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第65話 完成! 僕らのマイルーム!

「ふっふっふ……喜ぶがいいマイルーム君! 君は栄えある千花繚乱の改造マイルーム第一号に選ばれた! それを賞して、脳改造手術は最後にしてやろう……!」

「や、やめろー。千花繚乱。ぶっとばすぞぉ!(がんばった裏声)」


 アイリス君……それはパロディのパロディだね。

 さて、アイリスが頑張ってマイルームの心情を語ってくれたところ悪いが、改造は手早く済まさないと。


 マイルームの改造は、コアを消費して行う。まあ、Cランクのスライムから手に入るFランクのコアじゃ、一段階目の改造しか無理みたいだけど。

 マイルームのメニュー欄から、まずは『マイルームの拡張』を選ぶ。必要なのは、Fランク以上の全属性のコア三つずつ。


「おお、広くなった……けど、前から家具は端っこに寄せちゃったからな……」


 あまり違いがわからないと言うか。それでも確実に広くなった気はする不思議な感覚。


「次の段階は二階の増築の様です。必要なのはCランク以上のコアが五つずつ必要なようです」

「う……あると言えばあるけど……」


 いかんせん、夜の地属性のフィールドにはまだ一度しかいって無いため、イエロー・ビックスライムの素材は不足しがちだ。別にどの属性のコアでも第0世代型には良いようだけどとりあえずとっておきたいな。


 まあ大丈夫だろう。後は……


『鍛冶設備。lv1』火属性と地属性のコアが二つずつ。


『錬金設備。lv1』全属性のコアが一つずつ。


『彫金設備。lv1』火属性と地属性、風のコアが一つずつ。


『木工設備。lv1』地属性と風属性が二つずつ。


『裁縫設備。lv1』火属性と水属性が一つずつ、風属性が二つ。


『料理設備。lv1』全属性が一つずつ。


『水道。lv1』水属性のコアが五つ。


『畑。lv1』地属性が十、火属性と水属性と風属性が五つ。



 え? 当初の予定になかったものが混じっているって?

 ……どうせFランクのコアって使い道がないし、良いかなーと。あ、畑の使用に偉いコアが必要なのは畑部屋と言う別室が造られるからみたい。


 どれも質素なものばかりだ。ボロくはないが、何世代も前の設備と言う感じ。これはこれで味があって良いかもしれない。

 いろんな物を部屋の隅に置いていたかいがあって、設備の置き場所はあっさりと決まった。別にVRだから危険は無いけど、危なそうな鍛冶設備はベットから離れた端っこ

に。後はバラける感じで部屋の壁際に置いて行った。


 さて。後は使い心地なわけだが……


「別段、できたものに+補正が入るわけじゃなくて、造る時のミニゲームがちょい簡単になった感じかな?」

「そのようです。動き回る属性の光が少し大きくなり、動きが少し鈍りました。そしてタイムリミットも少し伸びました」

「それが一番大きなポイントかなー」


 タイムリミットが伸びる――鍛冶ならばハンマーを振るう回数が増えると言うことだ。そうすると品質が上がりやすくなる。

 当初の予定になかった水道はCランクの水が使い放題になると言う優れモノだ。炭酸で戦闘中には一気飲みし辛いスライムポーション(命名)に変わる、あの酷い……大事なことなので二度言いたくなる酷さのEランクの水で造ったポーションの味……それを改善することができるかもしれないのだ。


 まあ需要があるかどうかは、置いておこう。俺自身、鉄蜘蛛と出会ったのは油断や、偶然と様々な要素が絡んだからだ。正直、ハイ・ゴーレムのためじゃなかったら今でも戦いたくないもん。あんなおっかない外見の。強敵とギリギリの戦いを楽しむ奴以外には需要はないかもしれない。


 そして最後の畑……現実の数十倍の速さで育つ野菜などを育てる施設の様だ。


「一度行って見るか」

「畑……イモ……イモ掘り……ロボット……」


 アイリスが何かを連想しようとしているがあえて放っておく。俺も知識として知っているくらいだしな……と言うかAIの知識吸収量はすごいな。

 マイルームからワープしたそこは、青空が描かれている天井……いや、雲が流れてる

!? 太陽も光り輝いて……スクリーンなのか。


 そして言うまでもなく、畑がある。四つに分かれているようで、今のところ四種類ほどの野菜を造れるようだ。まあ、種も苗もないのでどうしようもないけど。

 無論、ここで作った野菜は料理に使える。農業スキルもあるんだろうか? いや、ロボオンのことだからきっとあるんだろうな。


 さて、畑の見学はこれくらいにして、夕方のうちにキノコの森へ行かないと。


「じゃあ、アイリス。行くぞ!」

「了解です。マスター!」


 ふわりと手のひらサイズのアイリスは俺の頭の上に乗る。鉄蜘蛛狩り用に修復アイテムに、もしもの時用のポーションも持ってマイルームを出る。


 そして深夜の十時から十二時までの夜と、朝の六時から八時までの夜の二回で十分な鉄蜘蛛の素材を集めた俺たちは、ある計画を実行する。

 ――ハイ・ゴーレム量産計画を。





 本来なら、畑を作りたくて桜子は地のフィールドでコア集めをしてセイチと出会う予定でしたが、地のコアだけで畑はできないよなー……日光(火)も、水も、空気の循環も必要だし……と言うことで却下になりました。まあ、シロコとのくだりは満足いく出来になったので逆に良かったかな? と思ってます。


 お気に入り登録、感想、評価ありがとうございます。またお待ちしております。


 それでは次回で。

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