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Fエンド

家族の暖かさを知らなかった人間の末路

「……ここで暮らすよ。」


俺は口を開いた。


すると父、ゼルディアは筋を綺麗に取ったみかんを俺のところにそっと置いてくれる。


「今はまだ決断してすぐだから慣れないだろうけど直になれると思う。明日になったらエンゼルと私の3人で近くの天界の街にでも行こうか。」


「……うん。」


「そうだ、ユーヤにもいっとかなくちゃ。彼女ったら用事があるってどこかへいっちゃったからね。まさか浮気なんかないよな……。」


父の声を聞くとどこか心が穏やかになる。


聞く人を安心させるような、そんな感じだ。


俺は物心ついた時は施設で育った。


だからか親や血の繋がった兄弟がいるって思うとすごく嬉しいんだ。


これからは親孝行ってのもしてみたい。


もう、あの世界で起きたことは全て忘れよう。






仲間だの正義だのあんなくだらないものに固執していた自分がおかしかったんだ。




世界のためなら何度でも-Fエンド


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