俺が母親と話す訳
「それにしても可愛くなったわね〜」とニコニコと笑いながら母さんは言った
「いや、なったわね〜じゃないよっ⁉︎」と叫び
「せっかく大学にも合格したのにこれじゃあ行けないじゃんっ」
「そうね〜どうしましょうかしらね?とりあえずお父さんに相談しましょ」と母さんはいいキッチンに向かった
「飛鳥お昼まだでしょ?すぐに用意するわね」といい調理を始めてしまった
「なぁ〜母さん俺今後どうなるのかな?」
「大丈夫よ、何かあっても私はあなたの味方だからね」と優しく抱きしめてきた
俺はそれに「うん」としか言えなくなった
返事をした俺に母さんは「さぁ、ご飯出来たわよ」といい俺の頭を撫でた
「なぁ〜母さん頭を撫でるのはやめてくれないか?俺も一応18歳の男なんだよ?」
「あら?今は女の子じゃない、それに背も小さくなってるしね」
「確かにそうだけどっ⁉︎」
「何なら小学生からやり直す?ギリギリ誤魔化せるかもしれないわよ?」と母さんが笑いながら言った
「やめてっ⁉︎せめて高校生にしてっ⁉︎」と俺は母さんに必死に頼んだ
「確かにそうね〜小学生は嫌よね?ならお母さんの言う事聞いてくれるかしら?」
「な、なんだよ」と俺は母さんに言った
「別に大した事じゃないのよ〜」
「そうなのかー」と俺は安堵した
「そうよ?飛鳥の今後の日用品と服を買いに行くだけだもの勿論下着もね」
と母さんが言った瞬間に俺は回れ右をして廊下に向けて走ろうとする
「ダメよ?逃げちゃ女の子にはいろいろ必要なんだからね?」
「いや、でもほら?男に戻るかもしれないし?」
「でも女の子でいる間は必要よね?」
「いや、しかし男の尊厳が」
「あなたに尊厳なんてあったかしら?」
「いやいや、あっただろっ‼︎え?あったよね?」
「どうだったかしらね?まぁどうでもいいわとりあえずご飯食べちゃいなさい」
「どうでもわよくないからねっ⁉︎だいだい「食べちゃいなさい」…はい」
「それと14時にいくらか支度しときなさいよ」と母さんは廊下に出た