3興目〜俺の周りは馬鹿ばかり〜
あらすじ〜
登校中の齋藤ちゃんに降りかかる悲劇!
その後、齋藤ちゃんと空居さんは乳繰り合いながら登校したそうです。(大嘘)
先生「みんな〜♪ちゅうもくちゅうも〜く♪♪」
とても幸せそうに、みんなに言付ける女教師。
この人は御蔵誘宵。
とても、大人な女性………な外見なのだが、如何せん性格なのか雰囲気なのか、謎の要因により幼く見えてしまう、年齢不祥の困った先生である。
どこがどう困るのかは、おのずと分かるだろうから、あえて割愛。
誘宵「ここに居る、可愛らしい彼女ですが〜、実は桜くんです♪」
………むっ。
先生の紹介などをしている間に話は進んでいたようだ。
ざわざわとざわめき始める我がクラスメイト達。
まぁ。無理もないんだろうな……
何せ、昨日まで普通に男として接していた奴が急に婦女子になって、仲良くしてください♪って言ってるんだから。戸惑わん方がどうかしているだろ「うおおおおおぉぉぉぉぉおっっっっ!!!!!!!!」
女子「きゃああああああああぁぁぁぁぁあっっっっ!!!!!!!!」
…………う?
女子「桜くん♪か〜わ〜い〜い〜vV」
……何だこれ?
男子「女神だ!女神が降臨なされた!!」
……一体何が………
女子「あの、ダルそうな表情が何とも……」
…何が起きてるんだ……?
男子「ダルデレエンジェル、さくらちゃんが降臨なされたぁーーー!!」
…………なんか、無性に腹がたってきたが、ここは我慢だ。
取り敢えず自己紹介をしてみる。
桜「どーも。
齋藤桜だ。見た目はお前らの知らない奴になってはいるが、中身はお前らの良く知る桜と同一だから安心しろ…以上。」
いかにも《わたしはダルいです!》と言う風に挨拶をしてやった。……んだが……
クラス「うおおおおおぉぉぉぉぉお(きゃああああああああぁぁぁぁぁあ)っっっっ!!!!!!!!!!」
効果はない様で、寧ろ喜ばせてしまった。
……つーか、このテンションは何なんだよ……マジで。
つーか、そもそも、ダルデレって何だよ意味分からん。
蒼夜「ダルデレって言うのはね〜、さ〜たんみたいに何時もだるそうにしてるけど、ふとした時にデレる人を言うんだよ〜♪」
桜「スミマセン!
人の心を無断で読まないで下さい!」
蒼夜「まぁまぁ♪」
何やら気持ち悪い笑みを浮かべて俺の体をペタペタと触り始める変態。
つーかそこ、は…
桜「や、やめっ…ぅん……きやっ、すくぅん!……触るな…!」
体を駆け巡るおかしな感覚。
それに戸惑い、やめてもらおうと蒼夜を睨み付けるのだが……
蒼夜「さ〜たんたらぁ〜♪
涙目の上目使いで私を見つめ始めちゃってぇ〜♪
誘ってるのぉ〜?」
shit!
んなわけなかろうが腐れ変態が!
本当ならばこういう時には教師が止めに入らねばならないのだろうが、うちの誘宵さんはにこにこしながら見守っているだけ、という始末。まぁ、最初から期待してなかったけどね…
呆れたことに、クラスメイト達は俺たちのやり取りを見て目をキラキラさせたりしながら、百合だ!百合よ!と騒ぎ立てまくっている。
これから俺どうなるんだろう……と、先行きに不安を感じながら深くため息をつく俺であった。
どうも〜♪こんにちは♪サラダ提督です♪
美少女転校生が来たらこうなるんだろうな〜と言う、妄想、もとい願望を書いてみました。
いかがでしたか?
毎度ですが、感想、送っていただけたなら、これ幸いです♪