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ぐうたらな山伏 part1 「山伏」

山伏<<やまぶし>>とは、山の中をひたすら歩き、修行をする修験道の行者。「修験者」<<しゅげんじゃ>>とも言う。

白装束を着て入峰し、断食、滝打ち、火渡り、座禅、忍苦の行など、厳しい艱難苦行を行なう。




私は常に人に頼って生きている。


自分がしなくても誰かが何とかしてくれる、自分には無理だ、あきらめよう・・・


努力・研鑽、そういう思いを根に持って行動したことは一度もなかった。


疲労するまで歩き、腹が減ったら好きなものを食べ、

誘惑するものがあれば嫌悪感を抱くことなく手を伸ばしていた。


改めて思うと、私は人生の中で追い詰められたことは一度もない。


人間は、追い詰められてこそ新たな道を見つけ進み、

その道がどんなに険しい道でもあきらめることなく進むことができる。


ところが、私には後ろから常に支えてくれる存在がいる。


そのため、少しでも道を誤ったと感じると、先のことは考えずに、その上、散々後を汚し去っていく。


毎回この繰り返しで、前進することがない。


毎日寝て起きての繰り返し、自分を卑下し、逃げ道を探しては転がり込み、我侭を通し、全てを下に見ている。


全てが当たり前のようにあると考え、今日も暗い部屋でモニタを眺める。




 続く





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