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ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ(設定&執筆裏話)  作者: KOBA
第三章:本作に登場した現代武器、兵器群
22/25

3-2.現代兵器群(ヘリ、戦闘機、艦船、爆弾、ミサイル)

この作品は、タイトルに執筆裏話とあるように、全37話で完結しているアクション小説「ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ」の設定集になります。本編を読まれていない方は、先ずはそちらへ。単行本一冊程度なのでサクサク読めると思います。

◆ヘリ、戦闘機



【AH-1コブラ対戦車ヘリ】

兵科:戦闘ヘリ

武装:20mm機関砲、TOW対戦車ミサイル

特徴:二人乗りで正面から見ると機体幅が90cmくらいしかなくとってもスリム。


ヘリコプターに対地攻撃用の機関砲やロケット弾、ミサイルを搭載して、装甲も付けて、その代わり輸送能力を捨てた、そんな攻撃に特化した兵科である。ベトナム戦争(1965~1975)の頃から活躍している、最近、引退したファントムⅡ戦闘機と同様のお爺ちゃんだ。米陸軍では後継のAH-64アパッチ、米海兵隊ではAH-1Zヴァイパー(エンジンを双発にするなど魔改造した殆ど別物)に変わってるが、まだまだ多くの国では現役だったりする。


<本編では>

木更津駐屯地から飛び立った部隊が、川沿いを移動していたクレイフィッシュを攻撃し、これを殲滅することに成功した。残念ながら、フライングオクトパスの長距離狙撃で撃墜されてしまったが、光ったと思った瞬間には命中しているようなエネルギー弾を避けられるのは、戦乙女ヴァルキリーくらいなモノなので、仕方ないところだろう。

実は、敵がばら撒いてくるエネルギー弾相手ならそこそこ耐える装甲ではあるのだが、長距離狙撃で放たれる物干し竿のような長さのエネルギー弾は、戦乙女ヴァルキリーですら一撃死しかねないほどの威力だったりするので、それに耐えろ、というのは無茶というモノだ。輸送ヘリに比べて機体幅は三分の一ととてもスリムで被弾しにくかったりもするのだが、戦乙女ヴァルキリーすら当ててくる敵にとっては、その機体は外すことなどあり得ない大きさであった。


TOW対戦車ミサイルは、操縦用のケーブルを送り出しながら飛翔するのだが、最終速度も425km/h程度という遅さなので、クレイフィッシュのエネルギー弾の散弾に結構撃ち落とされたのも当然だろう。TOW対戦車ミサイルは命中するまで母機が敵に向けて誘導し続けなくてはならない(撃ちっぱなしができない)のだが、最大射程(3.7キロ)近くから撃っていたこともあって、クレイフィッシュのエネルギー散弾が母機を脅かすことが無かったのは幸いだった。それと本編でも描写されていたように20mm機関砲弾は、要は直径20mmの金属塊、的が小さいので弾幕が展開されても、そうそう防げるものではなく、何百発と撃つので、ばら撒いた弾の大半は弾幕を抜けていくことともなり、それなりのダメージを与えることとなった。


【輸送ヘリ】

兵科:輸送ヘリ

武装:なし

装甲:なし

特徴:沢山の人や物資を運べる。車両を吊り下げて飛べたりする。

備考:本編では登場せず。


よく目にする民間ヘリコプターを含めて、何かを運ぶヘリコプターはこの分類となる。そこそこの速度で、地形を無視して飛べて、どこにでも着陸できるということで、歩兵や軽い武器を乗せて、敵地後方に降り立つヘリボーン作戦を行ってみたり、扉部分にガトリングガンを取り付けて、地上掃射をして、空から敵兵を薙ぎ払うなんてことができる。

ただ、装甲がなく、機体の外板や風防を撃ち抜かれるので、ある程度の速度で飛び回ることで、そもそも当たらないようにするのが基本。で、空中静止飛行ホバリングしつつ歩兵をロープで降ろしていたりするところを、RPGロケットを山ほど撃ち込まれて落されたりすることもある。


【攻撃ヘリ「ハインドD」】

兵科:攻撃ヘリ(戦闘ヘリ+輸送ヘリ的なモノ)

武装:12.7㎜四銃身ガトリング砲、各種ロケット弾、ミサイル

装甲:歩兵の持つ銃(12.7mmまで)は効果がない(※)

特徴:兵員輸送室があり、最大八名を輸送できる


ソ連時代から運用されている赤軍御用達の武装ヘリである。火力で敵を制圧しつつ、着陸して歩兵を展開、という作戦実行を目指したもので、そこそこの火力を持ち兵員輸送もできる、歩兵戦闘車(例:米軍のブラッドレー歩兵戦闘車)のような特徴を持つ。


各種映画で出てくる定番とも言える敵役で、歩兵の持つ銃では対物ライフル(12.7mm)であろうと装甲を抜けず、そもそも飛んでる武装ヘリに歩兵の撃つ弾なんて狙って当てるのは至難ってこともあり、携帯型対空ミサイル(例:スティンガー)を持たない場合、悪夢としか言いようがない。


何十発とロケット弾を搭載していてkm単位の距離からそれらをぶっぱなしてくるわ、飛行速度が加わることで弾速を増した12.7㎜ガトリング砲で蜂の巣にしてくるわ、地上車両では逃げ切れず、地形も無視して襲ってくるのだから、始末に負えない。


……とまぁ、強敵!ってイメージなのだが、火力支援だけ行う戦闘ヘリ(例:コブラ、アパッチ)と、兵員輸送だけ行う輸送ヘリ(例:ブラックホーク)の良いとこどりをしようとした結果、どっちつかずになってしまった、というのが実態だったりする。兵員輸送室を備えているせいで機体が大型化してしまい、更に大きな機体全体の装甲化は重くなりすぎるので不可能→なので兵員輸送室は実は装甲なし、だったりする。また大きくて重いので動きも鈍い、輸送ヘリとしてみると運べる人員数が少ない、重い装甲を抱えていて余剰運搬力が少ないので車両吊り下げも無理、と運用してみると、不満続出となってしまった。


という訳で、実際には兵員輸送室に強襲作戦の為に兵士を乗せることは少なく、予備弾薬庫として使ってるそうだ。


<本編では>

兵員輸送室に完全武装の歩兵8名を乗せて強襲してきた。兵員輸送室は装甲化されてないがそこを蜂の巣にしたところで、ハインドDが墜とせる訳ではないので、対空ホーミングショットやシングルショットをばんばん撃ち込んでも、なかなか落ちない強敵といった位置付けになった。短翼スタブウィングには、UB-32A-24 32連装ポッド×4基を装備していて、戦乙女ヴァルキリー達の牽制からフリーになった時には、S-5ロケット弾(射程3~4キロ、弾頭爆薬1~2kg)を撃ち込んでいた。

本編でも描写されたように、ヘリ並みの速度で飛びながら、ヘリよりも機敏で、揚力や慣性を無視して飛べる機動歩兵なんて相手を想定した兵科ではないので、相性の問題で翻弄されることになった。


【F4ファントムⅡ戦闘機】

兵科:艦上戦闘機(ただし、地上運用の派生型も多い)

武装:20mmバルカン砲、各種ミサイル、爆弾

備考:本編では登場せず。


航空自衛隊だとF4EJ改が2021年まで運用されていた。ベトナム戦争の頃から運用されているお爺ちゃんだった。次世代のF15Jに比べると性能は劣ってはいたものの、前世代のF104Jスターファイターに比べればずっと優秀で、長い間、数の上では航空自衛隊の主力機として頑張ってくれていたのである。運用期間がとても長いので派生型がとっても多く、2021年でもギリシャ、エジプト、韓国、イラン、トルコではまだ現役でもある。


<本編では>

F15Jイーグルとどっちを出すか結構悩んだものの、2022年時点ではイーグルの方が主力で、更に次世代機であるライトニングⅡも一緒に飛ばすつもりだったので、出撃は見合わせることとなった。定点目標への射撃だから、能力的には十分だったのだが。


【F15Jイーグル制空戦闘機】

兵科:制空戦闘機

武装:20mmバルカン砲、各種ミサイル、爆弾


昭和47年(西暦1972年)から自衛隊に配備されている主力戦闘機。J=Japan型でアメリカが売ってくれなかった各種電子機器の代わりに国産品を搭載している。対地攻撃もまぁやってやれないことはないけれど、原型のF15Cと同様、制空の名の通り、敵機を撃ち落とすことを主任務としている。多くの戦闘機と同様、導入時期の違いや、近代化改修などをしているので、F15と言ってもその能力にはかなりの幅がある点は注意。高価なので、採用国はアメリカ、イスラエル、日本、サウジアラビア、韓国だけである。ちなみにイスラエル、韓国が導入しているF15はE型という戦闘爆撃機タイプ。

有り余る大推力によって、翼の揚力がなくても垂直上昇できるし、機体が大きいので沢山、武器も搭載できるし、燃料も積めるし、機体を改造する余地もあったりする。なので、これからも当面は改修されながら各国で運用されていくだろう。


<本編では>

百里基地から出撃した機体が、熱光学迷彩ステルスで隠形に徹しつつ情報欺瞞ジャミングを行っていたジェリーフィッシュに対して銃撃を行い、これの撃墜に成功した。ただし、その後、フライングオクトパスからの長距離狙撃で撃墜されてしまった。AH-1Sコブラ対戦車ヘリに比べれば、何倍も速い速度で飛んでいたのだが、それでもエネルギー弾を避けられるほどでは無かった。


【F35AライトニングⅡステルス多用途戦闘機】

兵科:ステルス多用途戦闘機

武装:25mmガトリング砲、各種ミサイル


平成30年(西暦2018年)から自衛隊に配備されている次期主力戦闘機。A型=地上基地用、B型=海兵隊用、C型=米海軍用であり、日本の地上基地に配備されているのはA型である。自衛隊では一応、短距離離陸&垂直着陸可能なB型も購入するらしい。アメリカだけが運用しているF22ラプターを除けば、西側陣営が運用している唯一のステルス機であり、既存の戦闘機では見つける前に先制攻撃されて、姿を見ることなく一方的に撃ち落とされる、といった隔絶した戦闘能力を誇る。とってもお高いが西側陣営の次期主力戦闘機としてあちこちで採用されている。

ステルス運用時には機体内にミサイルを収納している必要があるので、搭載ミサイル数は4発と少ない。ただ、化け物推力エンジンを持つので、機体外にミサイルを搭載する非ステルス状態=ビーストモードだと4倍=16発も積める。戦闘初期にはステルスモードで敵機や対空システムなどを一方的に叩き潰し、反撃戦力を潰し終えたら、ビーストモードで蹂躙戦をするといった運用が想定されているようだ。2022年現在、まだガチの制空戦を行ったことはない。


<本編では>

百里基地から出撃した機体が、熱光学迷彩ステルスで隠形に徹しつつ情報欺瞞ジャミングを行っていたジェリーフィッシュに対して銃撃を行い、これの撃墜に成功した。ただし、その後、フライングオクトパスからの長距離狙撃で撃墜されてしまった。残念ながら、本機のステルス性能もフライングオクトパスの照準から身を隠すことはできなかった。


【F2戦闘機】

兵科:マルチロール戦闘機

武装:20mmバルカン砲、各種ミサイル、爆弾


F16多用途戦闘機をベースに対艦ミサイル4発を抱えて広範な海域で運用できるよう大幅改造を行った機体であり、日本でのみ運用されている。……というかこんな能力を必要とする国が日本くらいしかいないって話なのだ。東北地方太平洋沖地震で発生した津波で松島基地に配備されていた18機が水没してしまったが、頑張って修理した結果、13機はまた飛べるようになった。青い機体カラーが印象的な機体である。要求仕様があまりに違うため、原型のF16に対して「パッと見た形状以外、すべて違う」とも言われてたりして、実際、図面の95%以上が変更されているとのこと。


<本編では>

百里基地から出撃した機体が、アーチャーフィッシュに対してGPS誘導爆弾(JDAM)で攻撃を行った。全て撃ち落とされたが、飽和攻撃の一翼を担うことになり、戦乙女ヴァルキリー達による砲塔撃破への一助となった。また、曲芸飛行隊ブルーインパルスのような急降下からの超音速低空飛行という無茶を行うことで、アーチャーフィッシュの追撃も逃れることができた。2022年時点では百里基地には配備されておらず、百里基地配備は創作である。


【B1Bランサー戦略爆撃機】

兵科:戦略爆撃機

サイズ:F15J戦闘機4機分くらい、ボーイング767よりちょい小さいくらい。

武装:各種ミサイル、爆弾をとにかく沢山


可変翼を持ち、超音速で敵レーダー網の下を掻い潜る低高度高速侵入作戦を行うことが求められた冷戦期に生まれた怪物爆撃機。通常はステルス性を維持する為、胴体に三か所ある爆弾倉の中に爆弾を搭載する運用を行う。三か所の爆弾倉には、回転式ランチャーを搭載することで、複数の種類の爆弾を運用することができる。また同ランチャーの利点として投下機構にトラブルが生じても、落せないのはその爆弾だけで、回転式拳銃と同様、他の爆弾を落とすのに支障はなかったりする。また、本編でも見せたように、爆弾倉には回転式ランチャーの代わりに燃料タンクを搭載して航続距離を伸ばすこともできる。

……ただ、結構なお年なので、機体寿命を少しでも長持ちさせようと、2022年時点だと超低空飛行禁止の運用だったりする。この機体を改修して運用期間を延ばすよりは、この機体の前の世代であるB52を手直しして使う流れとなっており、徐々に引退していくだろう。


<本編では>

グアム基地から飛び立った2機が4か所の要塞フォートレスに対して、地中貫通爆弾バンカーバスターを落として、その攻略を大きく後押しすることとなった。ただ、同爆弾の運用は実はB1Bランサーでは行われておらず、本編の創作である。まぁ、単発ならF15Eに積んでいけばいいし、より大型の地中貫通爆弾バンカーバスターならB2スピリット戦略爆撃機に積めばいいし、そもそも本編でやったように単一目標に複数を投下するような化け物要塞は現実には存在しないし、数が必要なら前述のF15EやB2を複数飛ばせばいい、ってとこなのだろう。

残念ながら、本編では爆撃後、アーチャーフィッシュが出現し、船体全体で構成される開放型バレルのビーム砲による理不尽な超火力&超射程に薙ぎ払われて撃墜されることとなった。


【グローバルホーク無人偵察機】

兵科:無人偵察機

サイズ:全長13.52m、全幅35.42m、全高4.64m、最大重量12,111kgとかなり大きい


西側陣営が運用している大型の無人偵察機である。2022年時点、日本にはまだ3機しかない。巡航速度343kt(635km/h)、上昇限度19,800m、滞空:36時間とゆっくり高高度を長く飛ぶという、偵察任務に向いた性能を持っている。合成開口レーダー、電子光学/赤外線センサーを装備していて、広範囲を詳細に探査するといった任務を行うことができる。信号収集機材を用いた諜報任務も行えたりする。

ただ、1ユニット=1億400万USドル、F15Jイーグルが101億5,600万円なので、高性能だが高価で、そうポンポンと配備できるものではなかったりする。無人機といえばトルコ製のバイラクタルTB2という機体もあり、あちこちの戦いで活躍しているが、そちらは無人戦闘航空機(UCAV)という扱いであり、全長6.5m、全幅12m、最大離陸重量650kgと小さく、速度も120kt(220km/h)、上昇限度8,200mとなる。航続時間は27時間と長いが、爆弾を搭載して攻撃任務も担うのが主任務なので、グローバルホークとはまるで別物だとわかるだろう。


<本編では>

三沢基地から飛び立った機体が東京を周回飛行し、ジェリーフィッシュの位置特定に活躍した。攻撃をしなかったこともあり、反撃対象とされることもなく、ミッション終了まで生き残ることができた。



◆艦船



【護衛艦】

兵科:駆逐艦

武装:127㎜単装速射砲、垂直発射装置(VLS)装備の各種ミサイル、魚雷

備考:イージスシステム搭載


イージスシステムを搭載しており、全周囲に対して常時、索敵可能であり脅威度の高い目標を特定して、垂直発射装置(VLS)から次々にミサイルを撃ち出して迎撃することができる。同時迎撃数は10以上だが上限は未公開。

このシステムの凄いところは、全方位、常時、敵脅威度の自動判定をしてくれるところ。それを可能とするソフトウェアの処理能力が凄い。発射機にミサイルをセット、撃ち出す方向に発射機を向けて、という冗長な真似をせず、保管庫兼発射機の垂直発射装置(VLS)から垂直に撃ち出してミサイルが指定方向に自前で方向転換して飛んでいく点も独特だ。

高性能な艦だが、実は装備しているのはミニ・イージス艦を含めても、アメリカ、日本、スペイン、ノルウェー、韓国、オーストラリアのみ。一応、レッドチーム側も、中国では中華イージスと呼ばれる、同様の機能を持つとされるシステムを搭載した艦船が配備されている。


垂直発射装置(VLS)と全方位探知レーダーがあればイージス艦なのではない。イージスシステムがあるからこそのイージス艦なのである。例えば、全長151mのあさひ型護衛艦(2018年就役)にも32セルの垂直発射装置(VLS)が装備されており、全方位探知可能なフェイズドアレイレーダーも搭載されているが、イージスシステムは積んでない。


<本編では>

明記されていないが、127㎜単装速射砲と90セルの垂直発射装置(VLS)を搭載している自衛艦ということで、こんごう型ミサイル護衛艦(全長161m、全幅21m、排水量7,250トン)だとわかる。21機のジェリーフィッシュへの一斉ミサイル攻撃や、フライングオクトパスへの対空砲撃など、八面六臂の大活躍をした。戦闘時間自体は短いものだったが、その活躍は特筆すべきものがあったと言えるだろう。垂直発射装置(VLS)を空にする勢いで盛大に撃ちまくったおかげで、長距離狙撃で船体を穴だらけにされても沈没することなくダメコンに成功して帰港することができたのも見事だった。



◆爆弾、ミサイル



GPS誘導爆弾(JDAM)

JDAMとは無誘導爆弾に、誘導機能を追加する装置セットのシリーズ名であり、JDAMを装着した〇〇爆弾、といった感じになる。誘導機能は慣性誘導、GPS誘導、レーザー誘導といったように色々あり、既存の無誘導爆弾と違い、指定された目標に向けて誘導することで高い命中精度を達成する。あまり大きくはないが誘導にも使うストレーキと呼ばれる細い翼が付いているおかげで滑空して、無誘導爆弾に比べると落下距離を稼ぐこともできたりする。この滑空を活かすことで、投下した複数のJDAMをそれぞれ別の目標に対して落とす、といった使い方もできたりする。無誘導爆弾は落下時の方向と速度に纏めて落ちていくだけなので、作戦自由度が大きく広がることにも繋がるのだ。


<本編では>

アーチャーフィッシュが等速移動で高度も変えない、ということもあり、空中移動目標に対して爆撃する、という曲芸染みた真似を行うことになった。使ったのは500ポンド爆弾。狙う相手も連結バス並みの大きさなので、迎撃されなければ、命中が期待できる落下コースではあった。GPS誘導では、母機による誘導は必要ないので、投下をした後にF2戦闘機はすぐに回避行動に移ることができたのだった。


地中貫通爆弾バンカーバスター

頑丈な外殻を持つ爆弾であり、地面やコンクリートを貫通してから爆発することで、拠点を撃破するという兵装である。落下で速度を稼いで運動エネルギーによって対象を貫く。オプションのロケットブースターを使って加速すれば、更に落下速度を速めて、貫通力を高める事も可能だ。

強固に防衛された敵要塞、司令部の破壊といったことが目的となるので敵基地攻撃すら議論してる段階の自衛隊では配備していない。爆撃は落下速度を稼ぐ為、高高度から行われることになる。

正確に対象に命中させる為には、地上部隊や味方支援機からのレーザー照射による誘導が欠かせない。


<本編では>

使われたのはGBU-28というレーザー誘導型の地中貫通爆弾バンカーバスターであり、全長5.6m、直径40センチ、重量5.6トンとかなり重い。何せ開発期間短縮の為、自走榴弾砲の砲身!を弾体として砲身に爆薬を入れて、誘導装置と尾翼を付けた、なんて代物だった。そりゃ重い訳である。2022年時点でこの爆弾を運用できるのはF15E戦闘爆撃機シリーズだけである。


艦隊空スタンダードミサイル】

基本のSM-1、イージスシステム対応のSM-2、弾道弾迎撃用のSM-3、SM-2の長射程型であるSM-6など種類は多い。表記の通り、艦船が航空機やミサイルを迎撃する中距離域での艦隊防空を担うミサイルである。SM-2なら全長4.72m、直径0.34m、重量600~700kgといったところ。こんなでかいミサイルを数秒間隔でばかすか74km(遠距離モデルは166km)なんて遠方までぶっ飛ばすのだから、防空戦闘も大変だ。


<本編では>

海上自衛隊のイージス艦がぶっ放したSM-2であり、本編でも説明されていたように指令誘導によって大まかに目標近傍まで飛んでいき、最後はセミアクティブ・レーダー誘導で突入していく。セミアクティブ・レーダー誘導というのは、自前では誘導レーダービームの照射をせず、母艦が対象にレーダービームを照射し、その反射波に向けて突撃していく、という機構である。その為、フライングオクトパスからの反撃で母艦が襲われることが予想されており、実際、ジェリーフィッシュへの突撃は、発射時の指令誘導のみに頼ることとなった。幸い、目標がとても大きく、更に空中ではあるものの、移動してない固定目標状態だったので、全弾が命中することとなった。目標がレーダー波を返さないこともあって、近接信管は作動せず、着発信管によって爆発、破壊した。

いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

誤字・脱字の指摘ありがとうございます。自分ではなかなか気付けないので助かります。


2022年10月7日(金)までは毎日7:05に投稿していきます。

第三章は全4パート、その他の紹介です。

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