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第4話



夜中部屋でみんなで騒いでいると、僕の人はいつも怒っていた。




「もう帰ってちょうだい」

「平日はみんな朝早いから」


僕は、僕の人のすごく細い手首を強く握り、部屋の外まで連れて行き「勝手に部屋に入るな」


「黙れ」



そう言っていつも部屋に鍵をした。




家族みんなが起きる時間になれば僕たちは家を出る。




家の前には改造されたバイクが並んでいる。




静かな朝に爆音だけが響き渡る。




そして夜中までいろんな場所で時間を潰し、夜中になればまた僕の家に集まった。




今が楽しかったらそれでよかった。



ただ楽しくて仕方なかった。





中3の夏。





まだ僕の家は溜まり場だった。




夜中僕の部屋で酒を飲んで騒いでいた。

平日の夜中だ。




また僕の人は怒って部屋に入ってきた。



酒も入っていたせいか、僕は今まで以上にきつく言って僕の人を突き飛ばした。


簡単に飛んだ。。。




「殺すぞお前」。



本当に殺意が芽生えた。



倒れている僕の人の悲しい目を見ると、よけいに腹が立つ。




「こんな家出てったるわ」




廊下の物を蹴り飛ばし、また家出をした。

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