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久々のイゼア君登場です(内容とサブタイトルの関係性はありません)

長いです


あと一話で第二章を終わらせたい



感想をもらうと、大抵主人公が不憫すぎるというコメントがはいる。イゼア君には同情票で頑張ってもらいたい。



「「「うわぁ…!」」」


 子供たちの簡単に満ちた声が部屋に響く。

 おそるおそる手を伸ばし、マッチャに触ってみれば、ふわりと粉が舞い、品の良い香りが鼻孔をくすぐった。


 指にわずかに残ったマッチャをぺろりと舐めてみれば、苦い、という形容はふさわしくなく、これもまた、品がよい味わいという言葉が当てはまる。

 できた抹茶は瓶に入れる。湿気ってしまわぬよう乾燥剤を放り込み、しっかりと密封する。

 マッチャはあれほど頑張って石臼を引いたにもかかわらず、できた量はほんのわずかで、手元にあるのは三十グラムほどしかない。



 落とさないように細心の注意を払いながら、屋敷に帰り、そのまま厨房へ直行すると、そこにはすでに料理長のソフナをはじめ、メイド長のエイドを筆頭に、たくさんのメイドたちが待っていた。


「うわ」

 制服を着た人間が大勢集まると、威圧感はすさまじく、ナギは後ずさった。

 レイスとミコトは出来上がったマッチャをソフナに味見させる。


 眉毛が伸びて目が覆い隠されて、眼が開いているか閉じているのかわからない。指でわずかに摘み上げ、手のひらにのせる。それを指で掬い、ぺろりと舐めると、ソフナの態度が豹変した。


 まず普段隠れている目が、がっつりと開き、目は爛々と輝いている。「フォ――!」と何やらわからない雄叫びを上げている。


「素晴らしい!素晴らしいですぞマッチャとは!この人を和ませる色から、品の良い香り。そしてそれを裏切らない、心地よい苦みは、口の中で革命を起こしております!」

 これから料理の革命が始まりますぞ!!と狂喜乱舞しているソフナは怖かった。


「老い先短いわしに、こんな素晴らしいものと出会わせてくださって、ありがとうございます!」

 若様が喜ぶシフォンケーキを作り上げましょう!というソフナは、まだまだ天寿を全うするのは先であった。




 そんなソフナの迫力に押されつつ、みんなでシフォンケーキを作り始めた。

 シフォンケーキは主に、卵白によってできるメレンゲでふくらみ、卵黄で味や下生地ができる。

 レイスはメレンゲを手伝い、ナギとミコトは分量を量るのを手伝うことにした。



 まずは卵を割る。卵は牧場大国のガーダン産ではなく、数少ないバーデさんの卵を使用している。

 そんな高価な卵を使いたくない!と悲鳴を上げる子供たちに、途中参加してきたマリアが一蹴した。


「ガーダンは確かに乳製品は多く生産しているけど!性格は最悪、金にがめつく、差別、貧富が激しい、くっそみたいな国なのよ!頼らなくちゃ生きていけないから買うけれど、関税はやたらと口だししてくるし!値上げはするし!」

 マリアは延々とガーダン産の卵を使わない理由を述べながら、ガーダンの悪評に変更していった。

 歴史的にバーデとガーダンが仲が悪いことも影響しているが、マリアの場合、以前顔面偏差値が低く、親のすねかじりに愛人としてどうかと誘われたらしい。

 プライドを傷つけられたマリア。

 マリアも前領主の娘で、現当主の姉に当たり、一国の姫の立場にあるにもかかわらず、その扱いということは、ガーダンがバーデを見下しているのと同義である。

 それ以来、カルマが領主になった時代は、ガーダンとバーデは険悪な仲である。このような出来事は、領主が変わるたびに行われているため、一向に仲が回復する気配がないのが現状である。


 卵黄と卵白を簡単に分けれるように、木製の丸い板を貸してくれた。中心が小さなボウルのようにへこんでいる。そこに卵黄をうまく乗せる。そして、その周りは切り取られているので、そこから卵白がつるりと木板から落ちた。

 これを発案したのはイゼアらしく、以前同じように高価な卵を割ることを恐怖したイゼアが、職人に頼み、作ってもらったそうだ。

 それ以来、簡単に卵黄と卵白を分けれるので、料理人たちに愛用されるようになったらしい。

 イゼアは素晴らしい発想を持っているが、その影響は小さい。しかし、あったら便利。そして愛用したくなるものを生み出すので、イゼアはもしかしたら商人、または発明家の道に進めば、その才能が変われて大出世できたかもしれない、とマリアがこぼした。



 卵白は龍巫でボウルを冷やしながら、必死にかき混ぜる。三回に分けて砂糖を投入する。十分立てと、ボウルを逆さにしても落ちないくらいの強度が目標で、その道のりはひどく険しかった。

 石臼でナギとミコトより良い働きをしたのでそちらに行ったが、大人でも疲れるこの作業に、レイスはギブアップして、ボウルを冷やすことを専念していた。


 ナギは器に小麦粉を入れる。その間に、ミコトはソフナと抹茶をどの過程でいれるか相談していた。

 結論は小麦と一緒に混ぜる。同じ粉なので、その方が全体に混ざるだろうとのこと。

 シフォンケーキはに十センチ型のを三つ作っている。マッチャは三十グラムあるので、それぞれ十グラムずつ投入することになった。

 エイダはその過程をレシピに細かく記入しつつ、子供たちの観察日記を書き進める。カルマとユキハはイゼアの足止めを、ジャンやドニたち男衆は、お茶界の準備に駆り出されていた。


 小麦とマッチャを全体に混ぜるのはなかなか難しく、粉が舞って、くしゃみをこらえるのに一苦労した。

 目の細かい網で混合物をふるい、卵黄、油、牛乳と混ぜる。

 普通のシフォンケーキならば、ここで混ぜ終わったとき、黄色い色をしているが、今、ボウルの中は、目に優しい落ち着く緑色をしていた。部屋全体に抹茶の香りが漂い、ミコトはうっとりとしてその香りを楽しんでいると、それを断ち切るようにルイスの歓声が耳に突き刺さった。

 他のメイドたちも同じように、達成感に満ち溢れた声を上げているに、それは不愉快ではない。この差は何だ。


 思わず舌打ちをしそうになって、咄嗟に口を閉じ、下生地をメレンゲと混ぜると、さらに緑はマイルドになり、思わず舐めてしまいたくなるような、甘い香りを放っていた。


 型に流し込むのは、また一苦労で、型をくるくると回していると、ボウルの注ぎ口と位置がずれ、こぼしてしまったりもした。

 最後の空気抜きでは、生地がひっくり返りそうになり、厨房では悲鳴がとどろいたところを、エイダがなんとかキャッチした。


 最後にグダリムから輸入した、グダリムの保存食を投入。どちらも豆で、小さい豆は煮込むと甘い汁ものになり、アヅキ。大きな豆は咬むと、ケーキを食べた時のように、甘さが口を襲った。甘ナットウというらしく、ここ数年で開発された非常食や間食など、持ち運べて、手軽に食べれるので、どこの国でも人気の商品らしい。

 戦争なら心強い食糧になる。



 それを弱火でじっくりと火を通し、段々温度を上げでやくこと三十五分。

 焼いて居る過程で膨らんでいくシフォンケーに、誰もが心を躍らせ、その様子を見守った。

 焼き終わったケーキの穴に、グラスを差し込み、逆さにして、冷めるまで置く。



 ある程度冷めれば、久々に家族全員が参加するお茶会が開催される。










 何やら屋敷が騒がしく、何をしているのだろうかと廊下に顔をのぞかせたところ、両親が自分の部屋に突入してきた。

「…父さん、仕事は?」

「今日の分はすでに終わらせた」


 言い切ったカルマに、イゼアは不審な目を向ける。

「では、修行ですか?」

「違う」

「なんですか?」

「なんだと思う?」


 質問を質問で返すな!と内心憤る。

 ユキハはその様子を見て、昔に比べてずいぶん家族らしくなったと笑みを浮かべる。やはり、ナギが屋敷に来たということが大きいのかもしれない。

 そこで顔を曇らせた。


「母さん、なにか心配事?」

 イゼアが父親と同じ紺碧の瞳を陰らせ、心配そうにこちら伺う。


「いやね、そろそろチュリオン夫妻も退院が近づくから、ナギが帰ってしまうのは、寂しいと思って」

 カルマも同じように頷く。

「ミコトに良し悪し関係なく、大きな影響を与えた子だからな。…ミコトが寂しがるな」


 そう言ったカルマに、イゼアは無意識ながらに荒んだ目を向けた。

 じぶんとミコトの扱い、接し方、態度、気づかいがすべてに置いて、俺は劣っている気がするのは気のせいでしょうか。


 そりゃあミコトより四歳も上だし、精神年齢は十八に九年足して、二十七歳になる。もしかしたらカルマより年上かもしれないが、やはり、自分としては十八歳という気分が継続されている。

 身体に精神年齢が引っ張られているのではなく、環境がそうなのだろう。高校から大学に上がれば、劇的に環境は変化し、やはり、一歩成長した気になるが、生まれてこのかた早九年。平々凡々な毎日を送っている。修行は死にかけるけれども。


 跡継ぎとして厳しく育てる方針なのか?


 それとも九歳くらいの子供なんて、こんな感じか?いや、でもふつうは死にかけない。でもなぁミコトは仕事のお手伝いとかしてるし。稽古はしてないし。

 やっぱり環境か?


 自分の扱いの差についてはあとにしよう。これ以上考えると自虐ネタに行く。こういうことを相談できる年の近い友達がほしい。

 いや、でも九歳の子供に何を相談しろと?

「俺って……ぼっちだったのか……」

 思わず洩れた言葉に、両親が訝しげな視線を向ける。気にしないでください、いや、もうちょっと俺について考えてください。 


 まあいいや。

 自分の成長頻度と周りの環境を比較しながら、はたと気づく。

 


 俺って両親の年、知らねー。



「父さん、母さん、この際要件は何でもいいですけど」

 要件を離さないなら、後回し。

「部屋からは出さんぞ」

「は?」

 何を言っているんだ、この父親は。息子を監禁する気か。

「え、えぇと何、イゼア?聞きたいことがあるんじゃない?」

「……二人とも、今何歳?」

「え?そんなこと?……何歳に見える?」


 この似たもの夫婦め!


 そんなことというなら!渋らず教えてくれてもいいでしょ!質問を質問で返すな!



 と叫びたい。

「…母さんは二十代…前半?父さんは……」

 年齢不詳。


 結局、ユキハは二十五、カルマは二十八だった。

「え、十六歳で産んだの!?」

 日本じゃ滅多にみない数字である。

 驚きで目を見張ると、ユキハは不思議そうな顔をして、カルマに目を向けた。

「私って、早いのかしら?」

「普通じゃないか?」

 マリアは遅い方だけどな、とぼそりと呟いた。マリアさんはカルマと年子なので現在二十九歳なのだろう。

 晩婚というわけではないし、日本じゃそれくらいが普通だった。

 ……当時父さんが十九になるから、結局父さんの手が早いだけじゃね?この世界の成人は十五歳。

 まぁ責任を取れなくはないだろうけど……。確かミヤから母さんを攫ってきたらしいし、一目ぼれだったのだろうか。



「父さんって、母さんに一目ぼれしたんですか?」

「あぁ」

「即答!」

 あまりの潔さに、(おとこ)の字が見える。

「母さんは?」

「んー…今思えばきっと一目ぼれだったと思うわ」

 誘拐されて一目ぼれってスゲェな、おい。



「それで、屋敷の中で何かするんですか」

「ふふ、秘密」

「それまで待機してろ」

「……了解です」



 暫くとりとめのない会話を続けていると、ドアがノックされると同時に開けられる。ノックの意味がない、なんて今更問わない。

「ボス、完了しました!ユキハ、久々だぜ、しっかり楽しめよ!」

 ドニさんが相変わらず歯を白く輝かせ、親指を立ててくる。


 開かれた扉からは、どこか嗅ぎ覚えのある香りが漂いこんでくる。甘い、しかし、とても久々で、懐かしすぎて、なんなのかわからない。

 知らず知らずのうちに眉をひそめていたイゼアに、カルマがそこに、鋭くでこピンをした。


「ぐっは…!」

 脳震盪を起こしても不思議ではない威力。でこピンのピンの音じゃない。バコンが正しい。

「行くぞ」

「イゼア、早く早く!……おでこも、冷やさなきゃね」

 母さんが苦笑して言うということは赤くなっているのだろう。痛い。涙目だよ。

 滲む涙を袖でこすりながら、両親のあとについていった。











 ついた先は、たまにお茶会をしていた部屋だった。ここ数年は開かれていない。屋敷の人間の半数は入れるだろう広さである。大きな窓を開ければ、テラスにつながっている。

 座り心地の良いソファに、趣味の良いテーブル。柔らかい日差しが入り込み、風がそとの香りを運んでくる。

 ふわりと揺れる白いカーテンがやけにまぶしく、目を細める。

 ソファに座れば、マリアやジャン、ドニも入ってくる。その後ろにはお茶を荷台に乗せ運んでくる。

 そこで首を傾げる。いつもならお茶と一緒に菓子も運んでくるはずなのだが。

 ティーポットもなく、あれお茶会じゃないの?とまた疑問が。


「……ミコトとナギは?」

「若、そこはレイスもいれるべきだろう」

「とレイスは?」

 くっそ親バカめ。


「「「ちょっと待って」」」

 あー…俺って短気なのかも。短気は損気、気長に達観、幼少にそう決めたじゃないか、いや、あの時は前世との乖離が激しくて達観していただけか?ということはだんだん俺もこっちになじんできたのか。


 待つこと三分。

 廊下から微かな声と足音が聞こえてきた。かなりの人数だと察し、あれれぇ?とまた疑問。身内だけではないようだ。

 ノックをされ、返事をすれば、ドアがガチャリと開けられる。

 開けたのは料理長のソフナ。彼は中には入らず、扉を大きくあけ、抑える。その扉をくぐったのはミコトとナギと、レイスだった。



「落とすんじゃないわよ!」

「レイスもね」

「はわわわ……」


 レイスとミコトは、仲があまりよろしくないのか、空気が険悪だが、そんな傍らにはナギが慌てた声を上げているので、二人の意識はすぐさまそちらに行き、フォローをしているところを見ると、まあ将来的によいライバル関係になったりするのではないかと思う。いいね、ザ、青春。



 三人の手に持っていたのは、子供の手にしては少し大きい銀のお盆。しかし、ミコトが疲れた様子もなく持っているところを見れば、中身は軽い。大きさからしてケーキだろうか?


 子供たちの後にメイドや料理人たちがしずしずとついていく。子供を見る眼差しは生暖かく、そして優しい。

 誰もがミコトの成長と変化を喜んでいることがわかり、目じりが下がる。切なく感じるのは、それをうらやましいと思っているのだろう。


 ミコトぐらいの時は、怯えていたし。屋敷の人間の空気が違った。

 これが第一子と第二子の差だろうか。……胸が痛い。




 ミコトを注視すると目があった。ぱちりと瞬きした目は、煌めいていて、自分では、全く変えることができなかった、見たくて見たくてたまらなかった目がそこにあった。

 変えたのはナギ。そしてレイス。…多分両親も。

 ミコトが西鳥を探しに帰ってきて、呼び出された後、三人の空気が変わっていて、それがまた、小さな疎外感を生んだ。


 うれしいと、切ないと、悲しいと……認めたくないけど、きったない嫉妬と怒りだ。

 人間は、一瞬にしてこんなに多様な感情を持ち合わせるから、複雑で、繊細で、さまざまなんだろう。




 視線があったミコトは、そらすかと思えば、わずかに頬を上気させながら、こちらを挑むように見据える。

 軽く目を見張っていると、レイスが口火を切った。




「イゼアが私たちにはぶられている間に、」

「ちょい待て」

「ちょっと遮らないで!後にして!」

「……」

 言いたいことは、たくさんある。

 新手のいじめか?とか、家族揃って俺をはめようとしてるのか?とか。

 もんもんと悩むイゼアの耳には、レイスの説明が続く。


「お兄ちゃん大好きっ子の二人を中心にぃ!」

「ちょっとレイス!」

「うっさいってば!イゼア大好きでしょ!?」

 図星なら反論しないで!と声を荒げるレイスに、言葉を詰まらせるミコト。ナギは「うん!イゼア兄ちゃん大好き!」と三者三様の反応を見せる。


 一度咳払いをして、また言葉を紡ぐレイスに、イゼアは盛んに瞬きをした。

 いま、お兄ちゃん大好きって言った気がする。幻聴だろうか。

「マッチャを完成させました!あ、領主さまとか、ソフナさんたちの協力もあってだけど!」

「………」

 イゼアはやはり自分の耳の調子がおかしいことを自覚した。耳に水はいれてないはずだけど、中耳炎になったカナ?

「……間の悪いところで反応する癖に、なぁんで肝心なところで反応しないのよ!」

「えっいや俺今耳の調子が悪くて、うん幻聴だわ」


「「「……」」」


「若…なんだか不信症に陥ってないか?百聞は一見に如かずってことで、とりあえず、実物を見せたらどうだ?」


 的確なドニのアドバイスをもとに、いそいそと準備を始めるみんなに、イゼアは首を傾げる。もしかして幻聴じゃないのだろうか。


「……抹茶?」

「そう、マッチャ!」


 ナギが天使のほほえみで、にっこりとほほ笑んだ。



「……抹茶!?」

 俺の悲鳴らしき叫びは部屋に鋭く響いた。







久々のイゼア君でした。

第三章からは、再びイゼア君を中心に回っていきますが、とりあえずもう一話あるぜ。

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