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コントロール

熊も哺乳類だし、腎臓あるよね?


よし、実験台になって貰おう!


先ずは、ヤツに石が有るのかを知りたいのだが、どうすりゃ良いんだ?


神様は鑑定がどうのとか言ってたが、やり方が分からん!


ラノベのようにイメージでゴリ押しか? 

それでやってみるか?


とりあえず熊の方に右手を向けて、手のひらから超音波を出すイメージでと。


「えいやっと!」


発見! 1ミリにも満たないが、石だ!

てか、イメージ最高かよ!

あの石をコントロール出来るかね? 動かせばあの熊公は苦しむはず!


うーん、腎臓の石を尿路の方に動かすイメージって、どうすんだろ?


右手で感知、左手でコントロールしてみるか。


左手人差し指で、感知した石をロックオンして、熊の内臓の構造がよく分からんから、適当に動かしてやれ。


お、動いた!


ひひひ、熊公のやつ苦しんでるぞ!

あ、川の中で倒れやがった。


おーい、そんなところで倒れたら溺れるぞ?

早く川から上がって山奥に逃げろよ〜!


あ、動かなくなった。

溺死した?


近づいて確認したいが、生きてて襲われたら嫌だしなぁ。

どうしよ?


水飲みたいし、腹も減ってるし、とりあえず近づいてみるか。生きてたら石を動かして苦しんでるうちに逃げよう!


他に肉食獣居ないよね?


よし! 行くか!


お! 水綺麗じゃん!

飲めそうだ!


しかしデカイ熊だな。蹴って様子見てみよう。


うん、死んでるなこりゃ。


熊って食えたよね?


この剣の出番か?


首を切って血抜きして食おう!

頭落としちまうか! この剣切れ味悪いなぁ。


あ! 腰にナイフあるじゃん。これでいこ。首を切り落としてと、ついでに毛皮も剥いでしまおう!


疲れた。

案外時間かかったなぁ。



そうこうして、薪を集めて、毛皮と頭部を河原に置いて、胴体から肉として食べるために、切り分けようとした時、大きめの足音が聞こえるのだった。



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― 新着の感想 ―
[一言] 尿管結石を自由にコントロールできる魔法ってこういう事だったんですねw 第3話は笑いながら読んでましたw
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