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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第七章、最凶最悪残虐暴虐
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#146 天界の惨劇

「そうですか、翔は死にましたか。」


俺の報告にキャラメルは残念そうに俯く。


横には戦いに負けてむすっとしている座っているフェルとゼロとの戦いでトラウマを植え付けられたペストがいる。


「お前達は今後どうするんだ?」


「私は弟の元に帰るよ。あいつの魔術の腕をさらに磨いてやります!!」


「僕はコンピューターウイルスの開発でも進めとこうかな。」


「もしかして私に使うつもりですか?」


「め、め、め、め、め、め、め、め、滅相もありません!!姉さんに手なんか出すわけないじゃないですか!!」


ペストは手をすりすりとゼロの顔色を伺っている。


「グルォォォェア、ゲェォォォゥゥゥ。」


「お前に関しては何も分からん。」


3人はミルキーウェイの屋上に天之川の墓を建て、それぞれの目標のために去っていった。


それでも一週間に一回は墓参りに行くらしい。


「俺も全てが終わったらこようかな。」


これでユイの言うポイントはたまった。


あとは神王になるだけだ。


「そういえばユイにどうやって神王になるか聞いてないな。一度天界に戻ってみるか。」


俺はエレベーターで3人を迎えに行ったあと、天界に向かった。




天界


「なんだよこれ……。」


俺たちが天界に着くとそこはまるで地獄のような風景が待っていた。


崩壊した建物、黒い炎で焼けた公園、体の一部がちぎれた死体、それを介抱する天使達。


そして無事な天使は大急ぎで地上に避難していた。


俺は道行く人に声をかける。


「おいこれどうなってんだ!!」


「あなたは女神様の……。事情は女神様が話されると思います。」


そう言って早足で他の天使の救助に向かっていった。


「主人……人の手によって壊されたようです。」


「それにそこら中から汚れた魔力の跡がちらほらあります。」


「くっ、一度ユイに話を聞きにいくしかないか。」




理想郷:エデン



「ユイ、いるか!!」


俺は扉をどんどんと鳴らす。


すると間が空いてメイド天使が扉を開けた。


「女神様はこちらです、早く!!」


俺達はメイドに連れられてユイの部屋にたどり着いた。


部屋には大きな医療用ベッドに横たわるユイの姿があった。


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