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三途の川  作者: 活呑


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三途の川の教官


三途の川の、川原。


今日も石積みをしている。

の、だ、が、一味違った。


後輩ができたのだ。

だから気分は鬼だった。鬼教官だ。


石を積ませる。

積み上がる。

俺はそれを蹴り壊す。

理由など必要ない。ここでは、鬼は理由なく石を崩すものなのだ。


俺は鬼だ。鬼になったのだ。

誰に強制された訳でも、頼まれた訳でも無い。鬼におべっかを使っている訳でも、もちろんない。ただ純粋に、ここでの生き方を(生きてたっけ?)身につけてもらうのだ。


気分は、そう、支配者!


後輩は黙って石を積み続けている。

いいぞ。

その従順さだ。

——そう思っていた。


3日後、俺は三途の川を流れていた。

後輩のドロップキックに敗北したのだ。


ドロップキックはまだ教えてないぞ、後輩よ…。


俺はまだ鬼にはなりきれないらしい。


本物の鬼が、積み上げた石を崩しているのが見える。

後輩は再び石を積み始めた。

そうだ、その精神だ後輩よ。


俺の修行はまだまだだった。


さぁ、明日からは俺も石の積み直しだ。



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