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【完結済み】世界のためなら何度でも  作者: 社長
第一章、地獄の業火を纏いし竜
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#118 痴話喧嘩

前章のあらすじ

3人は自分たちの覚悟を決め、試練の主達を倒す。

そして念願のエクストラスキルを手に入れた。

「よしお前ら、次の竜討伐に向けての作戦会議を開く。」


俺は二人の握力によってひしゃげた手で机をバンと叩く。


「我が主人よ、さすがにテンポが早すぎますよ。主人の体の回復のためにももうちょっと休んでからの方が。」


「こうでもしねぇと小説が続かないんだよ!!ていうかバトル以外でネタ切れなんだよ!!!」


「主人!!メタ発言はなるべく控えてください!!!」


「そうですよ、世界観が壊れちゃうじゃないですか!!」


いかんいかん、つい情熱的になってしまった。


「ゴホン、話を戻す。一刻も早く竜を倒すために次の竜、〈焔帝竜〉ガルミラナを討伐する。」


俺は二人に資料を渡す。


「……手書きなんですね。」


「だってコンピューター魔道具の使い方わからないんだもん!!」


「次から資料は私にお任せください。」


二人は出来るだけ丁寧に書いた手書きの資料に目を通す。


「この生息地、地獄というのは?」


「ベルゼブブたちに聞いた話だと焔帝竜は長年地獄に縄張りを張っているらしい。なんでも地獄の温度が焔帝竜にとってちょうどいいらしいぞ。」


「地獄の業火がちょうどいいなんて焔帝って名乗ってるだけはありますね。」


「それで装備品は税金から買った《クーラードリンク》を必要そうな分用意してある。あとは自分や武器のメンテナンスをしっかりして一ヶ月後に地獄に向かう。」


「「わかりました。」」


二人は返事をし、部屋へと戻っていった。


さてあと一ヶ月。


俺もミルドに剣術教えてもらおうかな。





一ヶ月後


「しんどい……。」


「マスターどうしたんですか?」


「私が剣術を教えていたのですが普段あまり使わない筋肉を刺激したせいで筋肉痛になったそうです。」


俺は仰向けになりながらぐったりとする。


「はっ!!こういう時こそエクストラスキルを!!」


俺は習得したエクストラスキルを使って筋肉痛を元に戻した。


「マスターのエクストラスキル凄いですね。ちなみにどんな効果があるんですか?」


「内緒。」


「ケチですね。」


「ケチじゃない。焔帝竜との戦いで見せるから。」


「そういえばゼロも主人もエクストラスキルを習得したんですね。」


「そうですよ!!私のエクストラスキルは……。」


「ゼロのは聞いてない。」


「なんでですか!!」


ゼロとミルドが揉めているのを俺はじっと見つめる。


この二人仲良いな。


見てるとほっこりする。


「痴話喧嘩はそこまでにしとけ。そろそろ地獄に行くぞ。」


「「痴話喧嘩じゃないです!!!!」」


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