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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第六章、VS 【時の魔術師】天之川 翔
141/192

#140 無尽蔵の魔力

小さな爆発が早い感覚で打ち込まれる。


「どうなってんだ!?こんなに魔術使ったら魔力なんてすぐ消えるだろ!!」


「……。」


天之川が今使っているのはおそらく範囲は狭いが大爆発を起こす『リトル・エクスプロージョン』だと思う。


範囲が狭く消費魔力が少し多いが威力が少し高い爆発系統の魔術。


それをぼんぼんと連続で使っているのに魔力が減っていない気がする。


魔力の流れはちゃんとしっかりしてるのでハッタリではない。


すると魔力ではない何か……、技術?


「まさか【エクストラスキル】?」


「お、答えにたどり着いたんだね。」


天之川は攻撃の手を止める。


「僕のエクストラスキル、【永遠魔力増幅(うちゅうへのみち)】。僕の魔力は消費されるたびにそれを上回る速度で魔力が回復する、永遠にね。」


「つまり魔力無限ってことじゃねぇか!!」


「まぁ捉え方はそんな感じだね。」


「だったら吸えば問題ねぇ、ルシファー!!」


『任せろ。』


俺とルシファーは素早く融合し、天之川の魔力を吸収する。


「ん〜まぁ、たとえ魔力を吸われてもそれを上回る速度で回復するってわけですが。」


「お前を戦闘不能にするためのじゃねぇよ。」


無尽蔵と言わんばかりの天之川の魔力を吸収し、俺には魔力が溢れている。


「なるほど、自分の保有魔力を底上げしたってわけですね。」


「あぁ、ここからが本番だぜ。これが俺のエクストラスキルだ!!」


俺がエクストラスキルを発動するとそれと同時に俺の体に俺と6柱の悪魔が一気に入り込んでくる。


「なんだか気配が入り混じってますね。これが噂に聞く使役している悪魔達ですか。」


『使役じゃねぇよ、俺様たちは手伝ってやってんだよ!!』


『そうそう、そこら辺ちゃんと広めとけよ。』


『この俺が人間なんぞに使役されるわけなかろう。』


「うるせぇおまえら!!」


『眠い。』


『落ち着けお前たち、聖夜が困っているだろう!!』


『ねぇ私ご飯食べたいんだけど。』


「……、統率はできてないんですね。」


「そこらへんは気にするな。さぁいくぜルシファー、マモン!!」


『任された。』


『了解だ。』


《傲慢の悪魔》ルシファーの固有能力、『魔力吸収』で天之川から遠距離から大量の魔力を吸収し、《強欲の悪魔》マモンの固有能力、『魔力強奪』で大気中や物質の魔力を根こそぎ吸収する。


「ベル、起きろ。出番だぞ!!」


『うぇ〜。』


《怠惰の悪魔》ベルフェゴールの固有能力、『魔力貯蓄』で膨大な魔力を体に留めれるようにする。


「レヴィ!!」


『おらよ!!』


《嫉妬の悪魔》リヴァイアサンの固有能力、『魔力格上』で俺の膨大な魔力を高純度な魔力に格上げする。


『私は言われなくてもわかってるわよ〜。』


『俺様もだ。』


「さすが、頼んだぞ。」


《色欲の悪魔》アスモデウスの固有能力、『魔力繊細操作』と《暴食の悪魔》ベルゼブブの固有能力、『魔力伝導』で運動に必要な微細な筋肉全てに魔力を流し、身体中を強化する。


そして俺は六柱全ての悪魔の精神と融合し、漆黒の鎧に身を纏う。


鎧は所々牙のような装飾が施されている。


「これが俺のエクストラスキル、【神喰の魔神(ゴッドイーター)】だ。」




過酷な試練を乗り越えて手に入れた力と努力と研究によって手に入れた力が今ぶつかり合う。


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