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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第七章、最凶最悪残虐暴虐
152/192

#150 ラストボス

「俺の魔銃ブラック・エンペラーの玉は何に当たろうが絶対に止まることはない。」


「闇堕ちした友人との対決、この小説もクライマックスってとこか。」


「めたい発言は控えろよ!!」



バンバンバン!!!!!!



ハジメは引き金を連続で引く。


1発2発3発と弾丸は俺を目掛けて飛んできた。


俺は弾の起動を予測し瞬時に避ける。


弾丸はそのまま城の壁を貫いて飛んでいってしまった。


「城を貫通しても弾速が落ちてねぇ……。」


「やっぱり強い!!ありがとう神王、この力でこの憎い聖夜を殺すことができる!!!!」


神王。


今たしかにハジメの口からそう聞こえた。


「お前のその力神王が関わってんのか?」


「どうでもいいだろう?まぁ神王に依頼されてやってるわけだけどな。」


そう言って引き金に指をかける。



バンババン!!



さっきとは違うリズムで弾が飛んでくる。


これは2発、いや三発だ!!


ばばばっと横に避けて三発の弾を避け切る。


「でも本命は銃じゃないんだよな〜。」


ハジメはすでに魔術を完成させていた。


「『ハイエンド・ブラスター・滅』。」


天之川が使っていた魔術の上位互換のような魔術を放ってくる。


しかし弾を避けていたせいでかわせる余裕はない。


「なら受ける!!」


俺は歯を食いしばり魔術をもろに喰らう。


「おぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


聖魔術の適性がない分闇魔術の耐性が少し高いので死ぬほどってわけではないけど痛いもんは痛い。


全身を持続的な痛みが襲う。


「うーん。致命傷にはならないか。」


「あったりまえだ。」


「あ、そろそろ来るから気をつけなよ。」



ドゥン



「がぁ!?」


弾丸が三発飛んできた。


しかし発射音が聞こえない。


弾は俺の肉をえぐった後またどこかへ向かって行った。


「三発って……ことは!!」


「正解。この弾丸は一番最初に撃った弾丸が全ての建物の壁や生物を貫通して世界を一周して戻ってきた弾だよ。ほら、また来るよ。」


ハジメが指を指す方向からまた三発の弾丸が飛んできた。


速すぎて避けきれない!!



バズゥ!!!



弾丸のうち一発が腕を右足を貫通する。


「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」


痛みで気絶しないように全力で歯を食いしばる。


「さて弾丸も当たってくれたことだし見晴らしのいい場所に移動でもしようよ。


「おいおい怪我人にいうことかそれ?」


「たしかに足怪我してる人に移動しようはよくないね、じゃあここを更地にしようか。


ハジメは城の床に手をピタリとおく。



サラサラサラサラ



砂の落ちる音と共に城が揺れ始める。



ドザァァァァァァァァァァァァァ!!!!!



「城が崩れている!?」


みるみるうちに城は崩壊してサラサラの砂となっていった。


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