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1-1.メカ&少女の構成

この作品は、タイトルに執筆裏話とあるように、全37話で完結しているアクション小説「ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ」の設定集になります。本編を読まれていない方は、先ずはそちらへ。単行本一冊程度なのでサクサク読めると思います。

【メカ&少女の構成】

戦乙女ヴァルキリー達の装備は以下のように大まかに4つに分けられる。

①本人のワンピース水着風ボディスーツ

②各部アーマー、ヘッドセット

③バックパックと補助アーム

④手持ち武器、大盾シールド


このうち、①ボディスーツの各部に②のアーマーやヘッドセットを取り付ける形でセット、③バックパックと④武器、盾は補助アームでセットになっており、バックパックと本人は、胸部アーマーとスカートアーマーの二か所で接続されている。なので、本編でも見せたように、接続を解除すれば、各部アーマーを身に付けた水着少女だけの姿にもなれる。


<作者コメント>

通常のミッションでは、バックパックを外す必要などないので、首都決戦での運命ノルンを宥める為に、外していた姿はかなりレアなモノだった事だろう。緘口令を敷いてはいなかったので、創作界隈では、その時の様子を再現した絵やフィギュアが作られることにもなった。そして普段は見えない接続部分の作りを確認したい、とミッション終了後の戦乙女ヴァルキリー運命ノルンに対して、バックパックを外し、背中を見せてと懇願する熱狂的愛好者フリーク達の姿もあったようだ。


【ワンピース水着風ボディスーツ】

全ての装備を外した状態の素の状態。見た目は厚手のワンピース風水着を着てるようにしか見えない。あちこちにアーマーを取り付ける為のパーツも付いているが、これだけの姿で戦闘服とは誰も思わないだろう。でもこれだけの姿でも、本体の防御エネルギー機能は付いている。

ただし、エネルギーを供給するジェネレータはバックパックに搭載されているので、連結を外した状態ではすぐエネルギー切れを起こしてしまうだろう。

全ての装備を付けても、首筋、二の腕、太腿部分は露わになったままで、冬季戦ではかなり寒そうに見える。そして、寒くて可哀そう、との市民からの陳情を受けて、それらの部分も覆った冬服バージョンも用意することになった。なお、見た目は変わるが性能に違いはない。


【ヘッドセット】

額飾り付きのヘッドホンといった形状であり、戦乙女ヴァルキリーの蛍光水色の頭髪が殆ど見えてたりして、兜のような防具としての機能はない。額部分にAI機能が、ヘッドホン部分がバックパックとの情報連携や、近距離通信を担う。

バックパックに情報戦ユニット、索敵ユニットが搭載されているので、バックパックとの接続を外すと、AIの支援能力の大半は使えなくなり、全周囲視界も失せて人と同じ視野角に落ちる。


<作者コメント>

ディスプレイ機能を持つバイザー的なものを付けようかどうか悩んだが、全周囲視界とバイザーの狭い部分に表示するのが合わないので、バイザー表示案はボツになった。


【胸部アーマー】

アーマー扱いだが、排斥バリア発生機構の搭載と、バックパックとの連結を行う為の接続部としての役割が強い。ただし、エネルギーを供給するジェネレータはバックパックに搭載されているので、接続を外した状態ではすぐエネルギー切れを起こしてしまうだろう。


【スカートアーマー】

ちょっとしたものが入る収納スペースと、バックパックと連結を行う為の接続部としての役割を担っている。パーツ分割されていて、座る時も邪魔にはならない。あと他の防具と同様、ぶつけても痛くない程度の頑丈さしかなく、あまり厚みも重みもない。万能ペンはこちらの収納スペースに入れている。


【アームガード】

手を覆う薄手のグローブと一体化されている籠手状の防具。勢いよくそこらにぶつけても痛くない程度の頑丈さである。


【ブーツ】

荒れたところも歩けるように、かなり厚底なブーツ状の防具。勢いよくそこらを蹴っても痛くない程度の頑丈さである。


【バックパック】

移動系ユニット、探索ユニット、情報戦ユニット、武器を支持する補助アーム、それらを稼働させるためのジェネレータで構成されている戦乙女ヴァルキリーの戦闘力を担う装備である。身代わり(デコイ)射出機もこちらに取り付ける。取り付けるユニットは高性能なものほど大きく嵩張ることになるので、何でも高性能なものを選べばよいというものではない。


<作者コメント>

バックパックに取り付ける形式の肩撃ち武器だとか、ミサイル発射機とか、自律攻撃子機ファンネルとか、戦闘力を直接高める武装の取り付けも可と考えてはいた。結局、その方向で強化することはなかったが、戦乙女ヴァルキリーの過去話で、様々な武装を試していた際には、こういった火力強化も試していた。


移動系ユニットは、移動力と機動力を発揮する。移動力が高く、機動力が低い場合は、直線番長であって小回りが効かないといった感じになる。能力が高い方がいいかと言えば、制御できる範囲内に留めておくのが無難だ。一般人がF1マシンに乗って最初のアクセルでいきなり壁に激突して損傷させた例もあるように、人間の能力限界程度では制御しきれないのだ。戦乙女ヴァルキリーのように移動力、機動力の両方が振り切れた移動系ユニットを持ち、人外の超反応を駆使できれば、撃たれたエネルギー弾も避けられるようになる。

本編でも描写されているように、移動系ユニットからは謎の噴出光が出ているが単なる演出エフェクトであり、噴出光と推進方向には関係がない。

常時、浮遊制御をしているので、本人はバックパックを一切支えておらず、重さを感じることもない。着地して見えても、床面への荷重はゼロである。


探索ユニットは所謂レーダーといったところだが、首都決戦で明らかになったように、タワー要塞フォートレスの電波攪乱が停止した後も、ジェリーフィッシュの情報欺瞞ジャミングによって、その能力を阻害され続けたことからもわかるように、レーダー波とは異なる仕組みを用いている。

建物の背後や地下など、死角になるようなところでも認識できるなど、その能力は極めて高い。

ただ、この能力ばかり高めても、集めた情報を適切に処理できなければ宝の持ち腐れになる。なので適切な情報戦ユニットを選ぼう。


情報戦ユニットは情報処理全般を担い、探索ユニットと連携することで、情報欺瞞ジャミングを行うこともできる。交通機関の運行状況、航空機の飛行予定を把握するなど、外部データの収集も担っており、エネルギー弾で穴だらけにされた橋の強度分析を行うなど、処理能力は現代技術の比ではない。

他の戦士との情報連携なども担うので、こちらのユニットはある程度のグレードにはしておきたい。


補助アームは、手持ち武器や大盾シールドを支持し、その動きをサポートする。本人が装備から手を離しても、武装を落としたりしないのは便利である。それに補助アームが完全に支えているので、重さも気にならない。ただし、重くはないが狙ったように素早く動かせるかというと、武装の大きさ、扱い辛さの影響は出る。サブマシンガンなら素早く動く氷妖精でも簡単に狙えるが、多機能ロングライフルでは、バスサイズのエリアボス相手で距離を取っててやっと狙えるくらいに動きが鈍いといった具合だ。また、武装へのエネルギー供給も補助アーム経由で行う。


ジェネレータは、各種ユニット、武装にエネルギーを供給する装備である。戦乙女ヴァルキリーの場合、全ユニットを全力稼働させるのに十分な高性能ジェネレータを選んでいる。ただし、全てを全力稼働させながら、本体や大盾シールドの防御エネルギーを回復させるほどの余力まではない。

戦乙女ヴァルキリーの場合、AIと情報戦ユニットが必要に応じて、各ユニットの稼働状況を制御することで余力を生み出し、それを回復に回しているのだ。その制御が熟練の域にあるので、回復ペースはほぼ常に最高状態がキープできている。

2022年10月5日(水)までは毎日7:05に投稿していきます。

第一章は全11パート、ご当地戦士達の紹介です。

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『ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ(設定&執筆裏話)』を読んでいただきありがとうございます。
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