1-9.雷人(トール)の紹介
この作品は、タイトルに執筆裏話とあるように、全37話で完結しているアクション小説「ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ」の設定集になります。本編を読まれていない方は、先ずはそちらへ。単行本一冊程度なのでサクサク読めると思います。
【雷人】
兵科:装甲歩兵
分類:FPS系ご当地戦士
ランク:伝説級
レーティング:R-18
備考:装甲服なので戦乙女達ほどではないが、ある程度の広さがある通路でないと入ることができない。見た目通りの超重量級なので足場にもある程度の頑丈さが必要だ。
彼の能力は熟練の域にあり変動はしないので、チャートはシンプルなものだ。見ての通り、装甲服系戦士らしく、地上戦でガチにやり合える十分な火力=4と、半端な攻撃なら防ぎきるタフな防御=4と、手堅い強さを持っている。同じ装甲服系の夜の風との違いは、あちらが指揮系統を強化したのに対して、雷人は移動と機動を1→2と底上げしているところにある。つまり、見た目は同じように見えても、雷人の方が一気に敵陣に突入して、乱戦を制するといった作戦に向いているということだ。本人曰く、防御役より、攻撃役の方が得意と言ってたが、そういった戦い方を支える能力と言えるだろう。見た目は鈍重そうに見えても、思ったよりも移動が速く、身のこなしも早く、そして短距離飛行能力も備える、といった切り込み隊長仕様である。
そちらを伸ばした分、索敵、AI、情報戦は1→2と伸ばした程度だが、それでも狭い地下空間で仲間を指揮して防衛戦に徹する程度であれば十分な能力ではあった。
大火力&防御力&それなりの機動力を支える高出力ジェネレーターを備えている為、防御エネルギーの回復ペースも早く、上手く立ち回れば、単機で戦線をひっくり返す活躍を見せるだろう。
<他の一般的なFPS系戦士との違い>
装甲服系の場合、攻撃4、防御4、他能力1は鉄板なので、後はどこを重視するか、で独自性が出てくる。彼は上でも述べたように、攻撃役であり、重戦士的な能力を持ちながらも、勝機を見出すと一気に突撃して、切り崩すという、何とも豪快な戦い方が特徴だ。
ただし、他の能力も疎かにしていると言うことは無く、その能力は満遍なく高い。夜の風と同じ、どの役割でもこなせる戦士なのだ。
<唯一無二スキル>
彼自身はさほど特異な技能とは思っていないが、互いに尋常でない火力をぶつけ合う、ご当地戦士達の集団戦において、彼は彼我のバランスの変化、僅かな綻びを嗅ぎ取る嗅覚、機転が突出している。それは理詰めで行う指揮系のような能力と違い、言語化しにくい感性、猟犬のような狡猾さ、秒に満たない僅かな時間であっても、見つければ抉じ開ける強さ、それが彼の唯一無二スキルと言えるだろう。共に最終決戦に呼ばれた戦士達も、雷人のそういった強みは認めるところであり、池袋、新宿、渋谷と次々に撃破していく攻略チームの中心に常に雷人がいたのも当然だったと言えるだろう。
<作者コメント>
装甲服を着た戦士ではあっても、夜の風は指揮官タイプだったので、前線部隊のリーダーを張れるキャラも出したいと思い、五か所の駅要塞のうち、最初に攻略を行う池袋を担うキャラとして登場して貰うことになった。
その姿、能力は装甲服を着たFPS系戦士として手堅いものであり、戦士達を束ねて敵軍勢を蹴散らしていく役処を十分こなしてくれたと思う。
♰預言戦士♰が呼んだ伝説枠の戦士達は、いずれも特定の方向性を極めた達人達であり、雷人は切り込み隊長として、駅要塞コア攻略では常にその攻略チームの中核を担い続けてくれた。こういった役処は、見た目からしてごつくて、正面からの削り合いに強そうな装甲服系ならではといったところだろう。
それに、♰預言戦士♰との掛け合いも、共に戦場を歩み、長い交流があればこその気安さ、深さが出せて良かった。共に前線に出て、♰預言戦士♰の過剰火力に愚痴を言いながらも、ここぞという時に動けるよう気を配れるのは雷人だけなのだから。
<補足>
♰預言戦士♰が呼んだ5人は以下のように専門分野が分かれており、だからこそ、次々に戦士達が合流して攻略チームが大型化しても、常にその中心に雷人がいたのは、どのメンバーよりも彼が担当するのが相応しいからだった。
池袋:雷人=切り込み隊長
新宿:知を欲す者=情報戦特化のメイジ
渋谷:森で隠遁する者=蹴り技主体のバトルメイジ
大手町:ずる賢い者=攪乱寄りのバトルメイジ
東京:生き延びる射手=射撃戦、特に狙撃重視のバトルメイジ
2022年10月5日(水)までは毎日7:05に投稿していきます。
第一章は全11パート、ご当地戦士達の紹介です。




