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伝説の聖剣が折れた

作者: エア

 読み専にちかいですが思い付いた話を投稿します。

 「のでなんとかなんない?」

「無茶ゆーな。」


 幼なじみの相談に即答する。

そもそも前提として問題は、普通に考えてだ。

「その辺の子供が直せんだろ」

 魔法があるにしても無理である。 

 せめて鍛冶師に頼めよ、と言外にジト目をすると困ったように懐に手を伸ばして

「何これ?」

「問題の聖剣」

何か粉っぽいものを見せてきた。

「魔力キャパ無すぎだろ本物だったのこれ?」

「1000年程昔の英雄の剣だとさ」

 ウソ臭いなと互いに残骸を見ながら話す。

我が幼なじみの魔力量は多い、身も蓋もないことを言えば、大国の消費エネルギーを一年分を余裕でまかなえるとか、戦闘力においては全力を出すと大国がいくつか滅びても倒せるか怪しい程なのだ

個人的に身長とか運動神経分けて欲しい、いやほんと

まあこれが偽物かたいしてすごくなかったかはともかくとして一番の

問題は

 「せめてヒビとか真っ二つなら修理できる人を知っとるけどさ――」

手加減自体は得意な奴なので壊す時はどっちかになるのだが粉々なのである、本職でも無理だろこれはと思う。

 「普通なら俺でも買い直せとしか言えん」

 スキルとして多少は心得もあるし、特殊なスキルもあるが対象からはずれてるのだ、つまり結論無理。

 「どこぞの勇者が欲しいよこせとかなんぞいわなけりゃ頼まないよ」

 ため息まじりに言われ理由を理解した。

どこかの派閥のろくでもない貴族が異世界召還でもしたのだろう、同じかよりひどい位の奴を

「………それっぽいの作るわ………めんどいけど」

先に言えや、関わりたくないなーと思いつつ重い腰をあげる


 バカやるバカが多いとぼやくと、さすがに幼なじみから

表立って言うなよと注意され、失礼なと思う。言わんわ

「オオバカでもなけりゃ、関わらんよ」

これでも一般人なのだ




 






 オチだけを言えば、作った剣を持った勇者とスポンサーをしている貴族はむごたらしく死んだとかどうも国を乗っ取ろうとかかなりバカな発想で考えていたらしい。 ………死んだ後屋敷や部下の証言から判明したと聞いたが





「なんかした?」

後日、幼なじみに彼は一言笑って

 ナイショとしか答えなかった。

 貴族と勇者を殺したかはご想像で

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