表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

十一、屍の山

澱んだ空気が立ち込める。

雲は暗い色をしていて、太陽も顔を隠している。

夜になれば、汚く妖しい紅い月。


一人の勇者が、うなだれる。

どうしてこうなったのかと。

自分は間違っていたのかと。

血を流し、泣き叫ぶ。

なぜ、こんな結果になったのかと。

俺はどうすればいいのだと。


問いかけても、返事はない。


返事をする者がいないから。


自らの手で築き上げた屍の山の頂上で、

一人の勇者が運命を憎む。


自分を、神を、人間を、世界を、

自分の意識できるすべてのものを、


ただ「憎む」。


久しぶりに夢から書きました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ