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1-7.勇敢な心(ブレイブハート)の紹介

この作品は、タイトルに執筆裏話とあるように、全37話で完結しているアクション小説「ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ」の設定集になります。本編を読まれていない方は、先ずはそちらへ。単行本一冊程度なのでサクサク読めると思います。

勇敢な心(ブレイブハート)

兵科:バトルメイジ

分類:魔法少女系ご当地戦士

ランク:期待の新人(ルーキー)

レーティング:PG-12


挿絵(By みてみん)


比較の為、勇敢な心(ブレイブハート)の通常時と、大技「巨人の腕(タイタンパンチ)」発動時のレーダーチャートを並べてみた。


見ての通り、メカ&少女の機動歩兵と異なり、大盾シールド防御込みの戦乙女ヴァルキリーが防御力2なのに対して、防御技を特に展開してない勇敢な心(ブレイブハート)で防御力3となっており、地上戦においてはここが前線に参加できるボーダーラインと言えるだろう。空中を走ったりできるものの移動力は最低限の1。人が全力で走れる程度の速度での移動はこの程度なのだ。ただし、空を蹴って方向転換できたりと、人を超えた機動を行えるので機動力は2。まるで格闘系アニメキャラのように飛んだり、跳ねたりできる俊敏性があればこその値だ。索敵、AI、情報戦が最低ラインの1というのは、まだデビューしたての期待の新人(ルーキー)だからであり、それでも大技「巨人の腕(タイタンパンチ)」で格上も屠って戦果を稼いでいるからこその充実っぷり、最低ラインはクリアできているのである。


通常攻撃パンチやキックですら、その威力は戦乙女ヴァルキリーのシングルショット並みであり、攻撃が届きさえすれば屠れるのはかなりの強みとなっている。本編で何度も繰り出した大技「巨人の腕(タイタンパンチ)」は、射程距離こそ短いものの、彼女の体躯に匹敵するほどの巨大な幻の腕が放たれると、その巨大な腕に相応しい大火力を相手に叩き込める。戦乙女ヴァルキリーの攻撃が点なのに対して、近接攻撃なのに面で、しかも自分の腕を遥かに超えて浸透する打撃となる。その為、分厚い雪と本体の陶器の多層防御を持つ母艦級ボスの笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)ですら、三撃で沈めることとなった。火力4は射程や範囲の狭さ故の値であり、近接戦闘インファイトでこれを超える超火力を出せるのは、伝説レジェンド級のバトルメイジ、渋谷駅攻略の指揮を行っていた蹴り技の名手である森で隠遁する者(ヴィーザル)が放った蹴りの大技「フェンリル殺し」くらいなものなのだ。


<一般的な魔法少女との違い>

分類=その他、というほど闇鍋な魔法少女系だが、分類するとしたらバトルメイジ系ということになる。♰預言戦士♰(ガブリエル)のような砲台タイプでもなく、知を欲す者(オーディン)のような情報戦特化型でもなく、その力を自身の身体能力強化と近接攻撃に注ぎ込む、そんなタイプだ。

ご当地戦士の防御は大きく分けると、戦乙女ヴァルキリーのようにダメージを防御エネルギーで相殺するタイプと、装甲服パワードスーツを着込んでいる雷人トールや、夜の風(ナイトウィンド)のように一定以下の攻撃を無効化するタイプに分けられる。♰預言戦士♰(ガブリエル)空間歪曲ディストーション領域フィールドは常時発動の魔術を展開しているので、防御とは別枠となる。

そして、バトルメイジだが、装甲服パワードスーツのように、ある程度までの攻撃を無効化する魔法の護りと、ダメージを相殺する防御エネルギータイプの二種類を併用している。笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)の巨大パンチに殴られるシーンは本編では無かったが、過去戦では何回も直撃を受けており、それでもピンボールのように跳ね飛ばされ、建物にめり込みながらも、軽やかに起き上がって戦闘を継続できているのはその為なのだ。ちゃちな攻撃なら、無視しながら突撃して敵を粉砕できる、それがバトルメイジの強みなのだ。


装甲服パワードスーツ系ほどではないが、かなり頑丈で、俊敏性はFPS系戦士よりも高く、近接しさえすれば、当たるを幸い、敵をばったばったとなぎ倒す、そんな役処である。半面、遠距離攻撃の手数が乏しく、移動力は人の全力疾走程度ということで、戦乙女ヴァルキリーとは違った意味で、得手/不得手がはっきりとしていると言えるだろう。


<作者コメント>

魔法少女系、だけど、砲台タイプはもう出したから、別のタイプも出しておきたいなぁ、ということで思いついたのが、勇敢な心(ブレイブハート)だった。昨今、増えてきたバトルメイジ系は、やっぱり近接戦闘で映えるよなぁ、と。

彼女は、今後の伸びは期待できるけれど、まだ戦士としての活躍を始めたばかり、期待の新人(ルーキー)ということで、運命ノルンが普通の新人とは違った、過保護な促成栽培での装備充実ルートになったのと違い、普通の新人ならこれくらい、というのを見せる意味もあった。


ちなみに、戦乙女ヴァルキリーでの母艦級であるフライングオクトパスをみてもわかるように、同じく母艦級の笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)はかなり難度が高く、普通は複数人のチームで戦わないと勝負にならない強敵である。それを何度か負けてはいるものの、再挑戦をソロでやってたのは、大技「巨人の腕(タイタンパンチ)」が当たりさえすれば、ごっそり相手の耐久力を削れて、上手く行けば勝てそう、という手応えがあったからだった。……まぁ、再戦するうちにミッション難度が上がってしまい、流石に手に負えない、と泣きつく事にはなったのだが。


そんな彼女だが、池袋のステーション要塞フォートレス攻略時に再登場することになり、一般的な戦士目線から見た地上戦闘や、空中戦への見解などを話すといった役を上手くこなしてくれた。戦乙女ヴァルキリーに対する運命ノルンと同じで、歴戦の勇者である雷人トールあたりが装甲服パワードスーツのバイザーを開けながら「なかなか手強くてな」などと語っても、「そうは言っても何とかできちゃうんでは?」とか感じさせてしまって、やはり彼には合わない役処だった。


実は近接戦特化型の彼女と、広域索敵と遠距離射撃を担う戦乙女ヴァルキリー運命ノルンは役割分担をすれば、かなり良い組み合わせでもあり、敵の種類にもよるが、今後も共闘シーンは増えていくだろう。

2022年10月5日(水)までは毎日7:05に投稿していきます。

第一章は全11パート、ご当地戦士達の紹介です。

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『ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ(設定&執筆裏話)』を読んでいただきありがとうございます。
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