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第58話 ハイ・ゴーレム量産計画?

 俺は素材を全部提供してくれるなら、半額……いや、俺のスキル経験値にもなるし、かと言って安すぎると俺以外の生産者にも迷惑がかかるから……


「四十万で良いですよ」


 と言ったら、彼らは狂喜乱舞した。

 取引のため、それぞれのリーダーとフレンド登録して、改めて自己紹介と言う物をした。


 ロボットのためにVRMMOを始めた初心者が集まったギルド『ロボマツ』のチームリーダーは、俺が配った鉄クズ装備を未だに使っているちょっと軽いノリと、軽そうに見える顔のリーダー『クロマツ』さん。軽いノリと軽そうな顔のおかげで、初心者の男子は良く加入してくれるが女子ははいってくれないと言うジレンマを抱えているらしい。


 男子に声をかけられて困ってそうな女の子に声をかけて行ったら、ギルドリーダーにされた金髪碧眼の美女の間延びした声が特徴の『ララナ』さん率いるギルド『女子会』。男子が苦手と言うより、一人でいる時に男子の集団に声をかけられると困る人が多いらしい……って、誰でもそうじゃね? そのため既に女子だけなのに20名を超えるんだとか。


 最後が、声優発表の日からこっちのワールドにお引越しをしてきた割とベテランぞろいのギルド『鉄塊』のリーダー『龍角』さん。ムッとかの口癖が、リーダーっぽい理由でリーダーにされたので本人もいまだ戸惑い中らしい。


 その三チームからそれぞれ一体ずつ造ってみてほしいとのこと。自分達の渡した素材で出来上がったものだから、例えEランクでも文句は無いとか。

 ――ちなみに彼らが俺の腕を信用してくれたのは、俺のスキルlvではなく、アイリスに頼んで見せた俺のデュラハンのステータスのおかげと言える。


 みんな『すげえ』とかしか言わなかったもんなー……ちょっと嬉しかった俺とアイリスなのであった。

 もちろん、これと同じものを造りたいと言う意見も多かったため、俺は鎧の鉄蜘蛛と言うユニークモンスターの事を教えた。


 みんな夜のキノコの森と聞いた瞬間に、戦慄して黙ってしまったが。どうも、鎧の鉄蜘蛛のステルスでわけもわからないうちに殺された人が何人かいた様で、それ以来夜のあそこは危険と誰も近づかなかったらしい。


 そんなユニークモンスターの素材をふんだんに使っているなら……とみんなもこのステータスに納得したようだが。

 彼らは仲間とともかく今現在自分達が持っている、または取りに行ける最高の素材を集めるため、ハイ・ゴーレム製作は明日にしてくれと言ってきた。この時間にログインできない奴の意見も聞かなきゃならないとか。


「もう少しで夜の時間だ……無理とわかっても俺はキノコの森へ行くっす!!」

「「たいちょー!?」」


 ……ロボマツのみなさんの健闘を祈る。


「うちは女の子ばっかだから生産者は三人ほどいるんだけどねー……それぞれ、裁縫、彫金、そして料理しかしないからハイ・ゴーレム製作は難航してたんだけど助かったわー。じゃ、よろしくねー……ところでアイリスちゃんお持ち帰りしていい?」

「ダメです」


 残念ーとワープポイントに消えた女子会のみなさん。


「それではなセイチ殿。俺の与えた情報が役立つことを祈る」


 と渋く消えた龍角さんとみなさん。


 さて、どんな素材が来るんだろうな。

 デュラハンの製作には、フレームに70、装甲に80、関節に30、人工筋肉に100、魔力供給液に60、コクピットに10と10、そしてコアが1とこれだけの素材の数が必要になる。


 俺の様に鉄を中心にすると、鉄鉱石系のアイテムは合計で190必要になるわけだ。ここら辺が百万ラムスと言う値段がついたポイントだろう。

 鉄の何でもいい素材なら、俺なら風岩でアイリスのアルバムと俺のBOXがいっぱいになるまで採掘して解体すれば、70×5で一気に350個手に入るからそこまで大変なものじゃないんだけど……時間が限られている人達は一日に三時間プレイできれば良い方であるから、大変であろう。さらに、俺のように素材を選別して使おうとすれば、手間は何倍にも増える。


 そう言う手間と、その膨大な数の素材の売れる値段、スキルlvを上げるために消えて行った素材の数々や時間を考えると百万と言う数字は妥当なのかもしれない。

 パイロットのみなさんが金稼ぎに走るとしたら、繰り返し系クエストを全員で回すのが一番早いんだろうか? 


 野良ウルフ十匹で1000ラムス……効率良く倒してここに戻ってきて……一時間で三回くらいは安定してやれるだろうか? いや、音に反応するから大声を上げて引き寄せたり、それぞれの精霊AIに囮になってもらって待ち構えている場所に入ったら一斉に攻撃したりして……


 一時間に一人が五千ほど稼げるとして、十人でやれば一時間に五万……百万までは二十時間か。俺がこのデュラハンを造り上げた時間と比べたら偉い少なく感じるけど、二十人体制でこれだしなぁ……もちろんそれで集まったカードやカードを解体して売った素材の値段も足せるし、繰り返し系でないクエスト、レベルが上がったら新たに現れる繰り返し系クエストによっても違うんだろうけど。


 彼らの心配と言うか、金の稼ぎ方はこれくらいにして、俺は龍角さんが教えてくれたことを実践しに行こう。

 彼はこう言った。


『ところで、青い死神……いや、セイチ殿はハイ・ゴーレムによる『採掘』や『採取』ができると言うことは知ってるかな?』


 と。






 ロボアナを読んでいただいた方はおわかりの通り、ハイ・ゴーレムは巨大化できなかった人類の生活必需品……巨大化しすぎて取れなかった物も?


 お気に入り登録、感想、評価ありがとうございます。またお待ちしております。


 それでは次回で。

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