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千夜の晩餐  作者: 卯堂 成隆
第四夜 鬼神を殺す魔神の話
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★登場人物・設定

★登場人物


【ミールザ・キヤーバスティニー】

 男、22歳。

 女王シェヘラザードの近習の一人で、そのかるい言動にもかかわらず、かなり身分の高い家柄。

 お調子者ではあるが、そのぶん誰とでも気安く話ができ、その交友関係の広さはジンやシェヘラザードも一目置いている。

 なお、極度の脚フェチであり、ジンの下で働いているソニアに気があるらしい。


【ソニア】

 28歳、女。

 代々経済を研究する学者の娘として生まれ、極めて高度な教育をほどこされたが、彼女の知識を必要としない男の元へと嫁ぐことになり、そのために夫婦仲が悪くなったという不幸な女性。

 現在は侍女として、同時にジンを補佐する専属の財務官として働いている。

 まるでカモシカのような細く美しい脚をしており、近習であるミールザの視線はいつも惑ってばかりだ。


 なお、彼女が妊娠しなかった原因は夫のほうにあり、彼女自身にはまったく問題がなかったことが判明している。

 元夫が育てている子供が本当に実施であるかは定かではない。

 


【ベフザード(兄) ベフナーム(弟)】

 27歳、男

 たくましい体付きと冴えない顔をした双子の兄弟。

 その劣等感から、女性を非常に苦手としていた。


 一卵性双生児であり、言葉を解さずして互いの意識や記憶をある程度共有するという、とんでもない特技を持ち、現在は門番の仕事をしながら、ジンの下でラーメン屋となるべく修行をしている。

 なお、料理の才能はそこそこあったらしく、最近はその料理の腕のお陰で自信が持てるようになり、女性とも普通にしゃべることが出来ているようだ。


【アイーシャ】

 19歳、女。

 天使にあこがれる愛らしい姿をした女性。

 その倫理観は、一部が人として破綻しており、時おりよそうもしない行動をとる。

 現在はジンの口利きで孤児院の下働きをしているが、子供とじかに触れたり話をする事は禁じられている。


 なお、その出自はかなり大きな商人の娘であるらしい。


【ハーニ】

 年齢不詳、女。

 元鬼神であるジンの侍女。

 ジンに誘惑されてしまった際になぜか受肉してしまい、その後は半ば人として生活している。

 鬼神としての力は健在であり、その力で家事を行うためジン屋敷を文字通りお化け屋敷にしてしまっている。

 そのため、ジンの侍女はソニアと彼女しか残っていないのだが、彼女一人で屋敷の全てをまかなってしまえるため、館の主であるジンは一向に問題にしていない。

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