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俺は、テレビを憑けた……  作者: 瑠璃耶
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チャンネル2.電源

皆さん、この世で本当に怖いものは…


後書きに続く…

『僕は寝ますね』

僕は布団を敷いて、毛布を被ろうとする。


『え、ちょ、ちょっと持ってよ!』

見知らぬ女は僕の睡眠を妨害する。


『なんですか?』


『こんな状況でよく寝れるわね~』

見知らぬ女は飽きれ顔で言う。


『こんな状況とは?』

と、僕は疑問に思ったので聞いてみる。


『だから幽霊がテレビから出てきて……お、驚かせに……』

見知らぬ女はお決まりの幽霊ポーズをしながら言う。


『ふあぁあ…へ…幽霊だったんですか…?』

と、僕はあくびをしながら言う。


僕の眠気は限界寸前まで来ていた。


『幽霊に決まってるでしょ!テレビから出てくるのは貞子って相場が決まってるのよ!!!』

幽霊と名乗る女は僕を指差しながらその言葉を当たり前かのように言う。


『じゃ~貞子さんなんですか?その見た目で??』

と、僕は金髪の髪の毛を見ながら疑問に思ったので聞く。


『そうよ!金髪でフリフリの可愛い服が大好きな女の子!!糸羽イトワ 貞子サダコ!!正真正銘の幽霊よ!!!』

幽霊、と言うより貞子らしからぬ台詞を吐く自称貞子。


そして僕の睡魔は襲い掛かり『そこまで丁寧に自己紹介してくれてありがとうございますうぅう… 』眠らした。


『ね、寝たー!!!!』


この日、僕は、睡魔に負けた。

やはり人間は睡魔には勝てないのだ。


そして僕は知った。

幽霊もとい、貞子何かより…睡魔の方が怖いと言う事を。

睡魔ですよね。


テスト中、電車の中、今日は起き続けると決意した日。

そんな時襲い掛かって来るのはやっぱ、睡魔ですよね。

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