのだ。


俺は勢いよく扉を開ける。


待っていたのは黒いローブに身を包んだ親友。


「待っていたよ、聖夜。」


「会いたかったぜ、はじめ!!」


ダンスラッシュってめっちゃ楽しいね

(テスト3日前)


評価、ブクマ等よろしく

感想待ってます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ