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五興目〜買い物行こうか、マイシスター〜

あらすじ〜

昼食をとっている齋藤ちゃんのもとにシスロリ大佐こと、志水義隆が来訪する。

危機に陥る齋藤ちゃんだが、愛妹、若菜により、九死に一生を得るのであった。

放課後。

それは、学生達にとって、二つの意味をもった時間であり、単語である。

二つの意味……

それは、解放と自由。

まさにこれである。

部活に入っている生徒には無縁なのだが、俺のような帰宅部所属者には、そういった意味を込めて呼ばれる時間帯なのだ。

そして、俺のような帰宅部所属者が決まって放課後に、寄るところがある。

どこかって?

……まぁ、あれだな。商店街ってやつだ。

学園帰りの生徒達の、丁度通学路にあるのが、茶羅林商店街だ。

まぁ、茶羅林商店街の外れにたっているのが祭興高校な訳なので、内部生は勿論、仰天寮に住んでる外部生も、放課後や休日に利用している。

茶羅林商店街は、ゲームセンターや、カラオケ、ゲームショップやボーリング場など、若者向けの店を始め、どこにでもありそうな、八百屋さんや、魚屋さんなどの生活用品店もあるなど、その名に似つかわしくない位に設備の整った商店街なのである。……すごいだろ?

もともとはこんなに栄えた商店街では無かったらしいのだが、祭興が建設されて、日本初の魔法科の学園として名を知られるのに伴って少しずつ栄えていったらしい。

本当に凄いものである。

っと……長々と宣ってしまった訳だが……、

まぁ

要は俺もこれから商店街に行こうとしているんだと言いたいわけだ。

何しに行くかって?

勿論、女物の服と、今日のご飯の食材の調達に行くんだよ。

若菜いわく、「女の子なんだから可愛い服、着なくちゃね♪」、との事。

あぁ、それと、「私、掃除当番あるから、校門で待ってて♪」とも言っていたな……

まぁ……そんなこんなで、今は若菜を待って校門前に突っ立って居るんだが………

正直痛いな……、視線が。

女子も男子も関係ナッシングでジロジロ見てきやがるものだから、身体中痒くて痒くて仕方がない。

あんまりにも痒いもんだからこう、両手をだな、胸の前で組んでもじもじとしていたんだよ。

そしたら、すれ違い様に目のあった下級生らしき女子に目を逸らされてしまったんだ。

目を逸らした彼女は耳まで真っ赤だったのだが……

やはり、他人から見ても恥ずかしいくらいに変人してただろうか。………俺は。

気にはしないが何か落ち込む……

それに、段々と、標準語が女のものになっていってるんだ……

気を付けないと自然に一人称が私になってしまうし、スカートを履くことに……いや、女物の服を着ることに抵抗もなくって来て、むしろ着たいな〜とか思ってる自分もいる。

そんな自分に嫌気がさして、鬱になっている所に………

若菜「お兄ちゃ〜ん!

待った〜?」

愛しの妹と書いてアイマイが走って来る。

ふむ。

正直、結構待ったが、ここは、「ぜぇーんぜん待ってないにょ♪」、とか、言った方が良いのだろうか。

……………

桜「んーん…

全然待ってないよ?」

…。

取り敢えず無難そうなものを。

どこか女の子っぽい口調だということは、出来ればスルーして欲しい。




→→→茶羅林商店街

商店街である。

やはり俺の睨んだ通り、この時間帯の商店街は学校帰りの学生で混み合っている。

まぁ、だいたいの学生はカラオケ屋や、ゲームセンターに入り浸って居やがるので、今からわた………、俺たちの向かう、西宮衣料店は比較的に空いているものだと思う。

西宮衣料店に向かう道すがら、周りをきょろきょろと見回してみる。

色とりどりのアイスクリームを食べながら、ヤスヒロ公園で寛ぐアベック(何か甘い雰囲気が周りに漂ってる)、同じくヤスヒロ公園で何か、ギターみたいなのをひきながら、人目憚らずに大声で音痴を晒している若者。

タカシ牛乳を一気飲みしている老人や、ガブ食いヨシコバーガーを食べながら何やら白熱した議論を繰り広げているサラリーマンの方々。

夫婦喧嘩と周りは言うけれど、一方的に奥さんが旦那さんを殴り、責めている様にしか見えない、田中聖肉屋のヨシロウおじさんと、キャサリンおばさん(←れっきとした日本人ね!)。

この商店街は個性的な人がうじゃうじゃと居るので、周りをきょろきょろするだけでも、凄く楽しかったりする。

もうちょっと、周りの景色(事象?)を楽しみたかったのだけれど、そうもいかないらしい。

西宮衣料店に到着してしまった。

嬉しそうに笑う若菜に手を引かれ、西宮衣料店へと入店する。

西宮「おぁ〜♪

いらっさ〜い♪

西宮衣料店へようこそ〜♪♪」

若菜「こんにちは〜♪

お久しぶりです〜♪西宮さ〜ん♪」

西宮「そうだねぇ〜

久しぶりだねぇ〜♪

今日はまた、どうしたの?珍しく桜くんもいるし」

若菜「はいっ♪

お兄ちゃんね、お姉ちゃんになっちゃったから、服と下着を買ってあげようと思って♪」

西宮「そうなの〜♪

じゃあ、可愛らしいのを選んであげなきゃねぇ〜♪」

本人の意思を完全に無視して、勝手に進んでいく会話。

どうやら俺は蚊帳の外なようなので、西宮の説明をしよう。

奴の名前は西宮。下の名前もあるんだろうがわからない。

名前だけじゃなくて、こいつについては、色々と分からないことが多いんだ。

「たかが服飾屋の分際で、謎だらけとは生意気な!」っとか、声高に叫んで色々と嗅ぎ回っていた奴が居たみたいだが、案の定そいつは一週間くらい消息不明になっていて、戻ってきた時の第一声が、「余裕だったし!」だった。………らしい。

まぁ、その一週間の間に何があったかは知らないが、哀れには思わんな。……自業自得だし。

ついでに言うと、西宮は女だ。

外見的に言うと、まあ、美人ではあるな。

身長もすらりと高いし。170cm台、あるんじゃないかと思う。

腰くらいまで伸ばしてる艶のある黒髪と、夜の空の様に澄んだ黒色の瞳、何時も優し気に微笑んでいるその表情。、まさに、ボンでキュッでボンなスタイル………

まぁ、一言で言うなら、お姉さま〜な外見だな。

まぁ、得体の知れない奴ではあるが、悪い奴ではないだろうと、俺は認識してる。

………まだ、二人の会話は終わって無いみたいだな。

…この際だし、俺と若菜の外見を紹介しておこうか。

まずは、俺から。

んーと、身長からだな。

身長は、139・8cmだった。……まぁ、まだ背は伸びるだろうし、気にはしない。

体重は………秘密だ。教えんよ…

セミロング位かな?

それ位の長さの白髪に、朱色の瞳。

悲しくなる位の童顔に、気だるげな表情。

俗に、横三つ編みとか言われている髪型。

紅い鈴のついた首輪と黄色のリボンがトレードマークだったり。

………まぁ、良いや。次は若菜の説明だな。

奴は、こんな幼女な姿の俺と違って、身長は高い方だ。

確か、161・9cm、だったか…

体重は、例のごとく、教えられん。…すまんな?

栗色の髪に、緑色の瞳。本当に姉妹か?……わ………俺達は?

まぁ良いや。

若菜の髪は、背中の半ばくらいの長さで、普段はうなじの辺りで結ってたりしている。

童顔と言うほどではないが、それなりにあどけない顔立ちをしている筈なのに、性格がそうさせるのか、大人びた綺麗さを感じさせる表情。

何か悔しいが、可愛い妹だ。

………?どうやら、会話は……「お姉ちゃん!これ着てみて!!」

どうやら、服選びも終わった様子だ。

西宮「それ着たら、次はこれだからねぇ〜♪」

二人ともノリノリの乗り気で二人揃って、服を差し出してくる。

俺は、服には詳しく無いから分からんが、二人の手に持つ服も、ゴスロリ、とか言うのではないだろうか?きっとそうである。

良く良く、見てみれば彼女らの脇には同じような服が大量に、山積みに、されている。

俺はきっとそうだろうと思いつつも聞いてみた。

桜「ねぇ…

それって、やっぱりゴシックロリータとかいう服なの?

そしてそれをわた……お……私は着なくてはいけないの?」

……遂に、私と言ってしまったよ。

…俺って言葉、拒否されるんだもん。仕方ないだろう……

まぁ、それは置いといて……

二人の答えはというと、

二人「勿論♪♪♪」

予想通りでした。

ものっそい笑顔で言ってくれたね…

まぁ、着たかったから別にいいけどな……

俺は、溜め息を1つつくと着替えのために、服を持って個室へと向かったのであった。

………胸を、高鳴らせながら━━━━

今回は少し長めです。

いかがでしたか?

長くしたせいか、いつも以上にぐだぐだだったりします。

うぅ……上手く自分の思う世界を文字に出来ていません……

あぁ……文才が…文才が欲しいです……

…長々と愚痴、すいません。

文章力、つくように頑張りますので、楽しんで読んでいただけたら幸いです♪

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