第一話 『銀の閃光、登場!』 Bpart
Bパートです
薄暗い地下駐車場の中、突然、空間にポッカリと小さな穴が開き、そこから、グイグイと無理やり蟻の様な怪人がはい出してきた。
「到着…さぁて、まずは、腹ごしらえだ!」
そう言って蟻の怪人は、どっかりとその場に腰を下ろした。そして、フルフルと震え始め、段々と揺れが大きくなり、蟻の怪人に似た怪人が複数現れた。
「さあ、分身度も、飯を運んで来い!」
「「エサエサエサエサエサ…」」
蟻の分身怪人たちは、フラフラと駐車場を出て行った。
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その日、新宮奏は、受験勉強の息抜きのため、都市部に遊びに来ていた。
「今日はいいモノ買えたなぁ」
小物やら服やらの買い物を満喫し、オープンカフェで休憩しつつ、これからどこに行こうか考え始める。
(ん~、そういえば、ゲーセンってここしばらく行ってなかったわね。あ、でも、袋が邪魔だなぁ…
一度、駅まで戻ってコインロッカーにでも、預けてこよっかな?)
「キャァァァァァ!!!」
そんなことをゆっくり考えていると突然、悲鳴が聞こえた。
「え! 何!?」
周囲を見回し、声が上がった方を探す。そして、声が上がった場所には、人間大の大きさの複数の蟻のような化物が一か所に群がっていた。
ヒーローショーか、撮影かと思った次の瞬間、化物蟻は近くにいた人に襲いかかり、首にくらいついた。
「ギャァァァ!!!」
そして、襲われた人の首から、血が噴き出した。
「え? ほん、もの…?」
奏を含め、多くの人々が呆然となっている中で、化物蟻は奇声を発した。
それを皮切りに、人々は、悲鳴を上げ、逃げ出した。
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無理やり車に乗せられ、10分ほど走った後、やはり無理やり降ろされた。
周囲を見回し、自分がいるのは、自分の住んでいる場所から、電車で二駅ほど離れたところにある都市であることに気付いた。
「来てください!」
美少女に手をひかれるのは、うれしい気がしなくもないが、こうもグイグイ引っ張られると、鬱陶しくなってくる。振り払おうとした時、シルビアが向かう先から、大勢の人が逃げてきた。
「なんなんだよ!」
「奴らが来たんです! 黴キングが!」
「え!?」
人の波を逆らうように進み、誰もいなくなった場所にたどり着いた。
「嘘だろ?」
日々、不眠城がごとく、常に人が行き交う街からざわめきが消えていた。
突然、銃声が聞こえ、そちらを向くと、警官が複数の化物蟻に銃を撃っていた。
「来るなぁ! 来るなぁぁ!!」
「エサエサエサエサエサ…」
だが、化物蟻には、全く効かず、警官に襲いかかった。
「止めろォ、ギャァァァ!!!」
その様子を明は呆然と、シルビアは悔しげに見ていた。
明は、ふと、化物蟻たちの近くの花壇に奏が隠れているのが見えた。
「奏!? なんで!」
「どうしたのですか?」
「妹が! 奏があそこに!!」
明が指さす先を確認したシルビアも目を見開いた。
明は、掴まれていたままだったシルビアの手を振りほどいて走り出そうとしたが、再び、掴まれた。
「何をしようとしているのですか!?」
「決まってんだろ! 助けるんだよ!!」
「今のあなたが行っても、何もできません。二人とも食べられておしまいです!」
「じゃあ、どうしろって言うんだ!」
射殺さんとばかりに睨む明に、シルビアは、明の手をつかんでいるのとは逆の手で持っていたバックを差し出した。明はバックを受け取り、中をのぞくと、先ほどの携帯と透明な珠が入っていた。
「クロスレンジャーになってください。あれに勝つには、それしか方法はありません!」
「ッ!」
明は、すぐに携帯と珠を手にすることができなかった。
「キャァ!!」
その声に振り向くと、警官を食べ終わった蟻たちが奏に気付き、にじり寄っていく姿が見えた。
「奏! クソッ!! わかった、変身してやる!!」
明は、バックから携帯と珠を手に取った。その瞬間、珠が光り、銀色へと変色した。
「変身の方法は、わかっていますね」
「ああ!」
うなずくと、銀色のスマートフォンを起動させ、“X”というマークのアプリを起動させた。起動した画面には、数字の文字盤が現れた。
――― 7 1 0 6 ―――
数字を入力すると、画面に角のある銀色の毛をした馬、ユニコーンが映し出された。
「転聖!」
掛け声と共に携帯を前に突きだす。画面が光り出し、ユニコーンが画面から飛び出して明の身体に飛び込んだ。明は光に包まれ、銀色の戦士の姿に変えた。
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逃げる途中でつまずいて足をけがしてしまった奏は、とっさに物陰に隠れた。しかし、警官を殺した化物蟻に見つかり、今、舌舐めずりをするかのようにゆっくりと近づいてくる。奏は、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、必死に這う。そして、化物蟻に追い付かれ、もう駄目だと、目を閉じた。
「エサエサエサエサエサ…」
「イヤァァ!!」
「ハァ!」
「ギャン!」
いつまでたっても襲いかかってこない化物蟻に奏は恐る恐る目を開けた。そこには、銀色のヒーローの格好をした人影が奏をかばうように立っていた。
「…誰?」
ヒーローは、奏の方をちらりと向いてから、右手を天に掲げ、高らかと名乗った。
「闇に射す光の騎士! クロスシルバー!!」
兄がハマっているヒーローに似た姿のそれに奏は、見惚れた。
「クロス…レンジャー?」
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明・クロスシルバーは、バックルに装着されているクロスフォンに指を走らせる。
「クロスサーベル!」
――― Weapon Cross saber ―――
機械の音声と共に画面から剣の柄が現れ、シルバーはそれに引き抜いた。引き抜かれた細身の刃の剣を構え、化物蟻に向かって走り出した。
警官の銃ではまるで歯が立たなかった化物蟻を斬り伏せていく。
瞬く間に化物蟻を倒してしまった。
<新宮さん、聞こえますか?>
突然、離れた場所にいるはずのシルビアの声が聞こえ、周囲を見回す。
<通信です。
敵がわかりました。敵の名はアルファント。ランクは、キョウド。今倒したのは、母体が操る分身です。どこかにいる母体を倒さないと、敵は無限に出てきます。ですが、母体さえ倒せば、分身は消滅します>
「その母体の場所は、わからないのか?」
<今、調べています。北区の方のようですが、正確な位置はまだです>
「わかった」
シルバーは頷いてから、背後にいた奏に振り返った。
「向こうに逃げるんだ。向こうなら。あの化け物たちに会う確率は少ない」
南の方を指さして示し、シルバーは走り出した。
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「クロスシルバー……かっこいぃ…」
走り去る銀色の戦士の後姿を見えなくなるまで見つめていた奏は、ここにいたら危険だということを思い出し、だいぶ痛みの引いた足で走り出した。
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「なら、敵が出てくる方に向かっていけば、何時か会えるだろ!」
走りながら、シルバーは再びクロスフォンに指を走らせる。
「アローライフル!」
――― Weapon Arrow rifle ―――
画面から銃のグリップが現れ、引き抜く。折りたたまれていたリムが展開し、ボウガンに似た銃が現れた。シルバーはそれを構え、トリガーを引くと、矢の形をした閃光が、分身アントを貫く。
(ここは、南区だから、遠いな…)
<ビークルを呼び出してください。新宮さん、乗れますよね?>
「わかった」
ベルトの左にあるホルダーから珠を取り出し、アローライフルに押し込むと、アローライフルが光を放ち、ユニコーンを思わせる銀色のバイクへと姿を変えた。
シルバーはマシンに跨り、発進させた。
前を遮る分身アントをはね飛ばし、あるいは切り捨てて走り抜ける。
「北区についた。まだ場所はわからないのか?」
<ちょっと待ってください……見つかりました。そこから300m先の地下駐車場です>
その声と共に、シルバーのバイザーにマップが送られてきた。
「了解!」
バイクを走らせ、分身アントを吹き飛ばして、指示された駐車場に突っ込んで行く。
そして、地下駐車場に着くと、そこには50を超える分身アントと親と思われる他よりも大きなアルファントがいた。
シルバーはバイクをアローライフルに戻し、珠を今度はクロスサーベルに装着させる。クロスサーベルが光を放ち、銀色の槍へと姿を変えた。
「ムーンランス!」
右手に槍、左手に銃を持ち、シルバーは敵に飛び込んで行く。ランスが銀色の軌跡を描き、分身アントを切り、アローライフルの閃光が穿つ。
「オオオオオ!!」
しかし、シルバーが倒す速度と同じくらいの速さで親アントは、分身アントを生み出していく。
次々と斬り、そして撃つ。だが、先へ進めない。
「チィ!」
<新宮さん、必殺技です!>
「必殺技!?」
<そうです!>
「だけど、俺の作品のクロスシルバーの必殺技はまだ、考え中なんだ」
<それでも、心にはあるはずです! あなたの思い描いた、聖霊との技が!>
シルバーは、敵を弾き飛ばし、距離をとり、ランスを強く握って構えた。
「わかったよ! やってやろうじゃないか!!」
シルバーの声に応えるかのようにランスが銀色の光を纏った。
「月光よ、幾多の光となりて敵を穿て、スパークラッシュ!!」
右腕が、銀の光となった。その瞬間、前にいた分身アントがまるで散弾銃で撃たれた紙のように穴だらけとなった。
「オオォォ!」
超高速の連続突きが次々と敵を倒していく。その早さは、親アントの生産速度を上回った。その速さでもって親アントへ突き進む。
「ラストォ!!」
「ギャオ!?」
最後の一撃を親アントに叩きこんだ。
吹っ飛ばされた親アントは、コンクリートの壁に叩きつけられたが、フラフラしながらも立ち上がった。
「何故、クロスレンジャーがココにいる? あの世界で、王が皆殺しにしたはず…
まぁ、いい……我が分身よ! 奴を殺せ!」
「コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセ……」
再び群がってくる分身に蹴りを入れながら、ランスと銃を合体させ、クロスフォンに指を走らせる。
――― final shooting mode ―――
シルバーのヘッドギアがスライドしてバイザーを覆った。
ランスが二つに割れて、回転を始めた。
回転の中心に光が集まる。シルバーのバイザーに備わったスコープ機能が起動し、ターゲットをロックオンする。
「シルバーブラスター!!」
引き金を引くと同時に閃光が放たれ、射線上の敵を消し飛ばしながら、進み、親アントを飲み込んだ。発射された威力に、シルバーの体は、1m近く後方に下がった。
閃光は壁に大きな穴を開けて消えた。周囲にいた分身たちが次々と崩れていく。
シルバーがシルバーブラスターを肩に担いで敵に背を向けると同時に爆発が起こる。
しかし、瓦礫が吹き飛び、ボロボロのアルファントが姿を見せた。
「こうなったら…」
アルファントは、ばたりとひっくり返った。
それと同時に体が大きくなり始めた。
「ひっくり返ってナリナリキーン!」
アルファントは、地下駐車場の大きさを超えてなおも大きくなる。シルバーは、瓦礫を避けながら、外へとでると、巨大化したアルファントがビルを破壊しながら、その巨体を現した。
『死ねぇ!』
シルバーの姿を見つけ、触覚から、レーザーを放つ。
「うわぁ!」
とっさに横に飛んで避けるが、爆風にあおられて地面に叩きつけられた。
「ッてェ…
どうすればいい!」
<新宮さん、聖霊召喚です!>
「召喚って、聖霊と完全に同調する為の訓練が必要だったんじゃ!?」
<大丈夫です!>
「何を根拠に」
<初めての変身でここまで戦えましたから>
「…ええい! ここまで来たなら、やってやる! 出来てくれよ…」
シルバーは腰から銀の珠を取り出し、天に掲げた。
「シルバーユニコーン! 聖霊よ! 現臨せよ!」
珠がシルバーの手から離れ、角のある巨大な銀色の馬へ姿を変えた。シルバーは、それに乗り込んだ。
ユニコーンの中には白い空間があり、そこには青白いバスケットボールくらいの玉が浮かんでいた。シルバーがそれにクロスサーベルを突き刺す。その瞬間、シルバーとユニコーンの精神が完全につながった。
(すごい…… 心が躍る。
そうか…おまえは、ずっと待っていたのか、戦いを…自由に走り回れる時を…。
行こう! シルバーユニコーン! おまえとなら、何も怖くない!)
ユニコーンがアルファントに体当たりを叩きこみ、はね飛ばす。更に体当たりを仕掛けるが、今度は受け止められ、逆に投げられた。好機と言わんばかりにアルファントはレーザーを放つ。
「くぅ…」
ユニコーンと精神がつながったシルバーにも痛みが伝わる。
(これが、シルバーユニコーンの痛みか…
……わかっている。奴に見せつけてやろう。お前の真の姿を!)
「聖騎士変形!」
このまま、倒さんとばかりに連続で放たれるレーザーを跳んで避け、そのまま、アルファントを踏み台に更に高く跳んだ。
そして、変形を始めた。
後膝のパーツが下にスライドし、太腿が姿を現し、後蹄が変形して足となる。
前蹄が反転し、人の手が出る。
前腕のパーツが下にスライドし、二の腕が現れる。
変形途中で地面に降り、体を起こす様に立ち上がる。
脇腹がスライドして腰に、肋が展開してそこに馬の頭が収納される。
馬の頭が胸に納まり、角が左右に割れて展開する。
頸が左右に展開して肩になる。
頸が動いたことで、隠れていた角のある頭部が姿を見せる。
青白い玉に突き刺さっていたクロスサーベルが、ムーンランスに姿を変える。
「ユナイト!」
シルバーの掛け声に反応するかのように、ユナイトのバイザーに隠れた目が光った。
『へ、変形しただとォ!?』
「そう、これこそ、シルバーユニコーンの真の姿、聖騎変形ユナイトだ!」
素早い蹴りをアルファントに叩きこむ。
『グゥ、死ねぇぇ!』
「死ぬのは、貴様だ! ユナイトブレイド!」
腰から、ユニコーンの時の尾が刃となった剣を抜いた。アルファントのレーザーを剣で弾きながら、接近し、斬りつける。
『なめるなぁ!』
「ッチィ」
アルファントは振り下ろした剣を、左腕を犠牲にして受け止めて、至近距離からレーザーを撃つ。だが、ユナイトもやられてばかりじゃ無い。刺さったままの剣に力を込めてアルファントの腕を斬り落とす。
『ギャァァ!!』
「これで決める!」
シルバーが、青白い玉からランスを抜いた。それと同時にランスがユナイトブレイドの形へと変化した。シルバーとユナイトが、左手で刃を撫でる。撫でられた部分に光が宿り、それが刃全体に広がる。
右手で持った剣を振りかぶり、アルファントに向かって疾走る。
すれ違いざまに剣を振り抜き、アルファントを真二つに斬り裂いた。
そして、ユナイトが真二つとなったアルファントに背を向けたまま、シルバーとユナイトが剣をそれぞれ修めた時、アルファントは爆発した。
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「新宮さん…」
明がユナイトを珠に戻し、クロスシルバーの変身も解いた時、背後から声をかけられた。
「フェルメルさん」
「本当なら、しっかりと説得して、訓練を積んでもらって戦いに備えてもらうつもりだったのに、こんな急になってしまって、申し訳ありませんでした」
振り返った明にシルビアは、深々と頭を下げた。
その様子から、今回の事は、本当に想定外だったということがヒシヒシと伝わってきた。
「確かに怖かった。でも、シルバーユニコーンと心が同調した時、思ったんだ。
俺は、これを待っていたんじゃないかって…」
明は、シルビアの肩をたたいた。シルビアが顔を上げると、明は笑って言った。
「これから、よろしくね。フェルメルさん」
「はい!」
シルビアも笑顔で答えた。
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「ついに始まったのね…聖騎士戦隊クロスレンジャーが……」
明たちがいる場所からかなり離れたビルの屋上に一人の女性が立ち、双眼鏡で、明たちの様子を見ていた。
「それにしても……かっこよかったわね」
そう呟くと、屋上から立ち去った。
キャラクター紹介
名前:クロスシルバー
身長:197cm
体重:96kg
速さ:100mを5秒
跳躍:46m
パンチ:7t
キック:14t
属性:月
変身コード:7106
口上:夜に射す光の騎士
ポーズ:右手を上に伸ばす
乗り物:バイク(VFR-1200F)
専用武器:ムーンランス・シルバーブラスター
聖霊:シルバーユニコーン
必殺技:スパークラッシュ
ユニコーンって何色だろうと考えた際、最初に思いついたのが、シルバーだったため、シルバーになったキャラ。
某作品のユニコーンのドリルのイメージが強く、同じような円錐の武器は何があったかを考えて思い出したのが、ランスだった。