番外編4 いつもより長い? コラリスの部屋
今回は本編では明かされないであろうネタバレが大量に含まれておりますので、今回は我慢しないで見ないという選択肢をとっていただいても構いません。神技の無能者に関しても若干のネタバレがあるので、そっちを期待している人も回避したほうが……え? いない? それではどーぞ!
「天が呼ぶ。地が呼ぶ。人が呼ぶ。笑いを起こせと私を呼ぶ。私は萌えのAI……仮面コラムダー……と!」
「アイリスの」
「「コラリスの部屋~」」
どんどん。ぱふぱふ~。
「……ところで、初めてのボス戦に私がいないと言うこの異常事態に、国連の皆様はどうお考えなんでしょうか?」
「私はマスターのカッコいい所が見れたので大満足でした」
「……と言うか、あれ? 本当にセイチ様? 的な活躍してません?」
「マスターの姉さま二人が超人的スペックなのに、その弟が普通のわけ無いだろ? とのことですけど」
「そんなわけで、今回は作品内では決して明かされることのない、ロボよろ主人公のセイチ様――草壁 千一様について話したいと思います」
「劇中で明かせばいいのでは?」
「本人が気づいていませんからねー……本人が思っているように、超人の姉二人に囲まれて育ったため、自分はあくまでごく普通の一般人と認識してますから」
「それにまだ明かせませんが、それ以外のことも原因なのです……」
「まあ、ともかく。ざっと作者である闇部長が頭の中で適当に作った今現在のロボオン内でのセイチ様のデータを出しましょう!」
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セイチ
スキル
戦闘系スキル
剣術lv22 格闘lv21 盾lv18 防御lv23
回避lv19 走行lv23 跳躍lv10
魔法スキル
火属性lv28 地属性lv18 風属性lv15
生産系スキル
解体lv51 鍛冶lv43 彫金lv41 錬金lv22
採掘lv45 採取lv33 修復lv23
その他スキル
歩行lv31 精霊AIとの絆lv76(隠しスキル)
アーツ
ハイ・スラッシュ ハイ・ナックル ハイ・ガード
マジック
ヒート・アップ ヒート・ブリッド アース・アップ アース・ブリッド
ウインド・アップ ウインド・ブリッド
タレント
ロボ好き ロボオンの祝福 自動HP回復lv1 自動スタミナ回復lv1
解体の知識lv3 鍛冶の知識lv2 彫金の知識lv2
錬金の知識lv1 採掘の知識lv2 採取の知識lv1
補足説明
~の知識。解体は出てくる素材のランク、数に+補正が入る。生産のスキルにはミニゲームの難易度を下げたり、出来るアイテムのランクなどに+補正。採取系スキルは、出てくるカードのランクに+補正や採取した時のスタミナ消費にマイナス補正が入る。
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「やっぱり、戦闘系スキルはロボオン内屈指のイン率を誇るプレイヤーのセイチ様でも低いですねー」
「あまり使用していない格闘が、剣術lvの近くまで上がっているのはボス戦で格闘のアーツを連発したからでしょうか?」
「ああ、怒りの「アイリスは俺の娘!」宣言ナックルですね。まったく、セイチ様も所々で鈍感ですよね。なあにが、ボスを倒したからニコニコしてるですよ……セイチ様が本気で自分のことで怒ってくれたからアイリスちゃんは――はぶしっ!?」
「姉さま? 余計なことは言わなくてよろしいんですよ?」
「い、イエッサー!」
「今回はマスターのお話ですから、私は少なくともいつも以上にやる気に満ちているんで気を付けてくださいね?」
「あー……確かにいつもは『……アイリスの』だと言うのに今回は『アイリスの』で沈黙部分がありませんでしたね……」
「マスターの素晴らしさを広めるためなら、第八感に目覚めるのも厭わないです」
「それって死なないと目覚めない奴じゃないですか……アイリスちゃんにとって、セイチ様は地上全ての愛と正義と同じくらいの重さなんですね」
「燃えなさい、私の大宇宙」
「小宇宙じゃないっ!? くそぅ!? アイリスちゃんがやる気に満ちてボケにも走るようになっているから、私がまったくボケられない!?」
「まあ、別にボケたいわけじゃないので、話を進めてください」
「ここは妹に従わざるを得ないと言うのか(僕にこの手を汚せと言うのか風に)……それでは話を戻しますけど、このデータを見ても戦闘力はやはりあまり低いと言うことで、あの戦闘の強さはおかしいと思うのですよ」
「何を言ってるんですか。ステータス的に低いのに、自分を上回る敵を倒したと言うのならそれはプレイヤースキルと言うことですよ」
「初めてのVRMMOで? うーん……じゃあ、現実でのセイチ様――草壁 千一様のステータスを覗いてみましょうか」
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草壁 千一
スキル
武術的才能 ランクB 武術家の血筋 ランクB 武術 ランクE
呼吸法 ランクS
説明
~才能は才能と同ランクまで才能が無い奴と比べて格段に上げやすくなる。血筋は、~のための肉体の強化のしやすさや反応速度に関わる。
呼吸法。一般人ならランクE。スポーツや武術で鍛えてもランクCがほぼ限界。ランクSともなると、才能と言う言葉で片付けられない何かかがある。
ランニング程度ならスタミナが減ることも無く、睡眠も一日に30分程度で問題無く、普段の状態でもかなりの集中力がある。当然スタミナ回復、怪我の回復、健康状態の維持、気の活性化、老化阻止、エトセトラエトセトラ……様々な効果がある。
武術的な技に応用すると、単純に二倍の補正がつく。
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「……ナ・ン・デ・ス? この超人?」
「気づいていた人もいると思いますけど、マスターが『強制ログアウト勧告』すら受ける場面に遭遇しないのは、眠っている時も自然と行っているこの呼吸法のおかげなのです。色々伏線はあったはずですよ? 眠気を感じたことがあまりないとかマスターは思っていたはずです」
「いやいやいやいや……このセイチ様を差し置いて超人の名を有しているお二人のお姉さま達はいったい……」
「姉神一号さまは超集中スキルと言うスキルを持っています。集中すると時が止まったような感覚にいつでも入れるとのことです。簡単に言えば、私たちですら大型AIのお母さまや叔父さま達につながらないと出来ないことを平然と出来るのです。ちなみに、武術的才能、武術家の血筋、武術はランクBですが、刃物の扱いはランクAの様です」
「こわっ!? 超人一家ですか!?」
「姉神二号さまは、逆にお二人と違ってユニーク・スキルと言う物は持っていませんが、武術的才能 武術家の血筋 武術が全てランクAとなっております」
「姉神さま達の戦闘能力ってほぼ互角って話でしたよね?」
「はい。ランクが違うと言うのは超えられない壁を一枚挟んでいる様なものですけど、刃物と超集中があれば姉神一号さまでも姉神二号さまと互角に戦えるようです」
「うーん……生まれてきた時代を間違えたとしか……」
「ちなみに、セイチ様もお二人に勝てないと早々にあきらめずに修行をしていれば、お二人に勝つこともできたはずです」
「さすがは呼吸法と言う地味なものとはいえランクSと言うことですか」
「いいえ。人間にとって生まれてから死ぬまで絶やすことはできないモノですから。地味というより、人間が生きて行く上での基本骨子が普通の人間とはまるで違うと考えていいでしょう」
「ちなみに、実家は神技の無能者の主人公のトウマさまと同じ武術道場ですが、おじいさまの人柄と数々の大会での実績などもあって流行っております。くぅ、生まれながらにして約束された勝利の勝ち組と言う奴ですか!?」
「マスター自信はそう思われてはいませんけど……言った通り、基本骨子ですから、その才能と言う物は実感し辛いものなのです」
「……まあ、この地球上で「俺の呼吸凄くない?」「ばーか、俺の呼吸の方が上だっつーの!」なんて会話はきっと無かったでしょうけど……」
「マスターのその才能に気づいているのは、今のところ、姉神さま二人、おじいさま、そしてラムダお母さまですね」
「なぜにお母さままで!?」
「サポートAIであるお母さまがVRシステムから送られてくるバイタルサインなどを計算してログアウト勧告とか送っていますから……ただでさえ姉さまが迷惑をかけているマスターの情報は密に調べ上げています。その情報が、十時間も全く変動しない異常さに気づかないわけないです」
「もしかして、セイチ様なら不可能とされている廃人プレイも可能なのでは?」
「出来ると思われますけど、やはり家が代々続いている武術一家ですから……家元を離れているとはいえ、あまりご飯を抜いたり一睡もしないと言うのはやりたくないので、しません。それが原因で本人も自分が異常なプレイヤーだと言うことには気づきません」
「なんか、もったいないですね……おじいさまも気づいてらっしゃるのに、セイチ様を鍛えようとは思わなかったのでしょうか?」
「これは『神技の無能者』のある人物と似たような考えなのですけど、『武術家として大成する者』と『師として大成する者』とは違うという考えからです」
「よーするに、強い奴と教えるのがうまい奴とは違うと言うことなんですかね?」
「はい。セイチ様の強みは『呼吸法 ランクS』にあります。この呼吸法の説明に書いてある通り、才能があって修行した人でもランクCが最大なわけです。技術として伝えられる類のものじゃないんです」
「なるほど……それでも武術的才能がBもあるんだから、師として無能と言うほどではないと思いますけど」
「まあ、そこら辺はやる気があったか無かったかに集約されます。おじい様の性格は若干アレでしたので、オタク知識や財産の継承者としてセイチ様に期待したのですよ。武術三昧に生活させると、そっちの方向への興味が薄れて行く傾向にあるのは門下生たちを見て良くわかってらっしゃいましたから」
「これはひどいと言わざるを得ない」
「マスターがそれで幸せなら私は文句はありません」
「まあ、そう言うことになるんですかねー……ロボオンやるような性格になっていなかったということですもんね。そしたら私たちとも出会わなかった……と」
「はい。少なくとも、私たちはおじい様に感謝しないといけません」
「こうなると、呼吸法以外の三つの武術的なものは神技の無能者のトウマ様に差し上げたいくらいですね」
「いえ、彼は無能だから物語の主人公に成り得たんであって」
「十年も突きの練習してたんだから、何かしらのスキルは持っているんでしょう?」
「……見ますか?」
「? え、何ですかその前置き?」
「泣かないでくださいね」
「え? 泣かない?」
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トウマ・セイガヤ
戦闘系スキル
無し
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「ええええええええええええええええええええええええ!?」
「だから、タイトルにある通り彼は無能なのですよ」
「ちょ、彼の十年間の努力は!?」
「作品説明にもある通り、十年間の突きの練習をしていたにもかかわらず、『努力をしてこなかった』と書かれているのはこのことにあるんですよ。あちらの作品のまだ登場していない天才さんの言葉を借りるなら『努力すれば報われる。なら、報われない努力は努力じゃない』とか」
「バッサリすぎますよ!?」
「彼の願いが『強くなりたい』であったのなら、相手を想定した修行をしたり、そこら辺のチンピラやモンスターと戦って我流とはいえまともなスキルを会得したかもしれませんが、彼の願いはセイガヤ流を学んで武術家になりたかったと言う物ですから」
「はー……いえ、でもおかしくないですか? だって、プロローグでまだ出していないとはいえ神技と言う奴を出そうとしているじゃないですか?」
「神技は厳密に言えば技でも魔法でもありません。かと言って奇跡でもありません。言うなれば、ごく普通のこと。ごく普通の法則のことを指すんですよ」
「? アイリスちゃん、日本語でおk」
「はあー……じゃあ、もうこれを見てください」
「? 『神技の無能者の世界設定』? なんで世界設定を? ……え? なんでこっちに書いて――」
「まあ、そう言うことですね。そこら辺の設定は本編で語られることでしょう」
「ネタバレって前置きしてあるんだから、良いんじゃないですか?」
「姉さまのネタバレならどこまでもOKらしいですけど、他のには封印が施されていますから」
「カム○ンさんなら見逃してくれますよ!」
「ミ○イさんが上手い事やってくれなかったから無理ですね」
「ちぇー……それではロボよろの話に戻しまして」
「感想返しをどうぞ」
「イエス! シスター! えーと……ザム○ィンネタ、ベーオ・ウルフネタ、メド○ーアネタに反応した訓練されたロボオン読者様達、どうもありがとうございます!」
「死亡フラグ……残念、うちのマスターは死にません。だって私が守るもの」
「真っ赤になるくらいなら、どこぞのレイさんのものまねはしないよーに」
「……マスターはこれが良いと言っていました」
「恥ずかしがる女の子スキ―なセイチ様には天罰が下れば良いと思います」
「まあ、作者が言っていたように勝つか負けるかは書くまでわかりませんでしたから。負けると進行が遅くなってハイ・ゴーレム作りが伸びるのと、姉さまの出番も――」
「イエーイ! 作者グッジョブ!」
「ちなみに、敵のでかさをもっと大きくしときたかったなーとのことです」
「? 巨大なマッチョクラスの大きさじゃダメなんですか?」
「口の高さが、人間の腹かその下辺りですから。もう少し大きい位置にあれば、ジャンプして下を開けるんじゃなくて、かがんで自分を踏み台に――」
「ああ! お、俺を踏み台にしたぁ!? がやりたかったと?」
「まあ、きのこの『森』と言う地形や、そもそも私ことアイリスの性格でマスターを踏みつけられたかどうか怪しいですから、これで良かったのでしょう」
「文章がまじめだった分、タイトルがはっちゃけてますけどね……いいんですかね、これ?」
「タイトルネタバレなど作者の中ではまだ序の口らしいですけど。昔のアニメは商品タイアップのため、まだ次世代機がテレビで出ていないのにプラモデルの宣伝で発覚すると言う事態が多くあったようで……」
「レン○ャー系でもありましたっけね……」
「最近はどうなんでしょうね? レンタルで済ますことが多くなった作者はわからないようですけど」
「まあ、ロボよろ以外ではさすがにやらないでしょう。この作品は作者も言っている通り、笑ってもらえれば良いようですから……つまりは私は超重要キャラと言うわけですよ!!」
「はいはい……今回はこの辺で」
「私の出番は直ぐそこに!」
「それでは次回で」
「歯! 磨いてくださいね!」
ちゃんちゃらちゃんちゃん~。
コラリスの部屋がロボオン史上最高に長いお話になってしまった……まあ、良いか(笑)
お気に入り登録、感想、評価ありがとうございます。またお待ちしております。
それでは次回で。




