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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第一章、地獄の業火を纏いし竜
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#123 次の目的地

「主人よ、私あの竜嫌いです。」


「まぁそう怒るなよ。あいつも悪気があってやったわけじゃないんだし。」


「でもあれで私の骨何本か折れたんですけど。」


俺たちはガルミラナを連れ帰るために色々と地獄で用意をしていた。


「てかお前のサイズだと地獄門から出入りできないんじゃねぇの?」


「確かに俺様の地獄門のサイズは俺様2人分しか広げられねぇぞ。」


そういうとガルミラナは何か閃いたようにビクッと震える。


するとガルミラナはどんどんと縮んでいき、戦車3台分ほどの大きさだったガルミラナは中型犬サイズに変化していった。


「お前収縮もできるのかよ。」


「ルミナが言うには収縮すると炎の威力も弱まるからあまり使わないらしいですよ。」


「お前いつの間に竜の言語理解したんだよ。」


「ルミナの鳴き声の震えとかで感情読み取ったりする機能を博士がつけてくれていたらしいので。ほんとだ、触れるくらいに温度が低くなってます。」


そう言ってゼロはガルミラナもといルミナと戯れる。


ミルドがなんだかルミナに嫉妬の視線を向けているが本人は気づいていないようだ。


「それじゃあ正義もガブリエルもありがとうな。」


「気にするな!!俺は今から天界に報告しに行くがお前はどうするんだ?」


「俺?別に行くところもないけど。」


俺がそういうとダークが俺に話しかけてくる。


『なぁ俺。一度天界に行ったらどうだ?』


「なんで?まだ必要なポイントは溜まってないんだろ?」


『俺はさっき女神と話していたんだがそろそろお前に真実を話す時が来るから呼んできて欲しいって頼まれてな。』


「真実?なんか試練の世界がどうたらとか俺が主人公だとかの話はもうされたじゃんか。」


『……、とにかく今回も大事な話なんだ。正義についていって天界のエデンに行ってくれ。』


「うーん、なら行くか天界。ミルド、ゼロ。次の行き先が決まった。正義についていくぞ。」


「わかりました。ミラナ、行こっ。」


「焔帝竜……いつか殺す。」


「キュウン?」


ゼロにくっつくルミナをミルドはすごい剣幕で眺めねいた。






天界内部『理想郷:エデン』



「ユイ。伝えたぞ。」


「ありがとう黒聖夜。」


女神はコーヒーカップを机の皿にのせる。


「お前苦いの嫌いだっただろ、どうしたんだよ急にコーヒーなんか飲みだして。」


「ちょっと雰囲気作りたくって。」


よくみるとそのコーヒーはミルクや砂糖がたくさん入っていた。


「しっかし伝えるのちょっと早くないか?まだ試練終わってすぐなんだぞ。」


「仕方ないのよ、やばいことになってきたんだし。『大アルカナを虐殺したあいつ』と『天之川』、この二人でポイントが溜まりきる。そうなる前に真実を教えとかないと。」


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