ナヴァルストーリー
ナヴァルストーリー
1、プロローグ
私は並木 見麗。
私は、ぱっと見は外国人に似ている…らしい。
私はそこまで、外国人は好きじゃないんだけど…。
身長は、百五十二センチ。 体重は…。
中学一年生。
天然茶髪。
髪には、くせ毛があって、シャギーのショートカット。
私には同い年の幼なじみがいる。
秋川 薺
私とはちょっとちがくておしとやかな人。
目は細くて、腰まで、とどくほど長い黒髪でストレート。
幼なじみ&親友
少なくとも私はそう思っている。
2、私の好きな人…
私は花丘中学校に昨日進学した。
そして、今日は通常授業。
私はいつもやる気になれない。
だって通常授業なんて、ただ、問題をとけばいいもの、全部塾で習ってある。
とっくのとうに。
しかもよりによって一番簡単な数学なんだもの。
私は浮かない顔で古い学校の机と向き合っていた。
そして、がんばって力をふりしぼって書いた。
(こんなの簡単すぎてやってられないわ。)
そんな時にやってきた。
考えられないほど、バカな奴が。
だっだっだっだっだっだっだ・・・・
『ん?』
クラス全員が眉をよせながら、顔をあげた。
ガラッ・ピシャッ。
一気にドアが開いて、一気に閉めた。
入ってきたのは、幸元 直哉だった。
「はー。」
私は呆れて、ため息をついた。
桜の花びらだらけになっていた。
急いで自転車をとばしてきたのがすぐにわかった。
「フッ。」
私は鼻で笑った。
こんなバカな奴見たことない。
「幸元、おくれたばつで廊下に立ってろ!」
先生が怖い顔で廊下のほうを指さした。
数学の先生は特に怖いという噂。
「は、はい。」
幸元はがっかりしながら廊下のほうに歩いていった。
可哀想だな。
私は軽く同情をしてあげた。
『ははははは・・・』
私はちょっと気になっていた。
キーンコーンカーンコーン・・・
予鈴がなった。
私は廊下に出ていった。
うつむいてる、幸元がショボーンッと立っていた。
私はそんな幸元の前に立ち。
私はまっすぐに幸元の目を見て、ニコッと笑った。
そしたら、幸元が言ってきた。
「作り笑い、やめたほうがいいよ。」
幸元は真剣になって言ってきた。
わかったんだ。
私の作り笑顔。
「ありがとう、でも、本当に笑う気になんてなれないの。」
私は目を逸らして言った。
前なんて向いてたら顔が熱くなる。
「お前の本当の笑顔、見てみたいな。」
幸元は上をむきながら言ってきた。
言った顔は微かに笑っていた。
ドキッ
私の胸が大きく脈を打った。
「あのね、これ、何か知ってる?」
私はポケットから桃色の石を取り出した。
なんとなく持ってただけなんだけど。
「何だ? これ?」
石を見て首をかしげる幸元。
知らないのかな?
「パワーストーンっていうの。」
私は笑顔で言った。
微かに笑ってみた。
「あー、あの有名な、始めてみた。」
びっくりした顔に私は笑ってしっまった。
本当に見たことがないんだ。
私こそそんな人初めて見た。
「そこまで驚くことじゃないよ?」
私は笑いをこらえて、言った。
「だって俺初めて見たんだもん。」
幸元はほっぺをふくらませていった。
可愛い。
私は思わずそう思ってしまった。
見とれそうになった。
「あげる。」
私は石を差し出した。
きっと私なんかよりもっと存在とすると思う。
「え? いいの?」
幸元は石に指を向けて尋ねてきた。
驚いている顔が妙に笑いを誘った。
「うん。」
私は笑みをこぼして言った。
本当にバカって面白いわ。
「じゃ、じゃあ、貰う。」
ちょっとだけうれしそうな、顔をして、手にのせた。
可愛い。
「恋愛のパワーストーンだから。できるといいね。彼女。」
私はその時、幸元が私のことを好きになりますようにとちょっとだけ思った。
自分でも驚いた。
ほとんど知らない男の人に惚れるなんておかしい。
キーンコーンカーンコーン・・・
予鈴が鳴った。
薺が立っていた。
ロッカーによっかかり私のほうをじっと見つめていた。
「これからはライバルかもね?」
薺が急に怖くなった。
いつもは「見麗ー、好きな人いたんじゃなーい。」っていってくるのに。
「薺、まさか、幸元が好きなの?」
私は恐る恐る尋ねた。
知りたくないよ。
「そのまさかよ。」
薺は怖い目をして、私に言ってきた。
その怖い目は、深い海の色をしていた。
吸い込まれそうな、怖い目だった。
「そんな。」
私はここから逃げたくなった。
息ができない。
「そろそろ席に着かないと先生きちゃうよ?」
私は怖くて目を逸らした。
バンッ
薺はロッカーに手をのばしていて、通れない。
私は逃げ出してしまった。
怖い。
ガラッ
直哉
「!??あれって並木?…泣いてた?」
俺は追いかけた。
(俺の足をなめるなよ。これでも小学なんて三年間陸上クラブだったんだ。)
俺はすぐには追いつけなかった。
でもなんとか追いつけて。
並木の腕を掴んだ。
「何で逃げるんだよ。」
俺はつかれはてた口を何とか動かして言った。
何で俺こいつのこと追いかけてきたんだろう。
「ひっ、ひっ、ひっく。何でよ。何でついてくんのよ。」
並木は泣いてる顔を隠し、俺に背を向けて言ってきた。
俺だってそれが知りたい。
「心配だったからだよ。」
俺は並木の背中を優しく覆った。
並木は俺の方に体を向けた。
「あんたのせいよ、あんたがそんなにモテるからよ。」
並木は泣きながら俺に言ってきた。
俺は驚いた。
「何で俺のせいになるんだよ。」
俺は並木を抱きしめたまま問いかけた。
俺がモテるって初めて聞いたよ。
「あんたが、あんたが私を好きにさせたのよ。」
並木は悔しそうに言った後、歯を食いしばっていた。
苦しそうな顔はなんだか辛そうに見えた。
「え?」
俺は尋ねた。
今、なんて言った。
「私はあんたが…好きなのよ…。」
並木は苦しそうにつぶやいた。
苦しい。
俺は心が締め付けられる感じがした。
「うそだろ?」
俺はびっくりして何も言えなくなった。
言えるわけない。
それ以外言葉は発せ無い。
「…………。」
俺は黙った。
何も言えない。
言葉に表せない。
「そろそろ予鈴がなるぞ?」
俺はやっと話始めた。
でも、あの話には触れられなかった。
「もう少しこのままがいい。」
並木は涙声で言ってきた。
なんて苦しそうにつぶやくんだろう。
断れねぇじゃん。
「じゃあ、もう少しだけだからな。」
俺は優しくつぶやいた。
並木の心に伝わってほしくて。
「うん。」
二分間ずっと抱き合っていた。
もう、予鈴がなるのに、おかまいなしに。
俺は涙でいっぱいの並木を見ていると、どうしても放っておけなくなった。
どうしてだろう?
でも、生まれてからずっと人が苦しんでるところを見ると放っておけないたちだからかな。
「ありがとう、もう大丈夫。」
精一杯の笑顔はひきずっていた。
俺にはわかった。
昔から人の笑顔が作り笑いか本当の笑いかがわかってしまうので時々困る。
「何があったか、教えてくれないか?」
俺は、放っておけなくて尋ねてしまった。
でも、わかってたんだ。
自分が放っておかないってことが。
「実はさ、薺がね、幸元のこと好きなんだって。だから、これからは、ライバルねって。」
並木は泣きそうになりながら、語った。
きっと辛いに違いない。
「小学校までは、すごく仲良かったんだけど、さっき、急に人が変わったみたいに怖くなって。逃げちゃったんだ。」
涙をこらえてるのがすぐにわかった。
何度も何度も鼻水を吸う音が聞こえた。
「ふーん。」
俺はまた、黙ってしまった。
だって、どうやって返したらいいのかわからないから。
キーンコーンカーンコーン・・・
「予鈴だ、一時間目終わったぞ。」
俺は並木のほうをむいて言った。
でも、並木は乗り気ではなかった。
「とにかく、教室に戻ろうぜ?」
俺は並木の顔を覗き込みながら言った。
並木はコクンと一回だけうなずいた。
俺たちは尻をパンパンッと軽く叩いて、砂をはらい。
教室に戻った。
思ったとうりだった。
重くて苦しい空気。
なにより秋川の目は特別に怖かった。
「怪しい」とみんなが俺と並木をじーと観察をしている。
俺は思わず、ロッカーのほうに目をやってしまった。
でも、並木は違った。
並木は自分の席にぎこちない足を動かしながら、戻って行った。
俺は教室を出て、廊下で立っていた。
先生は二分ぐらいたって教室の前にきた。
「ちょっと待ってろ、これから、移動するから。」
先生は少しだけ笑みを浮かべ言ってきた。
先生は時々優しい人だからな。
「は、はい。」
俺は半信半疑で答えた。
何も考えられなかった。
「おーい、移動するぞー」
教室から、先生の声が聞こえてくる。
俺は頭が並木のことでいっぱいになってしまった。
「えー。」
みんなの嫌がる声が聞こえてくる。
俺は思わず小声で笑ってしまった。
ガラッ、ざわざわ
みんなが教室から出てきた。
「並べー。」
先生が大声で言った。
「先生ー。これからどこに行くんですか?」
生徒の誰か一人が言った。
「パソコン室だー。」
先生は歩き出しながら言った。
それについていきながら、誰かがコソコソ話で…
「サイトとかつくっちゃおうぜ?」
誰か一人が小声で言っていたの聞こえてしまった。
くす。
今時のやつはみんな悪いことなんて平気でやるんだなー。
窓からみえる桜の花びらが舞っている光景を見てるとき思った。
これから、どうなっていくのだろう?と。
何か嫌な予感がした。
パソコン室…
私は上履きを22番の靴箱にいれ。
22番のシールのついたパソコンの前に座った。
そして、私の隣には幸元が座る。
私はスイッチボタンを押し。
パソコンのメニューを見る「小説」っと書いてあるページがあったからそれを押してみた。
横書きの小説みたい。
(ちょっと、書いてみようかな…)
私は書き出した。
カタカタカタカタ・・・
終わる十分前に出来上がった。
私が書いたのは恋愛ものだった。
何で恋もしたことがないあたしが…なんで?
「幸元君ーちょっとーこれ見てー面白くない?」
薺が幸元と何かをしゃべってるのが聞こえてきた。
ちょっと頭にきた。
「ははははは、こうやってやるともっと面白いぞ。」
幸元は楽しそうにしゃべってる。
何だ。
「幸元くん、すごーい。」
薺は作り笑顔を精一杯してるみたい。
すぐにわかる。
だって親友なんだもん。
私は泣きそうになった。
目に涙がいっぱいになってしまった。
でも、つらい事はこれだけでは終わらなかった。
「う、気持ち悪い。」
薺は顔を変えて幸元によっかかった。
あんな仮病して。
「大丈夫か?」
幸元は顔を近づけた。
その瞬間に起こった。
思いがけないことが…
ちゅっ
薺は幸元に顔を近づけてキスを軽くした。
うそでしょ?
「直った。」
不気味な笑みで幸元に言った。
薺の目線は私に向かってきた。
ナイフみたいな目。
怖くて怖くて仕方が無い。
震えが止まらない。
私は目線を逸らした。
ガタッ
私は思わず立ち上がり、逃げ出してしまった。
「ちょっ、待て並木!!」
俺は必死で止めようと思っただけど。
目がパソコンに奪われてしまった。
だって、ロマンッチックなことがかいてあるんだもの。
俺は並木が書いた短編小説を全部読んだ。
「並木ってこんなのが好きなんだ。」
俺は思わず声を出してしまった。
だって、並木が書くようなふうなストーリーじゃなかったから。
ー「デートの最後、私と一哉はけんかをしてしまった。
私は気づかされた、私は一哉が好きなんだ。
ずっと好きだったんだ。
やっと私は私の気持ちに気づいたのだ。
[一哉ー、一哉ー!!]
私は頑張って呼び止めようとした。
その時私を誰かが抱きしめてくれた。
あたたかくて、大きな体が私を包み込んでくれた。
[ほいっ。あげる。]
一哉がくれたのは鉢植えに埋まった。
紫色の花だった。
[何て言う花?]
私は泣くのをこらえながら尋ねた。
[ワスレナグサっていうんだって。その名のとおり花言葉は[私を忘れないで]っていうんだよ。]
私は泣くのをこらえていたけど、やっぱり一哉の言葉にジーンっときちゃって涙が出てしまった。
[うわーん。]
私はついに泣いてしまった。
[泣くなよ。]」ー
って書いてあったから。あいつも少女だなって思った。
「先生、俺早退してもいいですか?」
俺は立ち上がって手をあげた。
俺も気づいたから。
「どうした?何か具合悪いのか?」
先生は少し心配そうに言ってきた。
「いえ、具合が悪いわけでは、ないんですけど。」
俺モジモジしながら言った。
正直が一番!!
「じゃあ、いいだろ?」
先生が眉をよせて言ってきた。
「は、腹が痛いんです…せめてトイレにでも…」
俺は必死に演劇を演じた。
腹を押さえながら頑張って演じた。
「まあ、いいだろう、早退でも何でもしなさい。」
先生はかばってくれたみたいで、すごく感謝した。
尊敬した。
「先生、ありがとうございます。」
俺は急いで帰りの仕度をして、急いで階段をおりた。
そして、廊下をすーっとかけぬけ、下駄箱で上履きと靴を履き替え。
下駄箱が並ぶ門から、出た。
校門を出て、左に曲がって。
真っ直ぐ走っていく、そして花屋に着く。
花屋で、聞いた。
「ワスレナグサってあります?」
俺は息を切らしながら言った。
あるといいんだけどな。
「え? ワスレナグサですか?」
定員は、一回首を傾げた。
「ないんですか?」
俺は大声で言ってしまった。
不安になったから。
「あ、ありますよ、確か。」
定員は少しだけ見える所に手をのばして、すくいあげた。
「これです。」
定員は笑顔で言った。
「あった。」
俺は力が抜けたようにヘなへなっとしながら、座り込んでしまった。
紫色をした可愛い花。
「五百円になります。」
定員が笑って言った。
「はい。」
俺は百円玉を五枚取り出した。
そして、トレーに乗せた。
ジャラッ
百円玉が擦れあう音が心臓の音とかさなった。
走ったから疲れた。
俺は会計をすませ。
花屋の外に出て、一回だけ深呼吸をして家の方に歩き出した。
俺の家は中学校から近いし、五階でちょうど、出てくるやつらが見える。
俺的には一番暮らしやすい家だ。
最上階だから好きなだけ光は差し込むし、天窓だってあって星は見放題。
俺は結構贅沢しているほうだと思う。
俺はそう考えている間にマンションの前まできてしまった。
俺は自動ドアの横にある暗証番号の入力するところに鍵を差込み横にひねった。
ガー。
自動ドアが開いた。
俺は曲がってエレベーターに乗り込んだ。
誰も乗っていないエレベーター。
何気に寂しい。
シーンっとした箱の中みたいで、冷たい感じがした。
いつもは少しぎゅっとした嫌な空気なのに、何故か何も無いと寂しいのがわかった。
ガー。
エレベーターのドアが開いた。
俺はポケットから鍵を取り出した。
ガチャッ。
しーんとしていた。
母さんも父さんも仕事にいっている。
俺は並木のことがうかんできた。
キーンコーカーンコーン…
終わりのチャイムがなったのが聞こえた。
「終わりか?」
俺は学校が見える窓を覗いた。
学校から人が出てきた。
終わりだ…
「よしっ!」
俺はつい言ってしまった。
俺はすぐに学校に向かった。
頑張って走った。
息を切らしながら走った。
「はっはっはっはっ…」
俺はすぐ門についた。
何しろ俺は小学校のクラブだって陸上クラブだったんだもん。
「はあ、はあ、着いた。」
俺は息をこらしながら独り言を言っていた。
俺は後者の裏で並木が出てくるのを待っていた。
「やっぱり来てたのね。」
後ろから声がしたので、俺は後ろを振り返った。
振り向いた先には、秋川がえらそうに立っていた。
「何でお前がいるんだよ!」
俺は大声で言ってしまった。
「何でって、幸元君をうばいにきたのよ。見麗から。」
秋川は怒る寸前のような顔をしていってきた。
「でも、やっぱりやめる。」
「え?」
俺はあっさりとした答えでびっくりした。
「だってつまんないし。それに、見麗が可哀想だなって思ってさ。」
秋川は雲が少しかかった空を見あげた。
「……。」
俺は何も言い出せない。
「ごめんね。もう、見麗の邪魔もしないし、幸元君の邪魔もしないから安心して。」
秋川は笑顔で言った。
少し寂しげだった。
「……。」
俺はまた何も言えない。
「あ、ほら、見麗きたよ。」
ポンッ
秋川は俺の背中を押した。
たったったったった…
秋川は横に曲がって走っていった。
「さようなら。私の恋…」
秋川がそんなふうにつぶやいたのは知らなかった。
「並木。」
俺は並木を呼んだ。
「幸元?どこ?」
並木は探しているのかきょろきょろしていた。
「こっちだよ。こっち。」
俺は届くように言った。
「幸元。やっぱり聞こえたのは幸元の声だったんだ。」
並木はウルウルした目でこちにむかってきた。
「お前ずっと泣いてたろう?」
俺はとどめをさすように言った。
「誰かさんが助けてくれなかったせいだよ。」
並木は涙をぽろぽろ流しながら言った。
「ごめん。」
俺は並木のことを抱きしめた。
並木が泣き止むまでこうしてやろうと思った。
「あ、忘れてた。これ、やるよ。」
俺は袋を渡した。
「何?これ」
並木は俺のほうをむいて聞いてきた。
「あけてみ。」
ガサッ
「これって・・・」
私は言葉をうしなってしまった。
だって、私が書いた小説の中に出てきた。
ワスレナグサがあるんだもの。
私は泣きそうになってしまった。
「泣き虫だな。お前。」
私の涙をふきながら幸元言った。
「今日は誰かのせいでいっぱい泣いた。」
私はほっぺをふくらましながら言った。
「わりい、わりい。」
幸元は軽々しく言ってきた。
「もう、本当にそう思ってる・・・ん?!」
私が幸元のほうをむいたらいきなり。
幸元がいきなりキスしてきた。
バッ
私は幸元つきとばしてしまった。
「ご…めん。」
私は怖くて怖くて仕方がない。
私は思わず震えてしまった。
「やっぱりお前とはあわないかも。」
幸元は怖い目をして私を上から見下ろしてきた。
「ごめん。いきなりだったからびっくりしちゃって…」
私は本当のことを言ったのに幸元は…
「俺とはキスしたくないだけだろ?」
幸元が…怖い…
「ごめん。」
私は思わず言ってしまった。
「もう、いいよ。もう、俺達の中はなしにしよう。今度は友達として、せっしよう。」
幸元はうつむいていった。
パンッ!
「幸元だけには……あんただけには言われたくなかった!!!」
私は泣きながら走っていった。
「おいっ、ちょっ、まてよ!!」
俺は止めようとした。
でも、もう見えなくなっていた。
「ちっ。」
どうしよう。
私達は なの?。
俺達は すれちがう・・・運命 なのか?。
3、運命なんてかえられる!!
翌日…
私はいつも登校している道を歩いている。
目の下にはくまができていた。
幸元のことと薺のことで頭がいっぱいで、つらかった。
今日どうやって薺と幸元に顔をあわせればいいかわからなかった。
そう考えていたとき、後から手が私の肩におかれた。
「薺?!」
私は思わずおどろいて足の力がぬけてしまった。
「そんなにおどろくこと?」
薺が首かしげて言ってきた。
「だって昨日あんなに…」
私がいいかけたとき薺が私の口を手でおさえた。
「言わないで。はずかしいから。」
薺は少しだけほっぺを赤くして言った。
「薺?」
「ん?」
「幸元のこと、今でも好き?」
私は薺に聞いてみた。
コクン・・
「でも、もうあきらめる。」
薺は上をむいた。空を見上げた。
「だって、好きなんでしょ?」
私はまた話しはじめた。
「うん。もう、あきらめるの。あなた達がうまくいくように見守ってる。」
薺は今までにない笑顔で私に言った。
「見麗、はっきり言ってね。見麗、幸元君のこと好きでしょ?」
薺は真剣な目で私に言ってきた。
「はっきりはわかんないの私の気持ちでも。」
私はうつむいて言った。
「そう、わかった。そのかわり、気持ちにきずいたら、教えてね?」
薺は私の顔をのぞきこんで笑みをこぼして言ってくれた。
「うん。当たり前じゃーん!!」
私は薺の手をもち、走り出した。
「ちょっ、まってあんた足はやいんだから。」
「薺だってはやいじゃん。」
私はにっこりと笑いながら走っていた。
青春は楽しいのか…わからないけど。
未来をえがいていける。
どんなことでも、かべにあたったって、自分でこわせばいい。
向かい風にあったって、自分ですすんでいけばいい。
何でもできる若いんだからなんだってできる。
そう…信じて…いいんだよね? ね? 薺。
中学校…(についた)
私は目線があったのは幸元だった。
私はすぐに目をそらしてしまった。
幸元がこっちにきた。
「これわすれたろ?」
幸元が取り出したのは昨日渡してくれた・・・ワスレナグサだった。
「土がぬれてるけど?」
私はワスレナグサの植わってる土を見た。
「朝、水あげたから。」
私に差し出してきた。
「何だ?−そこできてんの?−」
「ははははははははははー。カップル成立?−」
「中学からこんな大勢の前でやっちゃっていいの?」
『ははははははははははははははははは・・・・』
クラスメートの男子が言ってきた。
「てめーら。あのな…」
「何もないから。」
私はついに言ってしまった。
早とちりしてしまった。
「え?」
幸元はびっくりした顔で私のことを見てきた。
「何もないよ。こいつとなんて。」
たったったったったったった・ガラッ・ガタン。
私は自分の席に座って。
机の中に教科書を入れたとき・・・
ガサッ
何かこすれあう音がした。紙と紙がこすれあう音。
(何だろう?)
机の中から一枚のメモの紙があった。
私は取り出し、教科書や筆記用具を机の中に入れたら。
メモを開いてみた。
[昨日はごめん。]
メールと電話番号が書いてあった。
[幸元]
最後にこう書いてあった。
私は自分の席から立って幸元が座っている席にきて言った。
「どうゆうことなの?これ。」
私は少し怒った目で言ってやった。
「ちょっとこっちこい。」
幸元は私の腕をつかんで廊下に出た。
「あんな大勢いるのにそんな声に出すなよ。」
幸元は迷惑そうに言った。
「別にいいじゃんきかれたって、私達はなんにもないんだから。」
私は思い切って言った。
ズキッ・・・
俺はショックをうけた。
「何でそんなこと言うんだよ?!」
俺は言った。つらいから。
「私はあんたのこと・・・・幸元のこと好きなのに・・・」
私は気づがつかないうちに泣いていた。
「私は幸元が好きなのに、あんな簡単にひどいこというんだもん。」
私は大胆にもほどがあると言われそうなことを言ってしまった。
(くさいセリフ。)
私は泣きながら心の中でそう思った。てっいうかこれって告白じゃん?。
ざわざわ・・・
(やべっ)
「ご、ごめん!。」
俺はみんながいたから、つい、言ってしまった。
「・・・・」
並木はびっくりした顔で立っていた。
多分並木はこう思ったに違いない。
俺が並木のことが嫌いと。
俺は教室に戻った。
ガラッ
並木をおいて。
入ると、秋川が立っていた。
怖い顔をして。
「何で見麗をふったの?」
秋川が困った顔になって言った。
「だってあんなにいっぱい人・・・・が・・いたから・・。」
俺は一生懸命言い訳をしていた。
俺自身でも、言い訳にしか聞こえなかった。
「あきれた。幸元君がそんなにいくじなしとは思わなかった。」
秋川は横を向いて上の方に頭を上げた。
「・・・・・・・・。」
俺は何も言い出せなかった。
ガラッ
教室のドアが開いた、そして、ドアを開けて入ってきたのは、並木だった。
並木はウルウルした目で、俺のほうを見てきた。
そして、少し見た後素通りした後、自分の席についた。
ガタッ・・・
秋川が俺のほうを見て・・・・
「はあ〜。」
とため息をついた後並木のほうに歩いていった。
俺は呆然と立ち尽くす。
だってどうやってこの状態を経ちなおせられるのか俺にはわからないから。
どうにもできない。
俺はとりあえず自分の席に座った。
そして、ぼーっとしていた。
俺の隣の隣の席は、並木の席。
でも、今は朝休みで、女達は話していたり、絵を書いていたり。
男達はほとんどのやつがバスケとかサッカーとか、外であそんでいたり、彼女がいたりするやつはほとんどいないが、ときどきいるから彼女とあっていたり。
いろんなやつがこの教室素通りしていく。
俺は屋上にいった。
廊下を通るたびみんなの顔が光っているように見えてくる。
俺だけ、何故か暗く見える。
ガチャッ・・・
俺は屋上のドアを開けた。
開けたとたん風が俺の頬をつたう。
あったかい風だった。
俺はねっころがった。
ブワー・・・
大きい風が俺にわざときたようにふいてきた。
そのとたん俺の目の前に並木が立っていた。
ブッスーとした顔で、立っていた。
「よくもさっきはふってくれたなー!!」
並木は怒っている顔で俺に叫んできた。
「ごめん。」
「どっちの意味よ。さっきの私が告白した方? それとも、今私がいったこと?」
並木は荒々しく言った。
「今言ったこと。告白のことは俺、イエスの方に入るから。」
俺は本当のことを言った。
「え?告白は私達両・・・思いってこ・・・と?・・・・」
並木はびっくりした顔でたずねてきた。
「まあ、そうゆうことかな?」
俺は照れくさくて赤くなった。
顔があつい。
「くすくす、よかった。」
並木は安心した顔で言ってきた。
「教室にもどろ?」
俺は並木にやさしく声をかけた。
「うん。」
私は今までにない笑顔で言った。
(実はなんでうまくいったかというと薺がこういってくれたの。
[運命なんてかえられるんだよ?絶対、うまくいくから!!、私が保証する!!だから、あきらめないで!!]
っていってくれたんだ、だから、うまくいったんだよ。)
私と幸元は手をつないで屋上のドアを開けようとしたとき。
屋上のドアの前に植木鉢に埋まっている、ワスレナグサがおいてあった。
「何で?」
幸元はすごく不思議がってたけど。
私はすぐにわかった。
「くすくす。」
(薺が置いてくれたんだ。)
私が一番にわかる。
だって親友だから。
「だから、保証できたんだ。」
「何か言ったか?」
幸元が私の顔をのぞきこんできた。
「ううん。何にも。」
私は笑いながら言った。
「俺らってさ。小説のおかげで、こうやって両思いになれたんだよな。」
幸元はワスレナグサを見ながら言ってきた。
「うん。」
私はこのときこう思った。
(私は、これから、幸元のために・・・あなたのために小説を書いていこう。)
そう思った・・・・・。
どうでしたか?感想、評価の手紙をもらえれば、とても嬉しいです。
ちなみに、ナヴァルというのは小説、という意味です。




