眠れば異世界‼︎
超計画なしふぁんたじー(?)
私の名前…そんなことよりここはどこだろう
見慣れない風景、空に浮かぶ島々、
な、なんでこんなことに…⁇
い、一応自己紹介はしますよ、はい;
私の名前は菓16歳で明日からは
高校生活が始まる…と思っていたのに…
ゆ、夢じゃないよね…⁇
何回も自分のほっぺ叩きすぎてフグみたいに…
考えてても無駄かな、…そう思っていたら
ふいに後ろから声が聞こえた。
「ヨーコソ、イセカイヘ」
…は?寝ぼけてんの⁇…何このピエロ…
てかピエロが話しかけてくるなんて
なんて定番…異世界に来るのもめちゃ定番なんだけど…;
…でもまさか私がこんなことになるなんて、
こういうのは普通主人公がなるものじゃないのかな⁇
あ…もしかして私ってモブ⁈モブなのかな⁈
な、なんだっていいじゃん別に‼︎
どうせいつもみたいに現実では寝てるんでしょ‼︎
もうこんな世界満喫してやる‼︎
…って、ピエロのこと忘れてた;
「アラタメマシテ、ピエロデス、ナゼナマエガワカッタンデショウカ」
…うん、かたことやめてほしい。
というか見た目がピエロだもん、うん、
よし、これは私からもしゃべりかけないと…
「あ↑あの」
や、やば、声裏返った…やっぱり人と話すのって慣れないよう…
あ、人じゃなかった、ま、いっか☆
ってあれ、ピエロもういないじゃん、
この世界のこともうちょっと知りたかったのに…
すると、またふいに後ろから声が聞こえた
「あ、えっと、すいません」
イケボだった、びっくりして振り向いちゃった
「あ、驚かせてしまいましたか?」
んと…青年がしゃべりかけてきた、どーしよ
また、青年はしゃべりかけてくる
「こ、この世界のこと色々と教えていただきたいのですが…」
わ、私は何もわかんなかったのでとりあえず焦りながらも
「す、すいません‼︎私もあんまりこ、この世界のこと知らないんです」と、言った
しかし青年は、視線を逸らしながらもしゃべろうとしてくる
「あ、じゃあ一緒にこの辺探索しませんか⁇俺、この世界に今日来たばっかなので」
私は…実は方向音痴なのでこの人に賛成すると返事をした
「じゃあ改めてでもないけどよろしくお願いします、あ、ちなみに俺の名前は照史っていうんで気軽にあきちゃんとか好きに呼んでください」
あ、あきちゃん…女の子じゃないのにそれは呼びづらい…
しかし私は声に出して
「あ、あきと‼︎よろしく‼︎」
…恥ずかしかった。体温の上昇が相手にまで伝わるくらい熱くなった。
あきとは、「あ、名前教えてもらってもいいですか⁇」
…さらには無視されちゃったよ私…せめて反応してほしかったな…
「わ、私の名前、菓、よろしく、あきと、」
ダメージくらいすぎた、HP減ってないのに…
…HP⁇
「うわ‼︎なんかゲージが浮かんでる‼︎」
私はびっくりした、触らなくてびっくりした。
「あ、これは菓さんのHPですね、青色なのでランクはDくらいでしょうか」
で、でー⁇それっていいほうなの…⁇
「HPは平凡ですね」
そ、それをなんで言うの…ダメージくらっちゃう…
そもそもこの世界何⁇何かと戦わないといけないの⁇
HPと一緒にMPもあるもんじゃないの⁇
HPってなんでひっとぽいんとなの⁇
もう頭が痛い…今日は寝るって伝えよう…
「ごめん、今日はちょっと頭が痛いから寝ます…」
あきとはキョトンとして
「宿、宿がそこにあるから…初期金額から20金引いて泊まりましょう」
な、あきと…私よりしっかりしてる…何歳くらいだろ⁇
「あ、あきと…宿ってどこ⁇」
あきとは即答した。
「その酒場の横」
あ、すぐそこにあった…
え、あ、部屋一つしか空いてない…
「ほ、他あたろっか;」
でもあきとは、なんの動揺もせず
「2名で一部屋借ります」と。
…同じ部屋…⁇今日知り合ったばっかなのに…⁇
2名様どうぞ、という声が聞こえた。
亡霊のようにササーっと部屋まで歩いていき
荷物を部屋に置いてベッドに顔を伏せた。
慣れない、寝れない、恥ずかしい、
色んな感情と思いが一斉に込み上げてきた。
あきとは、先に風呂に入りにいった。
これからどんなことが起こるのか私にはわからない。
だからこそ色々楽しんでいきたかったけど…
出だしからこんなことってなしでしょ…‼︎
そして高校生活ではなく異世界での生活を繰り広げていく中学卒業生であった
まず読んでいただきありがとうございます
計画なし小説ですが優しく見守っていただけると幸いです
こういうのはあっさりとしてますが仕方ないです(すいません)
定期的に投稿するかわかりませんが曖昧でも次回も見ていただきたいです