番外編5 三ヶ月記念! コラリスの部屋
今回も多量のネタバレが……え? そんなのはコラリスの部屋だから分かっている? 訓練された我々をなめるな? 失礼しました! それではどうぞ!
「ロボよろ開始からちょうど三ヶ月記念! 限定版コラムダちゃんと!」
「日間冒険ランキング2位記念。普通のアイリスの」
「「コラリスの部屋~」」
どんどん。ぱふぱふ~。
「古参の皆さま! 新規の皆さま! ありがとうございます! 何か色々うれしいことがあり過ぎて、スダ・ド○カワールドに魂が旅立ってしまいましたよ!」
「ああ。当時、ガ〇ダム好きの多くの子供が生まれて初めてネコ耳キャラを見たと思われる世界にですか」
「赤い彗星をネコ耳にするという判断……ほんと、当時のガ○ダムは地獄だぜぇ……」
「別に萌えるキャラと言うわけではありませんから、気になった人もググったりするのはお勧めしません」
「さて! 話を元に戻しまして――超番外編ロボゲー・アナザ―ライン。いかがでしたでしょうか? 私のディフェンス能力で防ぎきれなかったことが悔やまれます……」
「まあ作者もネタバレが怖くてあまり思いっきり書けなかったようですからね」
「というと?」
「第一から第三世代型までのロボットの描写を極限までカット。まあ本編に登場していないから仕方ないとして……私ことアイリスの描写もわかりやすいくらいにカットされてますね」
「まあ、それは仕方ないんじゃないですかね。私と違って、アイリスちゃんのネタバレは禁止されているわけですし」
「おのれ、姉さま」
「淡々と言われると怖い!? まあ、皆さんも予想している通り、幼女姿のアイリスちゃんと未来のアイリスちゃんは姿が少しばかり違います」
「パイロットの精霊AIは動物タイプ……そのままじゃ、主人のプレイヤー意外とは会話することも出来ない戦闘特化タイプなのですが……」
「一段階ランクアップすると獣人タイプに変身できるようになります。ストーリーの外のお話ですが、アイリスちゃんや生産者の可愛いAIを見て、生産者になりゃあ良かった! と嘆いた男の子はランクアップ時にネコ耳キタ―と思ったそうなのですが」
「ですが?」
「ネコ耳少女では無くネコ耳少年だったので微妙な気持ちになったんだとか。あからさまにがっくりしなかったのはこれまで一緒に旅した絆のおかげでしょうか? まあ、そんなわけで生産者の精霊AIもランク・アップしますよと言うことです」
「もちろんロボアナの私は最終形態なので、色々変わっています。手のひらサイズ時は今とほとんど変わりませんが」
「アイリスちゃんがヒロインっぽいお話なのに、ほとんどそういう方向にお話が行かなかったのはネタバレ禁止と言う制約のせいですね。そう思うとネタバレをどこまでも解禁されている私の話でもすればよかったのですよ!」
「ちなみに、マスターの未来は四つほどあります。一つはごく普通に余生を送るハーレムルート」
「……もしもし? アイリスちゃん。お姉ちゃんなーんかものすごいネタバレと言うか、聞き逃せないことを聞いた様な……?」
「次が、マスターの実家が裏稼業としてやっていて、今は姉神さま達がアルバイト感覚でやっている魔物退治に巻き込まれるルート」
「さっきより聞き逃せないネタバレじゃないんですかね!? それ!?」
「三つ目が、心無いプレイヤーに見捨てられた精霊AI達が暴走してログアウト不能のデスゲームに巻き込まれるルート。ちなみに姉さまが悲劇のヒロインっぽいお話です」
「よし、それ採用で」
「四つ目が今回描かれた、異世界編と言うことになりますね。正直最初の以外は一パーセント程度の確率でしか選択されないルートなので、気にしても仕方ないかと」
「いやいやいやいや……一パーセントも異世界に行く確率がある人なんて他に居ないと思うんですけど……」
「お薦めは……マスターの全能力がフルに解放される魔物退治ルートです」
「ああ……通りで今回も最初の挨拶の時に『……』が無いと思ったら、セイチ様のお話だったからなんですね……」
「『殺しても死ななそうな実家のじいさんが重傷を負ったと聞いて、急いで実家に帰るセイチ。その途中、見たこともない怪物に襲われる所を二人の姉神達に助けられ、今回の事件の真相が、新種の人型の魔物の手によるものだと聞く。一族の人間として、何よりじいさんの仇を討ちたいセイチは魔物退治に参加するために、厳しい修行に入る』」
「おお……等々あの無駄なスキルだった武術の才能が役に立つわけですね?」
「『一方その頃――出資者の一人でありAI育成計画の計画者の一人でもあったセイチのじいさんの危機を聞いたロボオンスタッフたちは、開発していた魔物退治用アンドロイドの頭脳としてコラムダとアイリスと言う、関係者に近しいAIを選ぶ』」
「私の出番キタ―!!! ……いや、またそこはかとないネタバレがあった様な……」
「『次々に魔物を蹴散らすセイチ達一行だが、じいさんを倒した敵にセイチはおろか、二人の姉神もコラムダとアイリスもなすすべもなく倒されてしまう』」
「ぶーっ!? あの超人的な二人でさえなすすべもなく倒せる相手ってどんなチートですか!?」
「『仲間たちのピンチに、怒りと恐怖で呼吸が止まるセイチ……迫りくる死に、彼のスキルである『呼吸法。ランクS』がその封印を解かれ、『武神の咆哮。ランクEX』『生命不滅の吐息。ランクEX』『覇王の息吹。ランクEX』がその姿を現す』と言う様なお話です」
「……あのぉ、それも凄いネタバレなのでは? ッて言うか『呼吸法。ランクS』って、三つのチート級のスキルを隠すベールに過ぎなかったんですか!? なんですか!?うらやましすぎますよ!?」
「まあまあ、姉さま。このルートに入ることは四つの中で一番確率が低いらしいですから大丈夫ですよ。私もマスターには平和な余生を送ってほしいですし……」
「何と言う落ち着きよう……! いや、でもこのルートだと私たちの出番は壮大な噛ませ犬扱いとはいえあるし……悩みどころです!」
「デスゲームは……まあ姉さまがヒロインのお話なんて需要が無いですし、次元の彼方へ、ぽいっ」
「ああああああああああああああああ!? 僕のサンド○ック!?」
「ガン○ムの中で一番正統なヒロインだと思います」
「それほどショックだったってことですよ! いずれ必ず救いだしてみせますからね!?」
「さて……それでは感想返信をお願いします」
「セイチ様のお話が終わったら途端に事務的な対応に!? 我が妹ながらlvが高すぎじゃないですかね!?」
「私が『ヒロイン』っぽいお話のロボアナを面白いと言ってくれた方、ありがとうございます。本編終了後にやるかどうかはさておき嬉しく思います」
「ヒロインを強調しすぎですよ!? ま、まあ、正直、風呂敷広げ過ぎですよね。帝国だけならともかく新大陸の謎の敵ってどうするんですかと言うお話ですよ」
「きっと第五世代型とかが関わってくるんじゃないかと。ここだけの話、ロボアナ3の戦いの後、第四世代型に乗った姉さまと朱音様は直ぐ合流する予定だったんですよ」
「ネタバレ上等でいいですからボス戦書いて私の登場シーンをどうにかできなかったんですかね!?」
「世界の法則が乱れるから無理ですね。姉さまは姉さまだから光り輝くのであって、そこから外れる活躍をしてはならないのです」
「妹にとてつもないルビを振った姉さまと呼ばれた件について」
「さあ、姉さまも返信してください」
「ぶーっ……えーっと……ロボットの発進シーンについてのご意見ご感想ありがとうございます! いえ、私たちも機神飛翔までやっているAI……そう言う路線もありだと言うことはわかっていますが……」
「空から降ってきて着地……と言うのならともかく、普通に味気ない瞬間移動です。何より、レンジャー系でもそうですが、ああいうのは敵が巨大ロボを出してから切り札的に出すのがカッコいいんではないかと」
「カード化がある世界ですから、カードから召喚!! と言うのも考えたんですけど、便利すぎますからねー……これが多人数参加型のVRMMOじゃなく普通のゲームならばそれもありだったのでしょうけど」
「それに皆様。考えてみてください。大人でも自分の部屋――ロボオン世界で言うと、マイルームのハンガー内でなら『ア○ロいっきまーす!!』をしても恥ずかしくないでしょうが、VRMMO内とはいえ人前でロボットをカッコ良く呼び出せる人はなかなかいないと思います」
「私は出来ますけどね?」
「人見知り治ったんですか?」
「その理由は私の再登場シーンでわかるんじゃないかと」
「別に姉さまのネタバレは全面解禁されているんだから言ってしまえばいいのに……」
「全身全霊で阻止する!! 後はですね……ロボットの戦闘によるデメリットについてですか……これはわかりやす過ぎと言えばわかりりやす過ぎますね。皆さまのご想像通りではないかと」
「ロボオンはプロローグに書いてある通りロボに乗らなくてもいいようにデザインされているゲームですから。ある程度、生身でしか手に入らないものも設定されています」
「最後に……操縦方法について意見を言ってくださった方、ありがとうございます。ユニコーンについては作者も知らなかったようですよ?」
「操縦方法については『基本の三つ』と言っていることとか、第一回目のコラリスの部屋で『アレを使うぞ』と仄めかしたことを言っていることとか、もしかしたら気づいていた方もいたかもしれませんが」
「今回のロボアナの最後で名前こそ出さなかったものの、操縦方法についてはまあ、他にもありますよと言うことで」
「モビルト○ースシステムみたいなのに変えることも出来ますしね」
「他にもたくさんの意見、ご感想、皆さま本当にありがとうございます! ロボよろの感想は平和で楽しく読めると各地(どこ?)で大絶賛中ですよ!」
「悪い点だと言うのに、気にする必要はないかもしれないとか……大人の意見に作者の眼にも涙が」
「それでは最後に……ロボアナについての補足説明ですか。人によってはちょっと不思議に思うことの補足説明をすればいいんですかね? じゃあ、装備品についてアイリスちゃんゴー!!」
「将軍は大好きです。こほん。マスターと私のスキルをもってしても鉄のA+装備しかできなかったのは、設備が無いのはもちろんのこと、生産系装備も全ロストしていたからです」
「うーわー……それってロボオンの初期状態以下ってことじゃ?」
「お金の無い孤児院から借りるわけにもいかず、恩を返すために薬代を稼ぎながら余ったお金で安くてボロいつるはしとハンマーを買ってようやく作った装備なのです」
「なるほど。それじゃあ、機体が青く塗られていた理由は?」
「マスターの髪の色や、あの鉄蜘蛛系の服の色が青く、その格好でサーチ&デストロイを繰り返していたため、青い稲妻とか青い閃光とか青い死神とか周りから青がパーソナルカラーと思われたため、本人も嫌いな色じゃ無かったから自身の機体の色を青くしたという経緯があります。本編でももうすぐです」
「ギルドマークは……まあ、そのまんまですか。誰が入っているのとかはネタバレすぎますから聞かないで置いときましょう」
「はい。ギルドネームについても禁則事項と言うことで」
「それでは操縦についてですかね。さすがにネタバレの最後の操縦方法については効きませんけど、アイリスちゃんがいないと天と地ほどの差があると言ってますけどそんなに差があるもんなんですか?」
「さすがにそこまでは……マスターが言っているのは、高速で移動しているので、もしとっさに子供とかが足元に現れた場合、とっさの反応が遅れて踏みつぶしかねないので人間のサーチや反射や反応に優れた私に居てほしかったのだと」
「……とアイリスちゃんは言ってますけど。思考制御なんかは、アイリスちゃんがいないと天と地ほどの差があります。これは先行コマンド入力みたいな感じで、セイチ様のことをしぐさレベルで良くわかっているアイリスちゃんなら、次のマスターの行動を予測して、二つか三つ程度に絞れますから、セイチ様の思考に対してすぐさま機体を反応させることができるわけです。アイリスちゃんなしだと反応が遅れ気味なのはこのためですね。正直パイルドライバーのコマンド入力と、弱パンチ並の差があります」
「それは言い過ぎ……まあ、マスターのことについては私が一番よくわかっていると言う自負はありますけど」
「はいはい。それじゃあ最後の質問なんですけど……何で設備や自分の第四世代型があるであろう、始まりの遺跡に向かわなかったんですか? 巨大化封じの結界があると言うことは近づけば近づくほど安全でしょうに」
「……それはなぜ、あそこに歌姫が巨大化封じの結界をはったかと言う話になるんですが……あそこには巨大化させたら世界が滅びかねないモンスターが大勢いたからです」
「なんですと?」
「ドラゴンとかそう言う最初から大きなものや強力なモンスターが巨大化したら大変ですから。そんなわけで、始まりの遺跡からその周辺に出られる入口などは作られていないのです。ワープして大陸の割と安全な場所に移動するのはそう言う理由があったからなんです」
「まさかの、最初の町がラストダンジョン的な場所と言うことですか……あ、何だかゲーム○ーイのナ○トガ○ダムを思い出しました」
「さすがに初期装備でハイ・ゴーレム無しでそんな所に突っ込む気にはなれなかったということです。もちろん、ロボアナの話ではいずれ帰還の方法を探すために行くことになるでしょうが……」
「さて! 長くなりましたが、ロボゲー・オンラインにようこそ! これからもほのぼの路線で突き進みますのでよろしくお願いします! コラムダちゃんの出番まで私のファンの方は首を長くして待っていてください!」
「今回のマスターの四つのルートのお話は冗談と取ってくれても、興味がわいたルートに妄想を膨らませても一向にかまいません。今回のロボアナはあり得るかもしれない未来と言うことで楽しんでいただけたのなら幸いです」
「それでは次回、私がヒロインの『ロボデスゲー・オンラインにようこそ!』にご期待くださいっ!」
「今度は時空の彼方へ、ぽいっ」
「いやあああああああああああ!?」
ちゃんちゃらちゃんちゃん~。
早三ヶ月……ここまでこれたのも読んでくれた皆様、お気に入り登録、感想、評価をしてくださった皆様のおかげであります!
本当にありがとうございました!!
誤字脱字修正しました。指摘してくださった方ありがとうございます。




