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『31話 ギルドに3』

『31話 ギルドに3』



 俺の中では受付嬢は、常に冒険者の窓口であるわけで、このレベルの魔物には慣れているかと思っていたが違った。


 オークダークはともかく、オークジェネラルは魔王軍将軍であるので、相当にヤバい魔物だったようだ。


 そこらへんの情報に関しては、俺は網羅しているわけではないので、倒せるのは倒せても、その魔物がどの程度の危険度かは、実のところわからないのだ。


 わからないまま倒して、後は受付嬢に引き渡せばいいと、考えているのは、今後も一緒なのであった。


 勇者オリオンとパーティーを組んでいた時には、魔王との戦いはまだ先だったからで、魔王クラスの奴らは、未知なのである。


 オークジェネラルや、グールマスター並のが今後も出てこられると俺も困るし、受付嬢も慌てるわけだ。


 まあ、そう簡単には、このレベルの魔物が現れる可能性は無いに等しいので、心配しすぎか。


「ほ、報酬は支払いますが、ロメーロは、どうやってオークジェネラルを倒したのですか。我が国の最強のパーティーでも勝てるかどうかの魔物を3匹も倒したのですから、普通じゃない強さです!」


「ああ、オークジェネラルだろ、どうやって倒したか、えっと忘れたな。いちいち覚えていない。瞬殺だったような気もするが、悪いけど」


「覚えてない? 瞬殺? そうですか、ロメーロが我がギルドでも最強クラスなのはわかりました。報酬を支払いますので、お待ちを」


「まだある。ほら」


 神の袋スキルからグールマスターの魔石を取り出して渡す。


 オークジェネラルでこの様なので、グールマスターでは、どうなるのか、考えても仕方ないから、考えるのはやめる。


 俺は考えても仕方ないことは深く考えないようにしているからで、そのほうが上手くいくからだ。


 あまり深く考え過ぎて失敗することもあったし、性格的にそれがあっている。


「ええっ、今度は魔石1つですか、鑑定しますが、先程よりも恐ろしい魔力を帯びているのが伝わります!」


 受付嬢は1つの魔石を鑑定した。

 もう一つオークキングの魔石があるが、鑑定せずにそのまま捨てるのが良い。


 もうこれ以上の驚きは受付嬢に悪い気がしたからで、別に報酬ならもう十分生活できる金は入るからだ。


 たぶん一生暮らせる金額は入るので、受付嬢に説明するのが面倒くさくなり、後で捨てることにした。


「な、な、な、な、な、な、な、な、なんですか、この魔石はあああああああああああああああああ!」


「やっぱりか」


「グールマスター!」


「説明は省く。もう報酬だけくれ」


「いやいやいやいや、省かないでください、グールマスターと言ったら、オークジェネラルよりも危険種と言われているアンデッド魔物。それがなんで王都の近くにいたのですか?」


「アンデッドだからだろうな」


「はあ?」


 受付嬢は俺の説明では理解できない反応だった。

「面白かった!」と思ったら


下にある【☆☆☆☆☆】から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら【★★★★★】を!


よろしくお願いします。

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